授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16648:IR18‐ECJ304 多文化社会論Ⅱ(R) § 16649:IR-ECR304 多文化社会論(R) 2024 春セメスター 火2 国際関係学部 松坂 裕晃 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS209号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 現代の世界はグローバル化・多様化しており、北米やヨーロッパはもちろん、私たちのいる東アジア地域でも「多文化社会」という現状認識は広がりつつある。他方で、排外主義的ナショナリズムやレイシズム、ヘイトクライムも国内外で悪化しており、「多文化社会」と「自由・平等で公正な社会」とが必ずしも同義ではないことをよく表している。「多文化社会」への批判的理解を深め、差別のない開かれた世界を展望するためには、その現状や来歴を詳細に検討する作業が不可欠である。
 この授業では、グローバルヒストリーや人種・エスニシティ研究などの知見に基づき、「多文化社会」の諸概念や歴史的諸問題を議論してゆく。授業は二部構成である。第一部「多文化社会をめぐる理論と概念」では、人種やジェンダーなど、「多文化社会」を批判的に考察するための基礎的な概念を検討する。「多文化主義」をめぐる理論についても整理する。第二部「多文化社会の歴史的展開」では、「多文化主義」を国家として標榜した先駆的な事例とされているカナダ社会の歴史や現状について、日本社会との比較も意識しながら検討してゆく。

受講生の到達目標

・「人種」「民族」「ジェンダー」「植民地主義」「インターセクショナリティ(交差性)」など、多文化社会を考察するうえでの鍵概念を理解し、援用することができる。
・カナダを主な事例として、多文化社会がいかに形成され、変容してきたかを歴史的・理論的に説明できる。
・グローバルな視座から多文化社会の諸問題を批判的に検討することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション

授業概要、多文化社会に関する基礎的・歴史的議論

2

「文化」概念と文化をめぐる諸理論

帝国・植民地主義、ポストコロニアリズム、クレオール、多文化主義

3

多文化社会と人種・エスニシティ(民族)

人種・エスニシティの社会的構築性、科学的人種主義、ナショナリズム、文化と人種・エスニシティ

4

多文化社会とジェンダー

ジェンダー、セクシュアリティ、インターセクショナリティ(交差性)、フェミニズム、家父長制

5

多文化社会と障害(ディスアビリティ)

社会モデル、イギリス・アメリカ・日本における障害学、インペアメントとディスアビリティ、障害者運動史

6-14

多文化社会の事例研究

先駆的な多文化主義社会とされるカナダの歴史を主な事例として、多文化社会のあり方を考察する。

15

まとめ

日本における多文化社会の展開、「多文化共生」政策、カナダと日本の比較

授業実施形態

第1回目は、オンデマンド(ビデオ)授業にて行い、2回目以降は対面で行う予定です。

授業外学習の指示

 多くの週において、事前にリーディングをmanaba+Rにアップロードし、指定する。その場合は、授業開始までに読んでくること。レスポンスペーパーも複数回、提出を求める。
 授業中に使用する資料もmanaba+Rにアップロードするので、復習に役立ててほしい。また、授業で紹介する文献や映画、参考書に積極的に取り組んだり、関連事項について自分なりに調査したりすると、授業に関する理解がさらに深まるだろう。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

レポート:50%
レスポンスペーパー:50%(複数回実施する。詳細は授業中に指示する)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
多様性との対話 岩渕功一編著 青弓社 9784787234834
ブラック・アトランティック ポール・ギルロイ 月曜社 4-901477-26-9
カナダ人権史 ドミニク・クレマン 明石書店 9784750347295
インターセクショナリティ コリンズ、ビルゲ 人文書院 9784409241448
「白人」支配のカナダ史 細川直久 彩流社 9784779118210

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html