授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15870:[2025 秋セメスター]メディア倫理(S) 2025 秋セメスター 水3 産業社会学部 柳澤 伸司 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 世の中の出来事を取材し伝えてきたメディア環境は大きく変化しつつある。新聞、テレビといったマスメディアに対する視線とその信頼感は厳しさを増し、SNSなど新たな「メディア」が取って替わろうとしている。マスメディアの社会的責任は大きいが故に表現の自由とのバランスも考えなければならなくなった。「フェイク・ニュース」「ポスト・トゥルース(真実)」といったマスメディアに対する不信感は、言論・表現の自由、とりわけ民主主義社会の根幹と深く関わるジャーナリズム活動に大きな影響を及ぼしかねない状況になりつつある。この授業では、メディアの報道・言論活動はいかにあるべきか、メディアの倫理とはどのようなものなのか、メディアのあり方を歴史的に検証しながら、最近の具体的な問題や事例に触れながら市民とメディアの倫理的な関係性を受講者とともに考察していく。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

(1) メディアの諸問題について基本的な知識をもとに説明することができる。
(2) メディアの倫理的問題を多面的に捉えることができる。
(3) 市民とメディアの諸課題について説明し批評することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

日本の言論空間はどのように変化してきたか①

戦時期メディアの論理と倫理

2

日本の言論空間はどのように変化してきたか②

戦時期言論の自由と限界

3

権力をどのように監視するか①

沖縄密約事件

4

権力をどのように監視するか②

取材と報道

5

権力をどのように監視するか③

メディアと政治・選挙報道

6

事件・事故を伝える意味はどこにあるのか①

警察発表とメディアスクラム

7

事件を伝える意味はどこにあるのか②

プライバシーと実名報道

8

災害を伝えるメディアの役割は何か①

雲仙普賢岳・取材と報道

9

災害を伝えるメディアの役割は何か②

阪神淡路大震災とメディア

10

災害を伝えるメディアの役割は何か③

東日本大震災とメディア

11

SNSはメディアをどう変えるか

表現の自由とメディア

12

テレビメディアの役割とは何か

フジテレビにみる問題から

13

メディア・コミュニケーションの変容は何をもたらすか

AIとメディア

14

「戦争」をどう伝えるか

メディア・ジャーナリズムの役割と責任

授業実施形態

対面授業【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

 授業では映像や資料などを提示してディア倫理をめぐるさまざまな視点を提示しながら考察する。授業時間内では自分なりの問題意識を高め、考察の視点を出すことを目指す。新たな知見を発展させたい場合は、文献や資料を探し、考察を深めてほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業内容に関わるレポート(70%)、最終レポート(30%)。

成績評価方法(備考)

 毎回の授業内容に関わる課題レポートは決められた期日までにmanaba+Rへ提出することが求められる。
 最終レポートは論題に基づいて作成し、指定された日時までにmanaba+R提出。論点や表現の的確性、オリジナリティなどの観点を中心に評価する。課題についての理解度、論旨の構成や説得力を重視する。講義を踏まえて到達目標を獲得できたかどうかを総合的に判断する。出席していてもレポートの提出不足がみられる場合は評価対象とならない場合がある。Webからの転用など無断引用、剽窃が確認された場合は評価外となる。
 授業に関わる連絡は manaba+Rのコースニュースで告知するので、常時受信できるリマインダーなどを設定しておくことを推奨する。

受講および研究に関するアドバイス

  この授業は、現在のメディア倫理の問題を考える視点を獲得することに力点を置いている。ビデオ映像や文献資料などを紹介しながら考察していく。受講者は問題意識を深め、何を考えていくべきなのか認識を深めるような授業展開を進める。また、資料等はmanaba+Rなどを活用する。出席(参加)することを前提として授業を構成する。第1回に授業の進め方など詳細な説明を行うので、受講予定者は必ず出席すること。
 なお、授業に関わる連絡はmanaba+R(コースニュース)を通じて行うので、各自こまめに新着情報がないか確認すること。急な連絡を行うこともあるので、リマインダ設定をしておくか、適宜コースニュースを確認するなどしておくこと。確認を怠ったことによる不利益には一切対応できない。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 特に指定しない。必要に応じて文献資料等を紹介する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
報道の正義、社会の正義 現場から問うマスコミ倫理 阪井宏 花伝社 9784763406866
倫理学入門 品川哲彦 中公新書 9784121025982
日本政治とメディア 逢坂巌 中公新書 9784121022837
倫理としてのメディア 井崎正敏 NTT出版 9784757101937
いま、解読する戦後ジャーナリズム秘史 柴山哲也 ミネルヴァ書房 9784623086689
ジャーナリズムなき国の、ジャーナリズム論 大石泰彦編著 彩流社 9784779126253

参考書(使用頻度、その他補足)

 

参考になるwwwページ

Webcat Plus http://webcatplus-equal.nii.ac.jp/#
日本新聞協会 http://www.pressnet.or.jp/
日本民間放送連盟 https://j-ba.or.jp/
BPO放送倫理・番組向上機構 https://www.bpo.gr.jp/
公益財団法人新聞通信調査会 http://www.chosakai.gr.jp/
ろんじんネット http://ronzine.net/
NPJ News for the People in Japan http://www.news-pj.net/index.html
ビデオニュース・ドットコム インターネット放送局 http://www.videonews.com/
ON THE WAY JOURNAL - JFN http://www2.jfn.co.jp/owj/mon/index.php

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

 この授業では映像資料などを使って問題提起、議論、整理、考察を行うので、問題意識をもって参加してほしい。そこで生まれた疑問をもとに、参考文献や資料映像等を自分なりに探し、理解を深めてほしい。
 授業に関連した連絡や課題レポート等はmanaba+Rを使うのでリマインダーの設定を含め、アクセスできる環境を整えておくこと。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/