授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16042:[2025 春セメスター]特別支援教育論(S) 2025 春セメスター 火5 産業社会学部 岡 ひろみ 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 現代の学校教育では、かつての特殊教育が対象とする障害だけでなく、様々な障害や特別な教育的ニーズのある児童・生徒に、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行っていくことが求められており、特別支援教育の必要性が国際的にも国内的にも高まってきている。
 本授業では、特別支援教育の理念とは何か、また、障害のある子どもたちの学校教育に関する歴史や思想において、特別支援教育の基本的な考え方や教育内容がどのように形成されてきたのかを学習し、特別支援教育および特別支援学校の取り組みへの理解を深める。さらに現代の特別支援学校の教育に関する社会的事項、制度的事項について、特別支援教育の政策動向を含めた基礎的な知識を獲得し、それらに関連する課題を理解する。
 さらに、個々の障害についての基本的知識の理解を促すとともに、発達段階、生活状況などにも配慮した一人ひとりの子どもたちの特別な教育的ニーズを把握して、学習や生活上の困難を改善又は克服するために必要な方法を検討する。 

【授業の方法】
 本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

・特別支援教育の歴史と思想、基本的な考え方を踏まえ、現状について理解を深める
・特別支援教育の社会的事項・制度的事項について理解を深める
・特別支援教育における障害特性に応じた教育、特別な教育的ニーズを踏まえた教育に関する理解を深める

事前に履修しておくことが望まれる科目

発達障害論、発達保障論、障害者教育・福祉論、障害者福祉論、人間発達論

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

特別支援教育とは(はじめに)

講義の基本的視点、特殊教育、障害児教育、特別ニーズ教育、インクルーシブ教育

第2回

障害者の権利と教育権保障(1)

障害者の権利宣言、アジア太平洋障害者の十年、障害者権利条約、サラマンカ声明

第3回

障害者の権利と教育権保障(2)

教育基本法、学校教育法、能力主義

第4回

特別支援教育の歴史(1)

明治期、京都盲唖院、大正期、滝乃川学園

第5回

特別支援教育の歴史(2)

戦時体制、戦後教育改革の理念、特殊教育、近江学園、発達保障

第6回

障害の概念と特別支援教育(1)

障害の範囲と分類、国際障害分類、ICIDH、ICF

第7回

障害の概念と特別支援教育(2)

障害(者)の概念、肢体不自由、病虚弱、聴覚障害、視覚障害

第8回

障害の概念と特別支援教育(3)

知的障害、発達障害、自閉スペクトラム症、ダウン症候群

第9回

教育課程づくり(1) 

発達の基礎的理解

第10 回

教育課程づくり(2)

学習指導要領の変遷、生活単元学習、自立活動、個別の指導計画、個別の教育支援計画

第11回

教育課程づくり(3)生活年齢的視点①

年間学習計画、特別支援学校の一日の流れ、就学相談、小学部の教育課程

第12回

教育課程づくり(4)生活年齢的視点②

中学部の教育課程、思春期、性教育

第13回

教育課程づくり(5)生活年齢的視点③

高等部の教育課程 職場実習、進路学習、卒業後

+R授業

特別支援教育の現状と課題

学習指導案の作成、特別支援学校の音楽授業の実際

第14回

特別支援教育の現状と課題

特別支援学校の音楽授業の実際 、今日的課題

授業実施形態

全14回の授業を対面授業とする。
【+R授業】は第14回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

講義で紹介する文献・資料に触れ、自学自習にも努めて欲しい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 50

講義内容に関する基礎知識の習得と論理的思考、それらの達成度を試験によって評価する。日本語としての文章や表記が正確でない場合は減点となる。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

※※※2023年度よりレポート試験は廃止されています。期末レポート等を実施される場合には、「平常点評価」欄に「期末レポート」としてご入稿ください※※※

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
50

平常点評価(出席・コミュニケーションペーパー)20%
レポート(テーマは授業中に指示する。全3回実施)30%

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

特別支援教育の歴史にふれるが、紹介した人物や歴史的事実については伝記や文献によって理解を深めてほしい。
最近の特別支援教育の動向については、新聞記事やテレビ、視聴覚教材等を利用して興味や関心を拡げてほしい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
新版 キーワードブック特別支援教育──インクルーシブ教育時代の障害児教育 玉村公二彦・黒田学・向井啓二・平沼博将・清水貞夫 クリエイツかもがわ 978-4863422551 2021年8月新版。

教科書(使用頻度、その他補足)

*毎回の授業で、レジュメに本書の該当ページを記載するので、予習・復習および授業中にも適宜使用する。卒業後の教育現場等でも参考になるため活用して欲しい。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
特別支援学校の音楽づくり 岡ひろみ クリエイツかもがわ 978-4-86342-375-6 2024年9月

参考書(使用頻度、その他補足)

特別支援学校の音楽づくりは、第14回の授業で直接関わる内容である。参考にしてほしい。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

担当者の実務経験について
 本講義の担当者は、特別支援学校の教員として34年間の実務経験を有している。本科目では、そこから得られた知見を授業内容に反映させている。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/