授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
14280:[2025 秋セメスター]憲法Ⅱ(人権) (JB) 2025 秋セメスター 月1,火3 法学部 大西 祥世 4

キャンパス

衣笠/衣笠

授業施設

存心館ZS201号教室/存心館ZS207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

○ 違憲審査制と、日本国憲法の基本原理の1つである人権保障の分野(第3 章「国民の権利及び義務」)ついて、憲法解釈における諸問題を概説する。とくに、人権保障の分野については、人権重要な憲法判例の紹介を織り交ぜながら重点的に解説する。個別の論点について基本原理の相互関係を検討し、全体を通じて日本国憲法に基づく権利と権力の基本的な関係を把握することを主眼とする。
○ この講義は、対面授業の方法により実施される。

受講生の到達目標

日本国憲法の基本原理である人権保障と、違憲審査制について、専門的な学識の基礎を着実に習得し、主要な学説や判例について主体的かつ批判的に検討し、それらを通じて獲得された学識を論理的な文章で説明できる程度に、日本国憲法を使いこなせるようになる。
*具体的な目標
(1)知識、理解
 ○ 権利や法律とは何かについての基本的な考え方を身につけ、関連する憲法および関係法令の条文を用いて説明することができる。
(2)思考、判断
 ○ 何か「困った」「理不尽な扱いを受けた」と思ったときに、それが「自分のわがまま」として受け止めるものなのか、それとも人権保障の課題なのかを見極める力をつけることができる。
 ○ 人権の「裁判的保障」と「政治的保障」のちがいを理解し、説明することができる。
 ○ 人権について、その歴史、学説、判例に依拠して説明することができる。
(3)関心、意欲
 ○ 人権保障や差別撤廃に関する課題について、通説および少数説を用いて批判的に思考し、論じることができる。
(4)技能、表現
 ○ 今日の社会の課題に興味、関心をもち、それらについて自ら調べ、憲法学のさまざまな考え方を用いて考察する態度を持つことができる(リーガル・マインド)。
 ○ 将来のキャリア形成につながる試験等に向けて、自ら勉強を進めるための基礎学力を身につけることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

立憲主義と民主主義

国家とは、憲法の意味、近代立憲主義、民主主義
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

参政権

選挙権、被選挙権、公務就任権

3~5

違憲審査制、憲法訴訟

違憲審査制の意義、性格、主体、対象、方法
司法積極主義・消極主義、違憲判決の効力

6~9

基本的人権・総論

基本的人権の原理、人権の内容、享有主体、基本的人権の限界、公共の福祉、私人間効力

10

日本国憲法の現代的意義

人権の「裁判的保障」と「政治的保障」

11~12

包括的基本権

幸福追求権、自己決定権、プライバシーの権利

13~14

法の下の平等

平等原理、合理的差別

15

家族と憲法

結婚、子ども、SOGI

16~21

精神的自由

思想・良心の自由、信教の自由、学問の自由、表現の自由
【+R授業】信教の自由

22~23

経済的自由

職業選択の自由、居住・移転の自由、財産権の保障

24~26

社会権

生存権、教育を受ける権利、労働基本権

27

人身の自由

奴隷的拘束からの自由、適正手続

28

国務請求権

請願権、裁判を受ける権利

授業実施形態

教室での対面形式を原則に実施する。

授業外学習の指示

予習・復習として、教科書の該当部分を読んでください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

授業内容が理解され、それらを元に自ら検討できるかどうかを問います。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

manaba+Rにて複数回(原則として講義2~3回につき1回実施)行う、論点の定着を促す復習問題への回答

成績評価方法(備考)

定期試験が実施できない場合は、定期試験に代えて定期試験期間にオンラインで試験を実施します。

受講および研究に関するアドバイス

(1)講義の進め方
 ○ レジュメを用います。授業中にノートをとってください。
 ○ シラバスの通り進行しない場合は、適宜調整します。
 ○ 授業中や授業終了後の復習として適宜(目安:講義2~3回に1回)、オンラインにより、受講者が憲法の課題について自ら考察する機会を設けます。回答のため、PCなどを持参してください。
 ○ 教科書は予習・復習に積極的に用いてください。
 ○ 第1回の講義にて、受講にあたってのヒントや留意点を説明しますので、とくに出席した方がよいと思います。
(2)発展的な学修
 ○ 自分なりに勉強の計画を立てたり、新聞等からも現実の社会における課題を検討したりすると、授業内容の理解がより深まります。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
憲法(第8版) 芦部信喜、高橋和之補訂 岩波書店

教科書(使用頻度、その他補足)

第8版は、2023年9月に発売。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
憲法演習サブノート210問 宍戸常寿、曽我部真裕編著 弘文堂 978-4-335-35861-6
法を学ぶ人のための文章作法(第2版) 井田良ほか 有斐閣
憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ 長谷部恭男ほか 有斐閣

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、講義中に紹介した文献

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/