授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13053:[2025 秋セメスター]IR18‐ECJ303 現代社会理論(R) § 13054:IR-ECR303 現代思想論(R) 2025 秋セメスター 月4 国際関係学部 CHEUNG YUKMAN 2

キャンパス

衣笠

授業施設

洋洋館YY302号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【+R授業について】
9月20日までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。


2025年度のテーマは、「心の社会学:精神分析から文芸社会学まで」に焦点を当て、「心」をキーワードとして、文化と心の社会学(Mental and Cultural Sociology)の関係を探索をしようとする。

古典社会学者は、人間社会の特徴として、「文化と心」に注目していたが、現代社会学者や社会科学者は文化はともかくとして、虚構たる文芸に関心を持たなく、「心」に関心を失った。

この授業は、精神分析による「心」についての理論を借り、精神医学、臨床心理学、比較動物学、進化心理学、医療人類学・医療社会学などの学科からの知見を一緒に勉強し、社会学においての「文化」と精神分析においての「心」の間に、理論の架け橋を創ろうとする。また、「想像と虚構」の視点から、近代性の精神病状と文芸創作の関係を紹介し、現代文化と文芸への社会学理解ホライズンを開こうとする。特に、個人レベルでの「心の病」から、社会レベルでの「文化の狂乱」まで、近代性と近現代文化の在り方を新しく模索しようとする。

具体的な理論は、ウェーバー、デュルケーム、グリーンフィールド、フロート、クライン、ビオン、ウィニコット、木村敏、中井久夫、見田宗介、東浩紀、斎藤環、宇野常寛などを取り上げる予定。具体的な文芸ケースは、三谷幸喜、奈須きのこ、虚淵玄などを取り上げる予定。

(参考文献はまだアップデートする可能性があるので、秋学期開講する前に、もう一回シラバスをチェックしておくこと。)

(参考:2024年/2026年度は、「文化社会学」に焦点を当てる。「文化」をキーワードとし、欧米圏における古典・現代社会学理論と研究を取り上げ、近代社会における文化現象をはじめ、社会学による文化の理論・研究を概観する。)

一回目はガイダンスとコースを概観してから、テーマに沿って教員が講義。文化社会学はやはり文化経験を重視するので、学生による発表や討論する機会をできるだけ提供する。

この科目は、社会学の前提知識はなくてもよい。ただ、2025年春学期担当者が開講する「社会学」と、2024年まで開講していた「国際文化・社会学」を履修しておいたほうがより授業の内容を楽しめるかもしれん。

受講生の到達目標

1・「心」と「文化」についての現代社会学理論を理解できる
2・文化に関する社会学研究、理論と方法に関連した話題を把握できる
3・講義、発表、ディスカッションを通して、他人の異なる意見と感情を正確に理解したうえで、論理的に比較してから、自分の感情と見解を率直かつ正確に表明し、相手に伝えられること

事前に履修しておくことが望まれる科目

教員が担当した「社会学」、「国際文化・社会学」を履修してから、より面白い。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1(対面)

ガイダンス:文化社会学から心の社会学へ

意識と社会の問題:進化人類学、臨床心理学と精神分析、文芸社会学

2(対面)

文化と心の社会学とは?

文化の諸概念・定義・分類;ウェーバー、デュルケーム

3(対面)

進化人類学からのアプローチ1

生物の進化論(比較動物学)から進化人類学へ:文化と心の発生

4(対面)

進化人類学からのアプローチ2

精神病の謎

5(対面)

進化人類学からのアプローチ3

儀式から神話へ

6(対面)

医療人類学と医療社会学

病気と健康とは、東畑開人

7(対面)

精神分析と対象関係論からのアプローチ1

フロイトと無意識

8(対面)

精神分析と対象関係論からのアプローチ2:対象関係論

クラインの突破:児童心理分析、「すっきりPS Position」と「もやもやDepressive Positiion」の発達と退行

9(対面)

精神分析と対象関係論からのアプローチ3

クラインの発展

10(対面)

精神分析からのアプローチ4

ビオン

11(対面)

精神分析からのアプローチ5

ウィニコット、木村敏、中井久夫

12(対面)

文芸社会学の模索1

見田宗介、グリーンフィールド

13(対面)

文芸社会学の模索2

東浩紀、斎藤環、宇野常寛

14(対面)

文芸社会学の模索3

三谷幸喜、奈須きのこ、虚淵玄

授業実施形態

基本対面で行います。
(特殊事情のある場合に、Manaba+で周知します。)

授業外学習の指示

・週2〜4時間読書時間を確保し、できるだけ教科書・参考書を読むこと
・週1回本屋に行くこと
・教養を深め、特に文芸作品を広く読む・見ること

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

「期末エッセー」
授業内容を全部理解たうえで、それらの内容を生かし、問いに答え、論述する。

受講生の到達目標のすべてに対応して、授業内容を踏まえた上で、指定された文献を正しく引用、検討し、自分の言葉で論理的に論述する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
社会学の歴史I--社会という謎の系譜 (有斐閣アルマ) 奥村隆 有斐閣 4641220395 授業内容の参考
社会学の歴史II: 他者への想像力のために (有斐閣アルマ) 奥村隆 有斐閣 4641222177 授業内容の参考

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 マックス・ウェーバー 日経BPクラシックス 4822247910
宗教生活の基本形態 下: オーストラリアにおけるトーテム体系 デュルケーム ちくま学芸文庫 4480096221
ドイツ・イデオロギー 新編輯版 マルクス 岩波文庫 4003412435
グラムシ・セレクション グラムシ 平凡社ライブラリー 4582763928
橋と扉 ジンメル 白水社 4560097690
文化システム論 パーソンズ ミネルヴァ書房 4623021475
ディスタンクシオン〈普及版〉 ブルデュー 藤原書店 4865782877
文化の解釈学1 ギアーツ 岩波書店 4000047876
文化の解釈学2 ギアーツ 岩波書店 4000047884
啓蒙の弁証法: 哲学的断想 ホルクハイマー, アドルノ 岩波文庫 4003369211
性の歴史 1 知への意志 フーコー 新潮社 4105067044
ナショナリズム入門 リア・グリーンフェルド 慶応義塾出版会

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

教科書・参考書の使い方は、初回の説明を聞くか、教科書・参考書の欄の「備考」を参考してください。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/