Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14284:[2025 Spring]Civil Law Ⅰα (JC) 2025 Spring Mon2 College Of Law,College Of International Relations USUI YUTAKA 2

Campus

KIC

Class Venue

ZONSHINKAN ZS207

Language

Japanese

Course Outline and Method

① 本授業では、民法入門と民法第一編「総則」の前半部分(詳細は授業スケジュール参照)とが中心となる(ただし、一部前半部分(「法人」)については秋学期の民法Ⅰβで扱うことになる)。民法のなかでも総則部分は、民法全体に共通する問題を扱っていて、それだけに全体に抽象的な民法のなかでも、特に抽象度が高く取っつきにくいことから、初期法学教育にふさわしい教授法に関する工夫がもっとも積み重ねられてきた部分でもある。私もこれまでの先人の工夫に学びながら、できるだけ具体的な設例を用いて、分かりやすい授業に努めていきたい。

② 授業内容等に関する質問は、原則として授業前後に直接対面でのみ受け付ける。

③ 授業時間外に実施する課題については、指定の期日までに必ず提出してください。なお課題に対するフィードバック(講評)については、授業時間内に口頭で、定期試験に対するそれについては、全体講評という形で行うつもりである。

 なお、以下の「授業スケジュール」については、担当教員が開講直前の春期休暇中に精査することにより一部内容や順序に変更が生じることもありうるが、あらかじめご了解いただきたい。

Student Attainment Objectives

本講義の対象となった民法第一編「総則」の諸制度、それに関する法律概念・用語・条文を正確に理解することができること。
上記に関する判例・通説等の見解・基本問題を幅広く論理的に理解することができること。
以上の理解を踏まえて、応用問題(とくに事例問題)にも正確な法的判断を下すことができること。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

授業のガイダンス、民法入門①――民法典の構造、民法総則の位置づけ

公法と私法、一般法と特別法、実体法と手続法、パンデクテン体系
なお「【+R授業】はManaba+Rを参照」。

2

民法入門②――民法の指導原理 (1条、2条)など

4つの民法の基本原則、私権の種類と分類、公共の福祉、信義誠実の原則、権利濫用の禁止

3

自然人①――権利能力、胎児の法的地位、意思能力

私権の主体、権利能力平等の原則、権利能力の始期と終期、意思無能力

4

自然人②――行為能力 (総論、未成年)

制限行為能力者制度の4類型「未成年、後見、保佐、補助」、未成年者

5

自然人③――行為能力 (後見、保佐、補助)

成年後見制度、成年後見の公示制度

6

自然人④――任意後見制度、制限行為能力者の相手方の保護

任意後見制度、制限行為能力者の詐術

7

住所、不在者の財産管理、失踪宣告、同時死亡の推定

住所、普通失踪と特別失踪、失踪宣告の取消しと第三者、同時死亡の推定

8

法律行為①――法律行為総論、法律行為の解釈

私的自治・法律行為自由の原則、法律行為と意思表示、法律行為の種類、法律行為の解釈

9

法律行為②――強行規定と任意規定、公序良俗

法律行為の成立要件と有効要件、公序良俗(違反)の類型、動機の不法

10

法律行為③――意思表示、心裡留保、虚偽表示

意思表示の構造、意思主義と表示主義、心裡留保、虚偽表示、善意の第三者保護(94条2項)

11

法律行為④――錯誤

表示の錯誤と基礎事情(いわゆる動機)の錯誤、動機の錯誤をめぐる判例の変遷、錯誤の重要性(主観的因果関係と客観的重要性)、「表意者の重過失」問題、錯誤取消しの効果、錯誤と契約不適合、錯誤と和解

12

法律行為⑤――詐欺・強迫、意思表示の効力発生時期

意思決定自由の侵害、違法な欺罔行為、沈黙による詐欺、二段の故意、第三者による詐欺・強迫、詐欺・強迫による取消しと第三者、到達主義

13

法律行為⑥――94条2項の類推適用

権利外観法理・信頼保護制度、意思外形対応型と非対応型、類推適用の限界

14

物

不動産と動産、主物と従物、元物と果実
(なお時間的に余裕があれば消費者契約法に言及する可能性あり)

Class Format

本授業は、第1回授業も含めて、対面授業の方法により実施する(ただし【+R授業】を除く)。

Recommendations for Private Study

可能であれば予習をするのが望ましいが、とにかく授業内容を思い返してしっかりと理解できているかについて、提供レジュメ等や指定教科書等を使って確認しながら復習してください。その際、六法をめくって、出てきた条文も読んで確認してください。(配布予定のレジュメには「調査」など項目の掲載も予定しているので)とにかく教員の指示に従い随時しっかりと行っていただきたい。
なお、課題については必ずしっかりと取り組んで、現在の自分自身の到達度を把握し、今後の予習・復習に生かして欲しい。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 80

本授業で学習した民法第1編「総則」の諸制度・規定、関連する法概念、判例・学説の見解等を正確に理解し、習得した知識をもとにして一定の法的思考を行うことができるかどうかが基準となる(「到達目標」欄も参照のこと)。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
20

課題の回数は「1回」を予定しており(回数に変更があるときは別途、案内する)、実施方法等は、授業中にアナウンスする。

Grade Evaluation Method (Note)

受講態度の悪い者については、減点を行うことがあるので、十分注意していただきたい。

Advice to Students on Study and Research Methods

上記「授業外学習の指示」に従って勉強してください。
また分からないことがあれば、恥ずかしからず、本授業に配属の予定されているTA・ESに質問等をすることをオススメする。
なお授業では、六法と指定教科書は適宜参照するので、常に持参すること。条文に慣れるときわめて重宝するので、面倒くさがらずに必ず六法をめくること。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
新プリメール民法1 民法入門・総則〔第3版〕 中田邦博=後藤元伸=鹿野菜穂子 法律文化社 9784589042316

Textbooks (Frequency of Use, Note)

教材・資料については、担当者が独自に作成したものと、指定教科書を併用する。詳細については、初回授業時に説明する。

Reference Books

Reference Books (Frequency of Use, Note)

新しい参考書が複数出版されることが予想されるため、詳細は初回講義時に紹介するつもりである。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

Other Comments

レジュメ等は、初回の授業において教室での配布を考えている。詳しくは、初回授業で案内する。
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