授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12903:[2025 秋セメスター]IR18‐EAJ204 国際法Ⅱ(R) § 12904:IR-EAR204 国際法Ⅱ(R) 2025 秋セメスター 金1 国際関係学部 湯山 智之 2

キャンパス

衣笠

授業施設

明学館MG002号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 国際法の基本問題の中でも最も歴史のある主権国家に関する諸問題(「国家機関とその地位」)と空間秩序(「国家領域」、「海の国際法」、「空の国際法」および「国際化地域」)について、その伝統的構造ならびに今日的課題を検討する。
 本科目は対面授業で行う。課題や試験に対するフィードバックはコースツールにおいて行う。

【+R授業について】
 第14回授業の前または後にコースツールのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずコースニュースを確認すること。

受講生の到達目標

 学生は、以下の諸問題について理解できるようになる。
・主権国家に関する諸問題
・国際社会の空間秩序に関する法的諸問題

事前に履修しておくことが望まれる科目

 法律学に関する科目(法学、憲法など)を履修しておく(または平行して履修する)ことが望ましい。
 国際法Ⅰを履修したことを前提に講義を行うので、未履修の学生は、あらかじめ教科書の該当部分(東信堂『国際法』の第1章、第2章、第4章1~2、第5章1~5及び第7章、または有斐閣『国際法』の第1章、第2章、第4章及び第7章)を読んでおくこと。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

国家機関の地位(1) 政府・主権免除(第6章1・2、第7章3(2))

政府承認 絶対免除主義 制限免除主義

2

国家機関の地位(2) 外交特権(第6章4(1))

代表説 機能説 ペルソナ・ノン・グラータ

3

国家機関の地位(3) 領事特権・その他の国家機関の特権免除(第6章3・4(2))

領事特権 国家元首 外国軍隊

4

国家領域(1) 領域の概念(第8章1・2)

領域主権 客体説・空間説 領域使用の管理責任 

5

国家領域(2) 領域の得喪(第8章3(1)~(3))

領域権原 無主地先占 黙認の法理

6

国家領域(3) 日本の領域(第8章3(4))

カイロ宣言 ポツダム宣言 サンフランシスコ平和条約

7

海の国際法(1) 総論・海洋法の歴史(第10章1~2)

海洋自由論 着弾距離説 国連海洋法条約

8

海の国際法(2)  領海・内水・接続水域(第10章3(1))

領海基線 無害通航権 船種別規制

9

海の国際法(3)  公海・国際海峡(第10章3(2)(3))

旗国主義 海賊行為 継続追跡権

10

海の国際法(4) 排他的経済水域・漁業資源の保護・大陸棚・深海底(第10章4)

排他的経済水域 大陸棚 深海底

11

空の国際法(1) 空域(第11章1・2)

領空侵犯 防空識別圏 ハイジャック

12

空の国際法(2) 宇宙(第11章3)

平和利用 宇宙物体 国家への責任集中

13

国際化地域(第9章)

国際河川 国際運河 南極

14

まとめと今後の展望

国家機関の地位 空間秩序 【+R授業】(詳細はコースツールを参照)

授業実施形態

 すべての授業回において原則として対面授業により実施する。+R授業はビデオ・オン・デマンド授業により実施する。

授業外学習の指示

 事前に教科書の該当部分を通読しておくこと(理解できなくても構わない。授業スケジュールには教科書〔有斐閣Sシリーズ〕の対応する章を記載している)。
 各章の初めにレジュメを配布する(コースツールにもアップロードする)ので事件や条約などについてはあらかじめ確認しておくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 50

 すべての到達目標に対応して、若干の小問(語句説明、空欄補充、選択式など)と論述問題1問を出題し、国際法の内容と考え方が修得できているかという観点から到達目標の達成度を評価する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

 到達目標すべてに対応して、いくつかの課題を出題し、その達成度を評価する。
 定期的に複数回ミニ・レポート(コミュニケーションペーパー)を実施し、授業の理解度を確認する(20%) 。
 また、講義で得られた知識や考え方を深めてもらうため、レポートを課す(30%)。
 詳細は授業内でアナウンスするとともに、コースツールで連絡する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 国際法は、国内法に比べて日常生活のどこに隠れているかがわかりにくい学問である。「国際法の観点から見たらどうなるだろう」という問題意識をもって日々の新聞報道やニュースに触れることを期待する。
 各章の最初に「レジュメ」を配付する(コースツールにもアップロードする)ので、受講前に各自該当箇所を確認しておくことを推奨する。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ベーシック条約集 浅田正彦 東信堂
国際法(Sシリーズ・第5版) 松井芳郎ほか 有斐閣
国際法(第6版) 浅田正彦(編) 東信堂

教科書(使用頻度、その他補足)

 条約集は、授業中、条文を参照するのに用いるので、毎回必ず手元に用意すること。最近のものであれば最新版でなくてもかまわない。他の出版社の条約集でもかまわないが、授業では『ベーシック条約集』の最新版を使用するので留意されたい。なお、定期試験に持ち込みが認められるのは、指定条約集(基本的に『ベーシック条約集』または有斐閣『国際条約集』)に限られる。  『国際法(有斐閣Sシリーズ)』と『国際法』は、授業で直接使用することはないが、予習・復習用に活用してもらいたい。いずれか1冊を入手することを推奨する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
判例国際法(第3版) 薬師寺公夫ほか(編) 東信堂 国際法の判例集(収録判例数が多い)
国際法判例百選(第3版) 森川幸一ほか(編) 有斐閣 国際法の判例集
国際法基本判例50(第2版) 杉原高嶺・酒井啓亘(編) 三省堂 国際法の判例集(コンパクトにまとまっている)

参考書(使用頻度、その他補足)

 上記の判例集は、講義中に言及する事件について、さらに詳細を知りたい場合に参照してもらいたい。

参考になるwwwページ

 国際法Iのシラバスの該当箇所を参照。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/