授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30114:[2025 春セメスター]有機化学Ⅰ(M) 2025 春セメスター 金2 生命科学部 堤 治 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 102号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 地球上に存在する多様な化合物群は、多くの元素の中でも炭素を中心に構成されている。有機化学は、炭素を中心とする化合物の化学であり、生命の本質を明らかにする上でも欠かすことのできない基礎分野となっている。この講義では、基本的な有機化合物の物性を理解するために、電子配置、電子密度、化学結合の性質などに関する基礎事項や、アルカン・シクロアルカンおよび有機ハロゲン化合物の構造・物理的性質・反応性に関して講述する。また、工業的規模で行われている反応についての現状と未来への洞察を行う。
 本科目の授業実施形態:対面

受講生の到達目標

・IUPAC命名法を理解し,基本的な化合物の命名ができる。
・有機化学反応の基礎としての反応エネルギー図の意味を説明できる。
・有機化学の基礎としての酸・塩基の概念を説明できる。
・飽和脂肪族化合物の反応の基礎としての求核置換・脱離反応に関する理解を深め,反応機構を説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 高校での化学を履修していることが望ましい。苦手あるいは学習が不十分であると感じている場合は、今から復習を心がけること。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等

本科目は+R授業対象科目。第14回に+R授業を実施。詳細はmanaba+Rを参照

1

有機分子の構造と結合(1)

8電子則

2

有機分子の構造と結合(2)

Lewis構造式,共鳴構造

3

有機分子の構造と結合(3)

混成軌道

4

構造と反応性(1)

熱力学支配と速度論支配

5

構造と反応性(2)

I酸と塩基,求電子剤と求核剤

6

構造と反応性(3)

IUPAC命名法,立体配座

7

有機分子の構造と結合、構造と反応性

講義前半のまとめ

8

シクロアルカン(1)

命名,構造と配座

9

シクロアルカン(2)

多環、天然物脂環式多環化合物

10

アルカンの反応(1)

アルキルラジカル,ラジカル連鎖機構,Hammondの仮説

11

アルカンの反応(2)

反応の選択性,燃焼熱

12

ハロアルカンの性質と反応(1)

求核置換反応,SN2機構

13

ハロアルカンの性質と反応(2)

脱離能,求核能,基質の構造

14

ハロアルカンの性質と反応(3)

SN1機構,E1機構,E2機構

授業実施形態

 対面授業を14回実施する。

授業外学習の指示

 予習をしていることを前提として講義を進めます。各回の講義の前には、上記の授業スケジュールを参考にして教科書の該当する頁をよく読んでおくこと。
 講義終了後には、レポート課題を提出することはもちろんであるが、さらにレポート課題あるいは授業中に行った問題の内容を確実に理解できるように、教科書の該当部分を読み返すこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 70

受講生の到達目標に対応して、本科目の理解度を確認する。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
30

受講生の到達目標に対応して、レポートを課す。レポートについての詳細はmanaba+Rにより連絡する。

なお,成績評価を受けるためには,2/3以上の授業への出席が必要です。出席はmanaba+Rの出席カード機能を使って確認するので,インターネットにアクセスできるデバイスを毎回持参すること。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

特になし

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)上 K.P.C.Vollhardt, N.E.Schore著,古賀憲司,野依良治,村橋俊一監訳 化学同人 9784759820294

教科書(使用頻度、その他補足)

 本書に沿って講義を進めていく。旧版を持っている人はそれでも可。なお、本書は本講義だけでなく、関連する有機化学系の講義科目および実験科目でも使用する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ボルハルト・ショアー現代有機化学(第8版)下 K.P.C.Vollhardt, N.E.Schore著,古賀憲司,野依良治,村橋俊一監訳 化学同人 9784759820300
ボルハルト・ショアー現代有機化学 問題の解き方(第8版) N.E.Schore著,大嶌幸一郎,小田嶋和徳,小松満男,戸部義人訳 化学同人 9784759820317

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

特になし

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R

備考

 生命科学部での「有機化学系科目」の履修の仕方について以下に示す。
生命科学部のカリキュラムでは、「有機化学系科目」を「有機化学I」,「有機化学II」,「有機化学III」,「有機化学IV」の順に履修する。この順番を無視して、例えば、「有機化学II」をいきなり履修しても内容は理解できないであろう。また、「有機分子解析法」は、「有機化学実験」、「有機・高分子材料化学実験」と密接に関わっているので、これらの実験を履修する学生は、必ず受講すること。上記テキストは、これらの講義・実験でも使用する。



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