授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13794:国際私法Ⅰ(J) 2022 秋セメスター 金4 法学部 植松 真生 2

キャンパス

衣笠

授業施設

存心館ZS207号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

国際私法(狭義)のうちの総論および家族法分野の法規範の解釈および適用について講義します。受講者の方の知識や理解を確認するために、時折当てます。
いわゆる法選択規則(抵触法)の構造の理解を前提として、家族法分野(親族・相続)の「準拠法」の選定および適用について検討します。より詳しくは授業で扱います。簡単に法選択規則の構造を示すと、次のようになります:

単位法律関係(婚姻の成立・効力など)
    ↓
連結素(国籍・常居所など)
    ↓
準拠法の選定・適用(国際的な事案においては、日本法が実体法として適用されるとは限らない)

主に「法の適用に関する通則法」24条(婚姻の成立要件)以下を順次検討していきます。
反致(41条)や公序(42条)といった総論の問題は最後に取り扱います。

受講生の到達目標

1 国際的な家族法分野の法的問題を的確に抽出することができる
2 上記法的問題の解決に必要な規範(国際私法規範と実質法規範)を決定し、それらを適切に適用することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

ガイダンス

国際私法のイメージ(広義と狭義)
国際的な事件における手続法と実体法の関係のイメージ
この授業で取り扱う法的問題のイメージ

第2回

(狭義の)国際私法の構造

単位法律関係→連結素→準拠法
という構造をより具体的に確認

第3回

本国法

通則法の規定で使用される本国法と連結素としての国籍の意味
準拠法としての本国法の選定の問題(重国籍、無国籍、難民、連邦国家の国籍など)

第4回

常居所(地)

常居所とは何か?
通則法などの日本法において連結素として採用されている意義

第5回

婚姻の成立(24条)

婚姻の形式的成立要件と実質的成立要件の準拠法の選定・適用

第6回

婚姻の効力1(25条:身分的)

婚姻の身分的効力の準拠法の選定および適用
法選択規則レヴェルにおける両性の平等の意義
段階的連結

第7回

婚姻の効力2(26条:財産的)

婚姻の財産的効力の準拠法の選定および適用
段階的連結・主観的連結(量的制限あり)・取引保護

第8回

離婚(27条)

離婚の準拠法の選定および適用
段階的連結と「日本人条項」(意義および問題点)
「手続は法廷地法による」と34条(婚姻を除く身分関係に関する法律行為の方式)

第9回

親子関係の成立1(28条:嫡出)

嫡出子の意義
嫡出親子関係成立の準拠法の選定および適用
準拠法の選択的適用/選択的連結

第10回

親子関係の成立2(29条:非嫡出)

非嫡出親子関係の意義
非嫡出親子関係成立の準拠法の選定および適用
準拠法の選択的適用/選択的連結&「セーフガード条項」
準正(30条)

第11回

親子関係の成立3(31条:養子縁組)

養親子関係成立の準拠法の選定および適用
養親の本国法(2つ?)とセーフガード条項
反致(41条)?

第12回

親子関係の効力(32条)

親子関係の効力の意義
親子関係の効力の準拠法の選定および適用
段階的連結(39条も)
「ハーグ子の奪取条約」扶養義務の準拠法に関する法律

第13回

相続(36条)遺言(37条)

相続・遺言の意義
相続の準拠法の選定および適用
「個別準拠法は総括準拠法を破る」の意味
遺言の方式の準拠法に関する法律

第14回

反致(41条)

反致の意義
反致の要件

第15回

公序(42条)

準拠外国法の適用の意味
準拠外国法の適用排除の要件(公序則の発動要件)・効果

授業実施形態

【BCPレベル1~2の場合】
 対面授業を原則とします。
【BCPレベル3~4の場合】
 この授業が予定されている曜日時限にオンラインでライブ配信形式で実施します。レコーディングも行い受講者の方に公開します。

授業外学習の指示

必要がある時に適時指示します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
100

最後の授業の後に課題をまなばで公表します。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)

成績評価方法(備考)

到達目標への達成度により評価します。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html