授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16038:[2025 秋セメスター]医学一般(S) 2025 秋セメスター 木2 産業社会学部 溜池 さおり 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG108号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
本科目は主に社会福祉士を目指す学生のための専門科目である。社会福祉士が相談援助職として専門的な役割を果たすためには、医療関係職種との連携を深め、多職種協働に基づくソーシャルワーク能力が必要である。このため、医学・医療、介護に関する基本的な知識を身につけることが望まれる。
本科目では、医学・医療、介護に関する最低限必要な知識の習得と、具体的な事例を通して相談援助における医学的な視点を理解することを目標とする。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

①相談援助職に必要な医学・医療、介護に関する一般的基礎知識を習得する。
②具体的事例を通して、医学的側面からの援助の視点を理解する。
③社会福祉士に求められる、身体構造と心身機能及び疾病の基礎知識を習得する。
④医療・福祉・介護等、多職種連携に求められる基礎的な専門用語を理解する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1<対面授業>

1.オリエンテーション

・授業の概要・到達目標
・衛生の主要指標と医療の動向(人口動態の変化、平均寿命と健康寿命、疾病構造の変化、国民医療費と介護保険給付費の高騰、医療施設の種類、医療提供体制の変化、平均在院日数の変化、医療と福祉の連携、地域包括ケアシステム)
・健康および疾病の捉え方(1)(健康と疾病の概念)
・公衆衛生(公衆衛生の概要、健康増進と保健医療対策)

2<対面授業>

2.ICDとDSM、国際生活機能分類、疾病と障害の成り立ちおよび回復過程

・健康および疾病の捉え方(2)疾病、傷害及び死因の統計分類(ICD)と精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)
・健康および疾病の捉え方(3)国際生活機能分類(ICF)
・疾病と障害の成り立ちおよび回復過程

3<対面授業>

3.ライフステージにおける心身の変化と健康課題

・ライフステージにおける心身の特徴
・心身の加齢・老化
・ライフステージ別の健康課題

4<対面授業>

4.身体構造と心身機能

・人体の名称
・器官系と臓器の役割

5<対面授業>

5.疾患の概要

・生活習慣病
・脳血管管疾患(脳梗塞、一過性脳虚血発作、脳出血、クモ膜下出血)、高次脳機能障害
・心疾患(高血圧、虚血性心疾患、心不全、不整脈、心臓弁膜症、大動脈瘤)
・内部障害

6<対面授業>

6.疾患の概要

・肝胆膵疾患(肝炎、肝硬変、肝癌、膵炎、胆石症)
・消火器疾患(便秘、食道癌、胃癌、膵臓癌、大腸癌)
・アレルギー免疫疾患の消化器疾患(炎症性疾患:潰瘍性大腸炎、クローン病)
・呼吸器系疾患(肺炎、肺結核、慢性呼吸不全、COPD、肺がん等)
・在宅酸素療法、在宅人工呼吸療法、気管切開

7<対面授業>

7.疾患の概要

・腎疾患(腎不全、ネフローゼ症候群、痛風腎、腎代替療法)
・泌尿器疾患(排尿障害、尿失禁、尿路感染症、神経因性膀胱、前立腺肥大、前立腺癌)
・内分泌・代謝疾患(脂質異常症、甲状腺疾患、糖尿病)

8<対面授業>

8.疾患の概要

・血液疾患(貧血、悪性リンパ腫、白血病、多発性骨髄腫)
・免疫(膠原病:関節リウマチ、全身性エリテマトーデス)
・アレルギー疾患(アナフィラキシーショック)
・骨・関節の疾患(ロコモティブシンドローム、運動器不安定症、骨折、骨粗鬆症)
・神経疾患と難病(難病、神経難病(パーキンソン病、筋委縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症)
・その他(パーキンソン症候群)

9<対面授業>

9.疾患の概要

・小児科疾患(先天性疾患)
・肢体不自由
・知的障害
・眼科疾患・視覚障害(視覚器、白内障、緑内障、加齢黄斑変性症、網膜色素変性症、糖尿病網膜症、視覚障害)
・耳鼻咽喉疾患、聴覚障害、平衡機能障害
・婦人科・産科疾患

10<対面授業>

10.疾患の概要・障害の概要

①高齢者に多い疾患
・老年症候群(浮腫、嚥下障害、低栄養、褥瘡)、
・廃用症候群
・フレイルとフレイルサイクル
・高齢者に対する薬物療法の際のポイント
②認知症

11<対面授業>

11.疾患の概要・障害の概要

1)精神疾患、精神障害、発達障害
・発達障害(自閉症スペクトラム症、限局性学習症、注意欠如・多動症)
・精神疾患、精神障害(統合失調症、気分障害:うつ・双極性障害)
・神経症性障害、物質関連障害及び嗜癖性障害群、外傷後ストレス障害
2)脳機能性疾患(てんかん)

12<対面授業>

12.疾患の概要・リハビリテーションの概要と範囲

1)リハビリテーション
・定義
・リハビリテーションの4つの分野(医学的、職業的、教育的、社会的)
・リハビリテーション医学・医療の対象(内部障害のリハビリテーション、がんのリハビリテーション)
・リハビリテーションの方法(治療的アプローチ:脳血管障害のリハビリテーション、心理的アプローチ)
・地域包括ケアとリハビリテーション

13<対面授業><+R授業>

13.疾患の理解、エンド・オブ・ライフケア

・悪性新生物・緩和ケア・・・悪性腫瘍、緩和ケア(ホスピス・緩和ケアについて)
・エンド・オブ・ライフ・ケア「保険外看護サービス事例」
・感染症(結核、疥癬、インフルエンザ、肺炎、後天性免疫不全症候群、日和見感染症、新型コロナウィルス感染症、食中毒)

14<対面授業>

14.疾患の理解、医療と福祉の連携

ゲストスピーカー出席予定(医療現場の現職のソーシャルワーカー):「医療と福祉の連携~医療ソーシャルワーカーの立場から~」

授業実施形態

【授業形態】
・対面授業
・【+R授業】は、第13回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。対面授業回における録画配信を行います。

授業外学習の指示

授業では資料を配付するので、この資料を基に予習・復習すること。疑問点はテキストや参考文献などを参考にまず自分で確認すること。特に、よく用いられる専門用語についてはその意味も含めて理解することが望ましい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

オンラインレポートを講義後毎回提出(課題に対して200字程度、提出は必須)、期末レポート800字程度の提出(提出は必須)、出席状況を持って評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

限られた時間内で、広範囲に渡る専門分野の内容を講義することは不可能であり、教科書や関係図書による自己学習が必須である。予習していることを前提として授業を展開する。社会福祉士という専門職が、多職種連携、相談援助にあたる上で必要な最低限の医療的知識を習得できるように心がけてほしい。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
最新・社会福祉士養成講座 精神保健福祉士養成講座Ⅰ「医学概論」 一般社団法人 日本シーシャルワーク教育学校連盟 編集 中央法規 978-4-8058-8231-3

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は毎回講義で使用する。他については、適宜授業内で紹介する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
「社会福祉士精神福祉受験ワークブック」 社会福祉士・精神福祉士受験ワークブック編集委員会 中央法規 978-4-8058-8309-9
からだがみえる 第1版 人体の構造と機能 医療情報科学研究所 メディックメディア 978-4-89632-896-7

参考書(使用頻度、その他補足)

参考書は講義では直接使用しないが、目を通すとより理解が深まるので自習の際に参考にして下さい。

参考になるwwwページ

厚生労働省ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/
財団法人 厚生統計協会:http://www.hws-kyokai.or.jp/
認知症介護予防介護研究センターいつどこネット:http://itsu-doko.net/
国立感染症研究所感染症情報センター:http://idsc.nih.go.jp/index-j.html

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

担当者の実務経験について
【実務経験内容】
本講義の担当者は、看護師・保健師として、訪問看護や一般内科・緩和ケア等の病棟看護の実務経験後、現在は、認可外保育施設の運営と保険外看護サービスを実践している。
【実務経験と授業の関連性】
本科目では、訪問看護や病棟看護での実務経験や保険外看護サービスの実践に関与した経験を踏まえ、訪問看護の事例やエンド・オブ・ライフ・ケアの事例などの知見を授業内容に反映させている。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/