授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51587:[2025 春セメスター]技術革新論(BB) 2025 春セメスター 金3 経営学部 山崎 文徳 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC330講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 技術進歩は、イノベーション、つまり新商品の創出や生産方法の革新を通じて、企業の開発、製造、流通システムに影響し、産業や経済、社会活動のあり方を変革してきた。この講義では、そのような変革をもたらす技術革新を扱う。
 講義では、まず、冷戦終結後のグローバル資本主義の時代におけるグローバリゼーションの特徴と新自由主義国家の役割を扱う。次に、それをふまえて自動車産業や航空機産業といった具体的な産業における技術競争力の形成要因を検討する。講義の後半では、半導体や情報通信産業を基礎とするデジタル・イノベーション、リーマン・ショック以降のドイツのインダストリー4.0やIoT、AIやDXの進展、米中対立やウクライナ侵攻など新冷戦と称される世界の分断によってグローバル化からの逆行が進む中での技術革新への影響も検証する。講義の中では、技術革新と労働・安全の関係、軍事技術と民生技術の関係についても考察する。
 毎回の講義ではレジュメを配布し、必要に応じてパワーポイントや視聴覚資料を使用する。また、ゲストスピーカーを招聘することもある。講義内容は、その時々のトピックス、受講生の要望などをふまえて変更することがある。

受講生の到達目標

・技術革新の概念やその課題を説明できること。
・講義の各回で示すキーワードを用いて自分の言葉で説明ができること。
・製造技術や国家政策、経済的土壌によって異なる技術革新のパターンを、具体例をまじえながら説明できること。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 本科目は生産・技術系科目の展開科目という位置づけなので、その基礎科目である「技術経営論」、展開科目である「産業技術論」や「生産システム論」を事前もしくは事後に系統的に履修することが望ましい。また、教養科目ではあるが「科学と技術の歴史」「科学・技術と社会」を履修することで講義への理解がより深まる。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

技術革新と技術競争力(対面授業)

 科学、技術、資本の節約
 【+R授業】詳細はmanaba+R を参照
  →https://ritsumei.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=d1327b8b-a561-4984-b757-ac4400e8c16a

2

グローバル資本主義(1)グローバル化と技術革新

 国際競争力、品質、垂直分裂

3

グローバル資本主義(2)新自由主義政策と株主資本主義

 規制緩和、産業政策、非正規労働

4

企業の技術競争力(1)製品の市場設計と開発

 製品群、標準化、多品種、外注化

5

企業の技術競争力(2)製品の認証と国家制度

 参入障壁、オープン・イノベーション

6

企業の技術競争力(3)製品の生産と価値の生産

 リーン生産システム、労働コスト

7

企業の技術競争力(4)製品の販売とアフターマーケット

 サービス化、MRO

8

新冷戦の時代(1)金融危機後のデジタル化

 リーマン・ショック、IoT、Industry 4.0

9

新冷戦の時代(2)米中の相互依存的成長

 情報技術、新興国、水平分業

10

新冷戦の時代(3)米中対立とサプライチェーンの分断

11

授業内レポート

「グローバル化と技術革新」「企業の技術競争力の要因」「米中露対立とサプライチェーン分断」

12

新冷戦の時代(4)戦争・軍事とイノベーション

 軍事技術開発、国際競争力、Dual Use

13

ゲストスピーカー(予定)

14

技術革新とは何か

授業実施形態

基本的に対面授業を実施します。病気等の事情があってもハイブリッド配信(同時配信)には対応しません。授業の進捗状況、ゲスト講演等の調整により、授業スケジュールの変更、実施形態が変更される場合は、授業内アナウンスやmanaba機能(コースニュース、掲示板等)を活用して情報周知します。

授業外学習の指示

・各回の授業テーマに該当する箇所とキーワードをテキスト等で確認すること。
・講義に関係する資料館や工場の見学(西陣織会館、琵琶湖疏水記念館、島津製作所創業記念資料館、造幣局など)
・講義内容に関連する本や新聞記事、テレビ放送、映画を視聴すること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

講義内容の理解を確認する「クイズ(4回前後)」や「授業内レポート(1~2回)」を実施する
 ※受講生数によって実施回数など変更することがある

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『航空機産業の技術競争力と認証制度』 山崎文徳 晃洋書房 2025年
『オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版』 小川紘一 2015年

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話

備考

 授業に関する連絡はmanabaのコースニュースを通じて行います。必ず確認するようにしてください。
【留学帰国者(「留学終了届」が春学期授業開始日から4月末までに受理された学生)への課題】
出席できなかった授業回の授業内容を確認し、自学自習を行ってください。そのうえで、欠席1回について1つの課題が課されますので、それぞれA4用紙1枚以上にまとめて、5月末までに担当教員へ提出して下さい。課題については、担当教員に直接問い合わせてください。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/