Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
92040:Special Lecture (Innovation Dynamics) (MA) 2024 S1Q Tue6-7 Graduate School of Technology Management MINATO NOBUAKI 2

Campus

OIC/OIC

Class Venue

AC348/AC348

Language

日本語

Course Outline and Method

新技術の導入によってイノベーションが形成される普及過程を学ぶ。イノベーションは、誕生、発展、成熟、衰退といったライフサイクルを経て社会に普及する。モデリング・シミュレーションの基礎を学び、イノベーション普及の動的な挙動を解析する技術を身に付ける。新製品やサービスの普及に要する時間と軌道を予測し、市場投入を戦略的にマネジメントすることができるようになる。

Student Attainment Objectives

・モデリング・シミュレーションにより新製品やサービスの普及過程を再現し、将来市場を予測できる
・システム思考、システム・ダイナミクスの基礎知識とテクニックを習得できる

Recommended Preparatory Course

特に無し

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
第1回-第2回

イントロダクション

講義の目的、手法、スケジュール、評価方法等を説明し、講義の全体像を把握することができる。モデリング・シミュレーションの基礎について理解できる。

第3回-第4回

システム思考と因果ループ図

システム思考(Systems Thinking)の基礎を習得し、複雑な問題のフィードバック構造を因果ループ図(Causal Loop Diagram)として表現できる。技術経営に関連する課題について、因果ループ図を用いて問題の発生メカニズムに対する仮説を導出することができる。

第5回-第6回

ストック・フロー図

ソフトウェア(VENSIM PLE)を用いてストック・フロー図(Stock Flow Diagram)を作成することができる。指数的成長の振る舞い、目標追求の振る舞い、振動の振る舞いの構造を理解し、簡単なモデルを構築してシミュレーションを実行できる。

第7回-第8回

S字型成長のモデリング

ソフトウェア(VENSIM PLE)を用いてS字型成長の振る舞いを再現することができる。感染症の流行過程を再現するSEIRモデルを構築し、シミュレーション結果から将来の流行と収束の時期とレベルを予測できる。

第9回-第10回

市場普及のモデリング

普及過程の代表的な数理モデルであるバスモデル(Bass Diffusion Model)を理解し、製品やサービスの市場普及予測に応用できる。耐久消費財の製品廃棄過程、消耗品の再購入過程を簡単なモデルで再現することができる。

第11回-第12回

プロジェクト演習

学習した理論とモデリング技術を応用し、製品やサービスの普及過程を再現する。因果ループ図を用いて問題の発生メカニズムに対する仮説を導出し、ストック・フロー図を用いてシミュレーションモデルを構築できる。時系列データを用いてモデルの再現性試験を行い、複数シナリオによるシミュレーションを実行し、結果に基づいて将来予測をすることができる。

第13回-第14回

最終プレゼンテーション

イノベーションの普及過程に関するモデリング・シミュレーションの結果をまとめ、グループとして発表できる。

第15回

ゲスト講義

技術の普及過程に関するモデリング・シミュレーション研究の実践についてゲスト講師(日東電工株式会社井原輝一先生)から学ぶ。

Class Format

対面講義を原則とする

Recommendations for Private Study

前半はモデリングの個人課題があります。後半は少人数グループによるプロジェクト演習があります。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

・課題提出 60%
・最終発表 40%

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

受講生は個人パソコンに専用ソフトウェアをインストールして毎回教室に持参し、講義中の演習及び課題を行う必要があります。Vensim® Personal Learning Edition (Vensim®PLE) をダウンロードしてください。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
実践システム・シンキング-論理思考を超える問題解決の技法- 湊宣明 講談社 4061573055

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

国際システム・ダイナミクス学会:http://www.systemdynamics.org/
日本システム・ダイナミクス学会:http://j-s-d.jp/

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Talk with Students

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【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html