Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
30142:Molecular Biology (MB) 2024 Spring Tue2 College of Life Sciences SHIRAKO SAKI、NISHIZAWA MIKIO 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning102

Language

日本語

Course Outline and Method

 生物の遺伝情報は化学的に安定なDNAの塩基配列として保存されている。生物が生命活動を行う際には、DNAの情報をRNAやタンパク質に変換する過程、すなわち「遺伝子の発現」が必要となる。本講義では、DNAの塩基配列情報がどのようなメカニズムとタイミングでタンパク質へと変換されるのかを解説し、生命現象を分子レベルで理解するための基礎を形成する。
 授業は講義を中心とする。講義では、前回の講義の復習をしてから、新しい内容についての講義を行う。理解を深めるため、講義中には適宜、講義内容に関する質問を行う。順次、講義内容をmanaba+Rにアップロードするので、この資料を見ながら講義を聞くことにより、内容の理解を深めることができる。課題レポートは講義内容に即した内容に関するものである。それぞれの講義内容の理解を確認するために小テストを行う。

本科目の授業実施形態:対面

Student Attainment Objectives

1.遺伝情報を担う分子であるDNAとRNAの構造と働き、生合成、分解を説明できる。
2.ゲノムと遺伝子、染色体の構造およびそれらの関係について説明できる。
3.DNAからRNAへの転写、RNA からタンパク質への翻訳の過程を含めたセントラルドグマについて説明できる。
4.DNAの複製、変異、修復の過程について説明できる。
5.遺伝子多型、一塩基変異(SNPs)が機能におよぼす影響について概説できる。
6.組換えDNA技術の概要を説明できる。
7.ゲノム情報の利用、ゲノム創薬の流れについて説明できる。

Recommended Preparatory Course

生物科学1, 2、生化学1
(特にDNAやRNA、遺伝子/タンパク質発現に関する内容)

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1/西澤

授業の概要と導入(教科書「わかりやすい分子生物学」の序章)

授業内容の説明、分子生物学の定義、分子生物学の歴史(メンデルの法則など)

2/西澤

核酸の構造(1章)

ヌクレオチドと核酸(DNA、RNA)の構造と染色体、塩基対、水素結合

3/西澤

遺伝子、ゲノム、染色体(2章)

ゲノムと遺伝子、染色体、クロマチン、遺伝子の発現

4/西澤

遺伝子の単離(3章)、塩基配列の決定(4章)

遺伝子クローニング、組換えDNA、制限酵素、遺伝子の解析法、PCR

5/白子

塩基配列の決定(4章) 。小レポート

サンガー法、 配列の相同性、組換えタンパク質、組換え動物

6〜7/西澤

細菌における転写の機構(5章)

RNAポリメラーゼ、プロモーター、転写開始、RNA鎖の伸張、オペロ ン、ファージの生活環、DNAと転写因子

8〜9/西澤

真核生物における転写の機構(6章)

RNAポリメラーゼ、プロモーター、エンハンサー、転写の開始と終結、 RNAのプロセシング、スプライシング、キャップ付加、ポリアデニル化 基本転写因子、アクチベーターの構造と機能

10〜11/西澤

翻訳の機構(7章)

リボソームの構造と機能、細菌と真核生物における翻訳開始とその制御、ポリペプチド合成、遺伝子コード、翻訳の伸張と終結、翻訳後修飾

12/西澤

真核生物の遺伝子の発現調節(8章)

エピジェネティックな遺伝子発現の調節機構、クロマチン構造、転写以降の遺伝子発現調節機構、シグナル伝達、遺伝子発現パターン、mRNAの発現解析法

13/西澤

DNAの複製(9章)

DNAの複製の基本機構、開始、伸張、終結 、テロメア

14/西澤

ゲノムの構造(10章)、遺伝子変異と修復(11章)

ヒトゲノムの解読、遺伝子の損傷と修復、遺伝子の多様性、ホメオ遺伝子

15/西澤

講義内容全体の理解を確認するための総括試験と解説

総括試験(60分)と解説(30分)

Class Format

対面授業を15回実施する。

Recommendations for Private Study

教科書とおよび授業スライドに基づき、十分に予習・復習を行うこと。
授業スライドなどは適宜manaba+Rにアップロードする。
当日の授業内容の確認のため、manaba+Rを用いた小テストを課す。確認を怠らないこと。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

3分の2(10回)以上の授業に出席したもののみを評価の対象とする。小テスト(20%)、課題レポート(10%)、総括試験(70%)を総合的に評価する。受講生が到達目標に対応して基本的な用語や原理を理解しているかどうかを評価する。なお、授業態度の劣る者(私語を続ける者など)への減点を行う。

Grade Evaluation Method (Note)

講義は大学生活の基本であるので、遅刻をしないようすること。

Advice to Students on Study and Research Methods

学習量が多いため、授業の理解には教科書による予習・復習が必要である。

Textbooks

Title Author Publisher ISBN Code Comment
よくわかる分子生物学 西澤 幹雄、藤田典久、高田達之 化学同人 978-4-7598-2077-5

Textbooks (Frequency of Use, Note)

毎回の講義で使用する。授業スライドなどは適宜manaba+Rにアップロードするが、授業スライドだけで授業内容の理解に至るのは非常に困難であるので、教科書による予習・復習は必須である。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
レーニンジャーの新生化学 上―生化学と分子生物学の基本原理 第7版 川㟢 敏祐 監修、中山 和久 編集 廣川書店 978-4567244084 さらに詳しく知りたいときに読むとよい。
レーニンジャーの新生化学 下―生化学と分子生物学の基本原理 第7版 川㟢 敏祐 監修、中山 和久 編集 廣川書店 978-4567244091 さらに詳しく知りたいときに読むとよい。

Reference Books (Frequency of Use, Note)

本授業の理解が難しい場合は、高校生向け書籍の「核酸の構造」や「遺伝子発現」に関する内容から基礎知識を手に入れると、最終的に授業内容の理解につながる。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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