授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15872:[2025 秋セメスター]グローバルメディア論(S) 2025 秋セメスター 金3 産業社会学部 趙 相宇 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業概要】
 メディアの歴史は、西欧列強の世界的な進出と重なっており、まさにグローバル化とともに展開されてきた。本講義では、メディアがグローバル化の中でいかなる役割を期待され、果たしてきたのか。どのように人々を結び、または、切断してきたのか。東アジアを軸にして見ていく。東アジアの現在の人的交流や絆、葛藤は、近代以降のメディアの歴史と不可分の関係にある。その歴史を主要概念や事件を通して吟味し、我々がこの地域においてどのようなネットワークをどのようなメディア・リテラシーを持って築いていくべきかについて考える。


【授業の方法】
 本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

①メディアに関する基礎的な理論を理解できる。
②グローバル化のなかでのメディアの歴史や課題を理解できる。
③東アジアにおける様々な課題と向き合うためのメディア・リテラシーを身に着ける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション―戦前と戦後のグローバル化の連続性

情報化社会、システム社会、シンボル政治

2

大衆の国民化とメディア

大衆新聞、華氏451度、新しい政治、作られた伝統

3

総力戦とメディア

福祉国家、戦後民主主義、プロパガンダ、言論統制

4

二流国民の公共性とメディア

植民地的公共性、民族主義、参政権運動、皇民化

5

東アジアの冷戦とメディア

朝鮮戦争、反共、日韓国交正常化、日本テレビ放送網

6

東アジアの民主化とメディア

白色テロ、地下メディア、東亜日報広告弾圧事件、脱冷戦

7

東アジアの記憶とメディア

ポスト帝国、「慰安婦」、原爆、終戦、周年報道

8

メディア越境と東アジアの親密圏

テレビ、アニメ、海賊版、禁止のメカニズム

9

ソフトパワーとメディア

クールジャパン、K-コンテンツ、プラットフォーム、文化帝国主義

10

K-コンテンツと東アジアのジェンダー問題

『82年生まれ、キム・ジヨン』、ハン・ガン、権威主義、良妻賢母

11

嫌韓本と反日本の流行と新保守主義

歴史修正主義、ドーサン、ヘゲモニー、サバルタン

12

市民の連帯とメディア

独立映画、ハンギョレ新聞、ネチズン、草の根民主主義

13

ポスト真実とメディア

フェイクニュース、AI、ジャーナリズム、ネチズム

14

東アジアの新たな公共圏はいかにして可能になるのか?

自律性、自由、人権、「弱さ」のネットワーク

授業実施形態

第1~14回対面で実施する。
【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

本講義では、社会学の基礎的な用語や、近現代史の基礎的な用語が多く使われます。特に、日本以外の国についての説明は、いきなり理解することが難しいかもしれませんので、授業終わりにそれらの用語についてしっかり復習することを勧めます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

期末レポート(50%)および平常点(50%)により総合評価する。

期末レポートの締切については、教員からレポートのテーマとともに学期の後半で公表する。その際に示す注意事項に留意し、テーマに沿ってレポートを作成してもらいたい。

出欠は毎回の授業の始めに取る。授業後は、当該授業に対する感想&質問をコメントとして求めるので、積極的に応じてほしい。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

授業の内容と完全に一致するわけではないが、本講義を企画する上で主に参考にした図書を授業中に適宜紹介するので、予習や復習に用いると良い。今後の卒業論文執筆などに向けても重要なので、図書館はなるべく活用すること。その際、この授業で取り上げる参考書のみを手に取るのではなく、その参考書が収まっている本棚を全体的に眺めてみること。関連の面白い本が見つかったりするので、見聞を広める上でも図書館の利用は強く勧める。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『日韓ポピュラー音楽史:歌謡曲からK-POPの時代まで』 金成玟 慶應義塾大学出版会 4766429354
『アジアを生きる』 姜尚中 集英社新書 4087212637
『〈ポスト帝国〉の東アジア:言説・表象・記憶』 玄武岩 青土社 4791774655
『忘却された日韓関係:〈併合〉と〈分断〉の記念日報道』 趙相宇 創元社 4422202987
『反日:東アジアにおける感情の政治』 レオ・チン 人文書院 4409241370
『ファシスト的公共性:総力戦体制のメディア学』 佐藤卓己 岩波書店 4000612603

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、講義中に適宜提示する。

参考になるwwwページ

適宜授業中に指示する。いくつかメディア論に通じる映画を授業で取り上げる予定なので、興味があれば、自分で図書館などを利用して視聴すること。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/