授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|
92040:特殊講義(イノベーション・ダイナミクス)(MA) | 2024 | 春1Q | 火6-7 | テクノロジー・マネジメント研究科 | 湊 宣明 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
受講生の到達目標
・システム思考、システム・ダイナミクスの基礎知識とテクニックを習得できる
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
---|---|
キーワード・文献・補足事項等 | |
第1回-第2回 | イントロダクション |
講義の目的、手法、スケジュール、評価方法等を説明し、講義の全体像を把握することができる。モデリング・シミュレーションの基礎について理解できる。 |
|
第3回-第4回 | システム思考と因果ループ図 |
システム思考(Systems Thinking)の基礎を習得し、複雑な問題のフィードバック構造を因果ループ図(Causal Loop Diagram)として表現できる。技術経営に関連する課題について、因果ループ図を用いて問題の発生メカニズムに対する仮説を導出することができる。 |
|
第5回-第6回 | ストック・フロー図 |
ソフトウェア(VENSIM PLE)を用いてストック・フロー図(Stock Flow Diagram)を作成することができる。指数的成長の振る舞い、目標追求の振る舞い、振動の振る舞いの構造を理解し、簡単なモデルを構築してシミュレーションを実行できる。 |
|
第7回-第8回 | S字型成長のモデリング |
ソフトウェア(VENSIM PLE)を用いてS字型成長の振る舞いを再現することができる。感染症の流行過程を再現するSEIRモデルを構築し、シミュレーション結果から将来の流行と収束の時期とレベルを予測できる。 |
|
第9回-第10回 | 市場普及のモデリング |
普及過程の代表的な数理モデルであるバスモデル(Bass Diffusion Model)を理解し、製品やサービスの市場普及予測に応用できる。耐久消費財の製品廃棄過程、消耗品の再購入過程を簡単なモデルで再現することができる。 |
|
第11回-第12回 | プロジェクト演習 |
学習した理論とモデリング技術を応用し、製品やサービスの普及過程を再現する。因果ループ図を用いて問題の発生メカニズムに対する仮説を導出し、ストック・フロー図を用いてシミュレーションモデルを構築できる。時系列データを用いてモデルの再現性試験を行い、複数シナリオによるシミュレーションを実行し、結果に基づいて将来予測をすることができる。 |
|
第13回-第14回 | 最終プレゼンテーション |
イノベーションの普及過程に関するモデリング・シミュレーションの結果をまとめ、グループとして発表できる。 |
|
第15回 | ゲスト講義 |
技術の普及過程に関するモデリング・シミュレーション研究の実践についてゲスト講師(日東電工株式会社井原輝一先生)から学ぶ。 |
授業実施形態
授業外学習の指示
成績評価方法
種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
---|---|---|
定期試験(筆記) | ||
レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
||
上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | ・課題提出 60%
|
成績評価方法(備考)
受講および研究に関するアドバイス
教科書
書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
---|---|---|---|---|
実践システム・シンキング-論理思考を超える問題解決の技法- | 湊宣明 | 講談社 | 4061573055 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html