授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
35709:社会学入門(G1) 2024 春セメスター 水4 経済学部,食マネジメント学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 金澤 悠介 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 304号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 我々は生活する中で、自分と考えや価値観が異なる人たちとコミュニケーションをとることがあります。大学の授業やサークルでは出身地や価値観が異なる人とも一緒に会話しなければなりませんし、バイトでは年齢や役職(地位)が異なる人と作業しなければなりません。自分と異なる他者とのコミュニケーションはなかなか大変ですが、社会学は長い歴史の中でそのような他者とうまく付き合っていくための技法を蓄積してきました。
 この授業は、身近な事例に基づきながら、社会学の基本的なトピックを「他者の考えを理解する」・「価値観が変化するメカニズムを理解する」・「いろいろな人がコミュニケーションすることで生じる結果を理解する」という観点から説明します。
 まずは社会学の方法(第2・3回)について説明したあとに、受講生がライフコースの中で経験するであろうさまざまなトピック(自分らしさ、家族、労働と企業、地域社会、政治、国際社会)をとりあげ社会学の考え方を説明します。

受講生の到達目標

 この授業の到達目標は次の2つです。
1.社会学の基本的なトピックを学習することをつうじて、社会学の基本的な考え方(「他者の考えを理解する」・「価値観が変化するメカニズムを理解する」・「いろいろな人がコミュニケーションすることで生じる結果を理解する」)を身につける。
2.社会学の基本的な考え方を習得した上で、自身が経験するさまざまなイベント(特に、家族・友人関係・仕事といったコミュニケーションが問題となるイベント)を社会学的に解釈できるようになる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 この科目は教養科目であるため、事前に履修しておく科目はありません。ただし、自分の学部の基礎的な科目は履修しておくことが望ましいです。自分の学部が専門とする学問と社会学の違いを考えることで、社会学をより良く理解できるようになります。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション:なぜ社会学を学ぶの?

社会学、多様化する社会

2

社会学の方法Ⅰ:比較という方法

常識を疑うための比較、比較のための方法論

3

社会学の方法Ⅱ:人々の考えを聞くための調査法

社会調査法、質的調査、量的調査

4

自己の社会学:私はA型なので、几帳面ですよ(笑)

自己と自我、行為と演技、予言の自己成就

5

性別の社会学:男性は仕事?女性は家庭?

ジェンダー、性別役割分業とその変化

6

家族の社会学Ⅰ:ドラえもんは野比家の家族?

制度としての家族、家族の歴史、家族の多様化

7

家族の社会学Ⅱ:人付き合いが苦手な私でも結婚できるでしょうか?

未婚化、親密圏の変容、再帰的近代化

8

教育の社会学:学歴が生み出す格差、学歴を生み出す格差

人的資本、シグナリング、機会と結果の不平等

9

働きかたの社会学:変わる日本の働きかた?

日本的雇用慣行、就職活動の歴史

10

組織の社会学:お役所仕事が非効率な理由

官僚制の順機能と逆機能、ルール支配の意図せざる結果

11

都市と村落:不便だけど人情あつい田舎?便利だけど冷たい都会?

ゲマインシャフトとゲゼルシャフト、強制的関係と選択的関係

12

少子高齢化時代の都市と村落:繁栄する都市?衰退する地方?

人口集中と過疎化、地方消滅と地方創生

13

政治の社会学:パラドクスだらけの投票制度?

フリーライダー問題、自由からの逃走、権威主義的パーソナリティ

14

グローバル化の社会学:スタバのコーヒーを飲みながら京都観光

グローバル化と国際移動、脱埋め込みと再埋め込み

15

多様な他者とともに生きるために:社会学は何ができるの?

他者理解の手法としての社会学、多文化共生

授業実施形態

第1~15回を対面授業で実施します。

授業外学習の指示

 講義内容の理解を深めるために、この授業ではレポート課題を2回課します(分量はA2×2枚以上。詳細は講義内で指示)。レポートでは、講義で説明した社会学の概念を使って、自分なりの社会学的分析を行ってもらいます。社会学の考え方を身につけるもっとも簡単なやり方は自分でじっさいに分析してみることです。毎回の講義で、レポート課題にとりくむためのヒントを提示しますので、そのヒントと講義内容をもとに、さまざまな題材(自分の体験、時事ニュース、小説やマンガのストーリーなど・・・)を対象にして社会学的分析をしてみてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

レポート課題(2回):100%=50%✕2回

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 社会学の考え方の多くは我々の日常的な経験がもとになっているので、授業では身近な事例をもとに社会学の考え方を説明していきます。また、「授業外学習の指示 / Recommendations for Private Study」でも書きましたが、社会学の考え方を身につける一番の近道は身近な事例を自分なりに分析してみることです。レポート課題は社会学を効率的に習得するのに役に立ちますので、積極的に取り組んでください。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 特に指定しません。授業は配布資料で行いますが、配布資料は事前にmanaba+Rにアップロードしておきます。事前にダウンロードした上で、講義までに目を通しておいてください。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
Do! ソシオロジー―現代日本を社会学で診る―(改訂版) 友枝敏雄・山田真茂留(編) 有斐閣 9784641124967
社会学の考え方 ジグムント・バウマン&ティム・メイ(著)、奥井智之(訳) ちくま学芸文庫 9784480097460
社会学 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志 有斐閣 9784641053700
21世紀を生きるための社会学の教科書 ケン・プラマー(著)、赤川学(監訳) ちくま学芸文庫 978-4480510310

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html