授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13063:[2025 春セメスター]IR18‐ECJ308 表象文化論(R) 2025 春セメスター 水1 国際関係学部 池田 淑子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
4⽉1⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。

この授業は、日米映画に構築される他者表象および核表象の分析を通して、日米両国のナショナル・アイデンティティの構築や核をめぐる言説について理解することを目標とする。文化、表象および記号の概念、カルチュラル・スタディーズやポストコロニアル理論に言及しながら、人類学的解釈的アプローチを用いてテクスト分析を行う。日米相互の他者イメージおよびセルフイメージ、そしてゴジラをテーマに、時代と文化・社会が異なる映像を取り上げ、比較分析をする。講義とグループワークとの組み合わせによって(受講人数により変更する可能性あり)、理論および個別の文化現象の理解を深め、さらに表象と文化間のダイナミックな相互作用を考察する。 評価は、形成的評価および総括的評価により行う。小テストおよびレポートの講評によってフィードバックを行う。

受講生の到達目標

1. 表象とは何か、文化とは何か、そしてテクストとコンテクストの関係を理解することができる。
2. 分析ツールとしての諸理論を理解し、それらを用いて文化現象を分析することができるようになる。
3. 異なる文化現象の中に潜む歴史的、政治的、社会的なさま ざまな力学(コンテクスト)を考察し、異なる文化間およ び国家間の理解を進め、国際社会が直面する問題について 文化理解の側面から掘り下げて検討することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

「比較文化論」「カルチュラル・スタディーズ」

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

イントロダクション
文化とは何か

歴史学的アプローチ、社会学的アプローチ
日本人の表象:アメリカのプロパガンダ映画、Why We Fight Series, "Battle of China"(1944),

2,3

人類学的アプローチ
プロパガンダの表象:敵と味方の表象、他者のステレオタイプ

アメリカのプロパガンダ・アニメーション、"You're a Sap, Mr. Jap"(1942)”
日本のプロパガンダ映画:『あの旗を撃て』(1944)
日本のプロパガンダ・アニメーション:『桃太郎 海の神兵』(1945)

4,5

将校と日本兵の表象

『戦場に架ける橋』(1957)『パール・ハーバー」(2001)『父親たちの星条旗』(2006)『硫黄島の戦い』(2006)『シャンハイ』(2011)『不屈の男 アンブロークン』(2016)

6

表象とは何か

表象の変容と感染、テクストとコンテクスト、国際社会と日米関係

7,8

日本女性の表象

エキゾチシズムとオリエンタリズム、占領と支配、”Madam Butterfly”, 『サヨナラ』(1957)、『SAYURI』(2005)

9

表象のアンビヴァレンス

ホミ・K・バーバ、『ガン・ホー』(1986)『ブラック・レイン』(1989)『ライジングサン』(1993)

10

日系移民の表象とサムライの表象の変容

記号とは何か
"Come See the Paradise"(邦題『愛と悲しみの旅路』(1990) "The Karate Kid"(『ベスト・キッド』(1984), ”Last Samurai"(『ラストサムライ』(2003), 自己批判的機能

11,12

不在のアメリカ人表象、占領と戦後をめぐる表象

『魔法のペン』『ムクの木の話』『長崎の歌は忘れじ』『ゴジラ』(1954) 占領と検閲『壁あつき部屋』(1956)『日本列島』(1965)

13

戦後日本の表象

『人間の証明』(1977)『瀬戸内少年野球団』(1984)、

14

核と怪獣表象ーアダプテーションとグローバリゼーション

『怪獣王ゴジラ」(19569『ゴジラ』(1984)『ゴジラ対キングギドラ』(1991)『シンゴジラ』(2016)、『ゴジラー1.0』(2023)
消費する記号

授業実施形態

 全て対面授業で行われます。

授業外学習の指示

課題・宿題を課す場合は、授業およびmanaba + Rにおいてガイドラインなどによって指示する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業で提出する小課題もしくは小テストなど 30%、パワーポイントで作成・提出・報告するグループ・プレゼンテーション 30%
課題レポート 40 %

成績評価方法(備考)

小課題とは、予習として次週に扱う文献を購読する、もしくは映画を鑑賞し、100-300字でその要旨を整理するものである。小テストとは、授業で学習した内容をよく理解しているかを問うものである。ともに自分で考える力があるか、また、批判的な視点を持っているかなどを基準とする。
課題レポートについては、学んだ知識と自らの視点をもとに表象を選択し、論理的および批判的に分析できているかなどを基準とする。

受講および研究に関するアドバイス

批判的な目で映像の意味そして役割を見てみよう!

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

manaba + R にて指示する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
文化の解釈学 I・II C.ギアーツ 岩波現代選書 00-004788-
文化の読み方/書き方 クリフォード・ギアーツ 岩波書店 978-4-00-028557
文化の場所 ホミ・K・バーバ 法政大学出版局 978-4-00-028557
表象は感染する ダン・スペルベル 新曜社 4-7885-0778
敗北を抱きしめて ジョン・W・ダワー 岩波書店 4-00-024402-
映画に見る日米相互イメージの変容 池田淑子 大阪大学出版会 10: 4872594665

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

インターネット・ムービー・データ・ベース(IMDb)
https://www.imdb.com/


授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/