授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30512:人文地理学(E) § 30513:(教)人文地理学(E) 2022 秋セメスター 火4 経済学部 安倉 良二 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 103号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本授業は,中学・高校の科目として「地理」を担当するに際して不可欠な人文地理学の考え方について,主に現代の日本を事例に説明する。具体的には,「人文地理学の基本-地域概念と地図の活用-」,「人口からみた地域の変容」「農業・農山村からみた地域の変容」「都市の変容」の4つを取り上げる。授業を通じて,学生は人文地理学で取り上げられるトピックがきわめて身近なところで起こっていることを理解して頂きたい。
 授業は,担当者が作成したPowerPointのスライドを基に行う。とりわけ,「今昔マップ on the web」や「地理院地図」などのWeb GIS(インターネット上での地図アプリ)を毎回の授業で活用する。それ以外にも各種の地図や表,写真を盛り込むことで臨場感をもたせた授業を展開するように心掛ける。
 なお,授業課題(コメント)に対するフィードバックは,次回授業の冒頭で全体的なコメントを述べる形で行う。
キーワード:人文地理学,地域,地図,人口,農業,農山村,都市

受講生の到達目標

1.人文地理学の基本概念を理解し,説明することができる
2.地図(とりわけWeb GIS),統計,写真を活用しながら,地域問題が起きる要因を空間的に把握できる能力を身につけることができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

ガイダンス:教職課程の人文地理学-地理教育との関わりで-

人文地理学,地理教育,地理総合,地理探求,高校地理の必修化

2

人文地理学の基本的な見方-分布・スケール・地域-

マルチスケールジオグラフィ,分布,空間的拡散,等質地域,機能地域

3

人文地理学における地図の活用(1)-主題図とWeb GIS-

主題図,統計地図,カルトグラム,Web GIS,地理院地図,今昔マップ on the web

4

人文地理学における地図の活用(2)-メンタルマップ・空間認知-

メンタルマップ,空間認知,アンカーポイント理論,ルートマップ,サーベイマップ,ケヴィン・リンチ

5

人口からみた地域変容(1)-マクロスケールからみた世界の地域問題-

人口爆発,人口転換,人口の自然増減

6

人口からみた地域変容(2)-人口ピラミッドからみた日本の地域変容-

人口ピラミッド,人口の社会増減,コーホート分析,国勢調査報告

7

人口からみた地域変容(3)-国内外の人口移動-

人口移動,移民,Uターン,Iターン,COVID-19(新型コロナウイルス)

8

人口からみた地域変容(4)・農山村の地域変容(1)-過疎化の進展と限界集落-

過疎対策,高齢化,中山間地域,限界集落,平成の大合併

9

農山村の地域変容(2)-むらおこしの展開-

リゾート開発,グリーンツーリズム,内発的発展,6次産業,農村空間の商品化

10

農業(1)-コメ問題からみた日本における農業政策の展開と地域-

農業基本法,食料・農業・農村基本法,食管制度,減反,兼業農家,稲作

11

農業(2)-農業のグローバル化と地域-

アグリビジネス,フードマイレージ,フィードロット,食料自給率

12

林業-世界の森林資源と日本の林業-

熱帯林,タイガ,用材,薪炭材,天然林,人工林

13

水産業-輸入水産物の増加と資源管理型漁業の導入-

200海里問題,資源管理型漁業,輸入水産物,エビ養殖,マングローブ

14

都市(1)-都市の内部構造-

バージェスモデル,扇形モデル,多核心モデル,エッジシティ,城下町

15

都市(2)-大型店の立地変化と中心市街地のまちづくり-

大型店,中心市街地,商店街,シャッター通り,ショッピングセンター,まちづくり,モータリゼーション

授業実施形態

1.BCPレベルが1~2の場合
 第1回目はメディア授業(オンデマンド)で第2~15回の授業は対面で行う。
2.BCPレベルが3~4の場合
 メディア授業(オンデマンド)になる。この場合,毎回の授業についてMP4ファイル(20~25分*3本程度)とそれらをまとめたPowerPointファイルを用意することで臨場感をもたせるように配慮する。

授業外学習の指示

 授業で取り上げた地域について,「Googleストリートビュー」「今昔マップ on the web」「地理院地図」などのWebGISを使って確認をしておくことと,地域トピックについて新聞,テレビ,インターネットでこまめにみることが望まれる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

 

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1.毎回の授業参加に関わる平常点(30%)
 対面授業の場合は終了時に書いてもらうコメントペーパー,メディア授業の場合は,mamaba+R上に示した課題(期限は1週間を予定)の提出による。
2.期末試験に替わるレポート(70%)
 授業内容をふまえ,人文地理学に関する基礎的な事項はもとより,授業内容と地理教育との関わりにも踏み込んだ論述を求める。 

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

本授業は,高校で地理を履修していない学生が多いことを想定して,リメディアルの性格をもたせた内容で取り組む。具体的には,地理学の研究成果も援用しながら,高校地理の資料集にある図表類もスライドで積極的に引用しながら授業を進める。また,今年度から高校において「地理総合」が必修科目となる。Web GISの活用は地理総合でも必須の項目であり,本授業におけるWeb GISの活用は,それを見据えたものである。もちろん,中学校の地理にも対応できる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

特定の教科書は使用しない。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考書については,授業で使うスライドの引用文献という形で紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html