授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
11153:コンテンツ産業論(W) 2023 秋セメスター 木2 映像学部 細井 浩一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

末川記念会館SK101号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
コンテンツ産業の成立と現状を概観し、知的創造産業、情報産業としてのコンテンツ産業の特異な性格について理解する。特に将来のコンテンツビジネスの中核になると考えられる「デジタルコンテンツ」については、音楽や映画、ゲーム等の従来型の制作物だけではなく、ソーシャルゲーム、メタバース(Metavers)、拡張現実(AR)、ユーザー制作コンテンツ(UGM)、電子書籍など、新しいコンテンツビジネスの動向についても取り上げつつ、コンテンツ産業に固有のビジネスプロセスとビジネスモデルを理解する。また、そこから企画創造からマーケティング、知財管理にわたるビジネスプロセスにおけるマネジメントとプロデューシングの特徴が、コンテンツ産業の特異な産業構造を成立させていることを学び、特に、地域のコンテンツビジネスを素材としながら、「コンテンツビジネスの外延と拡散」の現実と課題について概説する。

受講生の到達目標

アメリカや日本の多くのケースを検討しながらコンテンツ分野およびその産業の本質を考え、社会的なデジタル環境下での経営環境とそこにおいて有効なビジネスモデルを理解する力、さらにはそれを自らデザインする力を養う。また、総じて、いわゆるコンテンツ産業と呼ばれているビジネスの本質的な特性が人間の創造力に源泉をもつ特異な産業であることを理解し、世界各国それぞれの独自性と歴史に依拠する「創造産業」と呼ぶべき存在であることを理解できる力を身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

Introduction

本講義の目的と内容をイメージするためのイントロダクション。この講義の獲得目標と受講生の学習目標のすりあわせ、講義の進め方の特徴、評価基準とポリシーの提示、講義用Webシステム「コンテンツ産業論」の特徴と操作について、などを説明する。また、本講義が対象とする現代の「コンテント」の広がりと深化(進化)について解説する。

2

unit1: コンテンツ産業の現状
a: コンテンツ産業の現状と特徴:その1

経産省の調査統計資料に基づいて(1)コンテンツ産業とはなにか、(2)コンテンツ産業分析の基礎と方法、(3)コンテンツ産業とデジタルコンテンツ産業の構造について概観する。

3

unit1: コンテンツ産業の現状
b: コンテンツ産業の現状と特徴:その2

前回にひきつづき、(4)市場規模と経年変化、(5)経済波及効果の意味と内容による区分、およびそれを加えたコンテンツ産業の総付加価値算出について概観するとともに、現在の日本コンテンツ産業の特異点=「ライブシフト」について考察する。

4

unit1: コンテンツ産業の現状
c: コンテンツ産業の現状と特徴:その3

前回にひきつづき、(5)現在の日本コンテンツ産業の特異点について考察する。

5

unit2: コンテンツ産業の動態(ダイナミズム)
a: コンテンツ産業の動態:その1

・現在の日本コンテンツ産業の全体像
・コンテンツビジネスの現場と現実(出版とテレビ)

6

unit2: コンテンツ産業の動態(ダイナミズム)
b: コンテンツ産業の動態:その2

・コンテンツビジネスの現場と現実(放送と通信)
・コンテンツビジネスのダイナミクスの源泉
・クロスメディア・経済効果・経済波及効果

7

Halfway Meeting

・本講義前半のまとめと中間検証レポートについて

8

unit3 コンテンツ産業の輪郭
a: コンテンツ産業の拡張

・コンテンツ産業の輪郭=中核・拡張・拡散
・コンテンツ産業の「拡張」とは何か

9

unit3 コンテンツ産業の輪郭
b: コンテンツ産業の拡散

・コンテンツ産業の「拡散」とは何か
・コンテンツ産業の「拡散」とその把握

10

unit4 コンテンツ産業の循環:普遍と革新
a: コンテンツにおける”普遍”

・コンテンツ(表現のビジネス)における「普遍」
・ケース分析:鬼滅の刃における”手負事”

11

unit4 コンテンツ産業の循環:普遍と革新
b: コンテンツにおける”革新”

・コンテンツ(表現のビジネス)における「革新」
・ケース分析:マリオはなぜジャンプするのか

12

unit5 コンテンツ産業の未来
a: メタバースの歴史と現在

・ケース分析:メタバース(仮想空間)とは何か

13

unit5 コンテンツ産業の未来
b: メタバースと文化資源

・ケース分析:文化資源アーカイブの意義と役割

14

Guest Lecture

・本講義のトピックに関わるゲスト講義

15

Closing

・講義の総括+フォローアップ
・レポート試験と成績認定について

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

【BCP レベル1~2】
(対面授業)
対面授業で実施します。

【BCP レベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

Webを活用した授業として「manaba+R」を通じて、毎回の講義レジュメ、スライド、関連文献、参考URL のリンクなどを提示するので、講義前にそれらに目を通した上、必要な事前学習を行うこと。

http://www.hosoik.net/class2/index.html

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1)授業に対する積極的な参加姿勢、各回における課題あるいはエクササイズの提出物および取り組み姿勢などを評価する(45%)

2)講義前半の内容に関する中間検証課題に取り組み、コンテンツ産業についての基礎的な概念や特徴をどの程度理解したか、またそれについて論じることができるかについて評価する(25%)

3)講義の全体的な内容に関して、コンテンツ産業についての発展的な課題に取り組み、提出されたレポートについて講義内容の理解の程度、自分自身の言葉によって論じているか、他の産業領域とコンテンツ産業の相違を理解しているか等の観点から評価する(30%)

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

単位の授与は以下の評価基準とポリシーに基づいて行われます。成績評価は、この講義において学んだこと、身についた知識や能力、意識の変化などを全体としてアセスメントすることを 基本とします。したがってグレーディングは減点型ではなく加点型になります。「講義の獲得目標と個人それぞれの 目標へのステップをうまく一致させるためのインセンティブシステム」として成績評価を理解して下さい。ただし、現行の大講義の許容人数では、あまりきめ細かな加点型の配点を組み合わせるのは無理がありますので、中間検証課題やレポートのウェイトが高くなっています。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ファミコンとその時代:テレビゲームの誕生 上村雅之・細井浩一・中村彰憲 NTT出版 978-4757170469
アーカイブ立国宣言::日本の文化資源を活かすために必要なこと 吉見俊哉他 ポット出版 978-4780802139
地方は活性化するか否か: マンガでわかる「地方」の これから こばやし たけ Gakken 978-4054062931
メタバース未来戦略 久保田瞬・石村尚也 日経BP社 9784296112425
The Metaverse Matthew Ball Liveright 9781324092032

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

「講義専用ウェブサイト:コンテンツ産業論」
http://www.hosoik.net/class2/index.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

講義のレジュメ、スライド、アサインメント(課題)、ポリシー、スケジュール、関連文献・URL のリンクなどは、Webを活用した授業として「manaba+R」の講義ページからアクセスできるようにしています。また定性的な講義関連情報の一部については「講義専用ウェブサイト:コンテンツ産業論」(下記URL)を通じて提示しますので、受講生は常時チェックできる環境を準備すること。

http://www.hosoik.net/class2/index.html


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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/