Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
13266:[2025 Spring]IR18‐GJ214 North American Studies B (R) § 13267:IR-FR216 North American Studies Ⅱ (R) 2025 Spring Thu5 College Of International Relations MATSUSAKA HIROAKI 2

Campus

KIC

Class Venue

KOSHINKAN KS209

Language

日本語

Course Outline and Method

【+R授業について】
4⽉1⽇までにmanaba+Rのコースニュースに+R授業の案内を掲載する。必ずmanaba+Rのコースニュースを確認すること。

 一般に、現在の社会のありようを理解するためには、歴史的経緯についての考察が一つの鍵になる。この授業では、主にアメリカ合衆国の近現代史における諸問題を検討することで、北アメリカの社会についての理解を深めることを目指す。とりわけ、近年アメリカ史研究において指摘されてきた二つの「転回」――グローバル的転回と文化的転回――を意識しながら、アメリカ近現代史を議論してゆく。前者については、アメリカ国内の事象であっても、グローバル社会や地球環境の変容とのつながり、さらにアメリカの「帝国」本国と「植民地」の関係などをより重視しながら検討するようになったということである。この授業はとりわけ「北アメリカ」、すなわちカナダやメキシコも含んだ地域の中におけるアメリカの位置づけについても考察に含めることになるだろう。
 後者については、「文化」という事象を分析の中心として設定する研究が大幅に増えてきたということである。特に1970年代以降発展してきたカルチュラルスタディーズや文化理論などによって明らかにされてきたのは、文化は単一で固定的なものではなく、変容する雑多なものであり、人種やジェンダーといった重要なカテゴリーとも関連が深い社会的なプロセスとして捉えられるということである。この授業では、そのような文化のありようを意識しながら、アメリカ史を検討してゆく。

Student Attainment Objectives

1 アメリカの近現代の歴史的事例に根差して、北アメリカ地域の理解を深める
2 人種、エスニシティ、ジェンダー、帝国、植民地主義など、歴史学やアメリカ研究、国際関係学における重要な概念を使うことができる
3 アメリカ(史)研究の諸問題を題材とした授業やレポートに取り組むことにより、社会科学・人文学的な思考力や論述力を高める

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

イントロダクション

授業概要、北アメリカの地理・現状

2

独立前後までのアメリカ

先住民、ヨーロッパ帝国、奴隷制、セトラーコロニアリズム

3

南北戦争と再建、その終わり

奴隷解放、社会変革、人種隔離

4

19世紀末まで

西部「開拓」、帝国主義、ジェンダー

5

革新の時代と移民(1) 

ヨーロッパ系、中国系移民、黄禍論

6

革新の時代と移民(2) 

日系、コリア系、メキシコ系、カリブ系

7

1910年代から1930年代 

大移動、ジャズの時代、大恐慌とニューディール

8

第二次大戦前後から冷戦へ

第二次大戦、日系人収容、冷戦と赤狩り

9

1950年代まで

経済的繁栄、雪解け

10

1960年代(1) 

軍拡、キューバ危機、ベトナム戦争

11

1960年代(2)

公民権運動/黒人自由闘争、若者文化、様々な社会運動

12

1970年代

経済停滞、「覇権」のゆらぎ

13

1980年代、90年代

レーガン、保守・右派運動、新自由主義、クリントン政権

14

まとめ:2000年代以降のアメリカ

ポスト911、2010年代

Class Format

+R授業ならびに第一回授業はオンデマンド(ビデオ)授業にて行い、それ以外は対面で行う予定。

Recommendations for Private Study

 多くの週において、事前にリーディングをmanaba+Rにアップロードし、指定する。その場合は、授業開始までに読んでくること。レスポンスペーパーも複数回、提出を求める。
 授業中に使用する資料もmanaba+Rにアップロードするので、復習に役立ててほしい。また、授業で紹介する文献や映画、参考書に積極的に取り組んだり、関連事項について自分なりに調査したりすると、授業に関する理解がさらに深まるだろう。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

レポート:50%
レスポンスペーパー:50%(複数回実施する。詳細は授業中に指示する)

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

特になし。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
アメリカ史 上ならびに下 紀平英作編 山川出版社
「ヘイト」に抗するアメリカ史 兼子歩・貴堂嘉之編著 彩流社 9784779128264
帝国のフロンティアをもとめて 東 栄一郎 名古屋大学出版会 978-4-8158-1092-4
私たちが声を上げるとき 和泉真澄ほか 集英社 978-4-08-721218-1
エスニック・アメリカ 明石紀雄・飯野正子 有斐閣 978-4-641-28122-6
インターセクショナリティの批判的社会理論 パトリシア・ヒル・コリンズ 勁草書房 978-4-326-60371-8
アジア系アメリカを知るための53章 李里花編 明石書店 9784750358345

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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