授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50152:[2025 春セメスター]色彩学(W) 2025 春セメスター 水3 映像学部 松田 博子 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN325セミナールーム

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

色彩は、言語としての役割を持ち、情報の伝達手段として環境に働きかけると同時に、感情等の心理学的側面に働きかけ、さらに美的表現手段としての役割も果たす。私たちの生活環境の中で,色彩が如何に重要な役割を果たしているかを,多角的な視点から考察することを目的とする。講義の進め方は、基礎知識として色彩の知覚に関わる生理的メカニズムや物理光学的特性を理解した後に、色彩に関わる心理学的側面などの諸相をさぐるとともに,マンセル体系・PCCS色彩体系等の色を表す表色系を理解する。その上で,配色・色彩調和の理論と表現方法を考察する。色彩に関わる心理学および、デザイン,インテリア,ファッション,映像など日常生活における多数の事例を提示し,現象の背後にひそむ諸原理を解き明かすという方法をできるだけとりたい。また配色演習課題もおこなう。毎回小テストか小レポート、配色課題を提出してもらう。対面授業を14回。

受講生の到達目標

①授業で取り扱う色彩に関する諸テーマとその内容について,基礎的な知識を確実に習得する。
②色彩を感受する眼球や脳などの生理的側面を理解し、その仕組みについて説明することができる。
③自身の身近な色に対して、上記の生理的もしくは物理的な事例および現象を発見し説明することができる。
④基礎的な色彩分類を理解し、配色やイメージ演出に応用できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
「+R授業」

「+R授業」によるシラバス説明とオリエンテーション

シラバスの内容を20分の動画で説明します。
授業方針の説明,授業の進め方,成績の付け方等
manaba+Rの本授業のコースに「+R授業」の動画をアップロードしますので、初回授業までに各自で視聴するようにしてください。宿題の課題も載せています。

 1

色彩の魅力 光の物理的性質

色とは何か?色彩に関わる諸分野の関わり
光刺激の性質,可視光,プリズム,分光,波長,単色光,複合光,光の色彩現象(屈折・散乱・回折・干渉),人工光と自然光他

 2 

色覚の生理学的基礎 ① 色の知覚 

眼球と網膜の構造,視細胞,錐体と杆体,脳,明所視と暗所視,順応他

 3

色覚の生理学的基礎 ② 色覚説 混色

 ヤング‐ヘルムホルツの3色説,へリングの反対色説,段階説,比視感度とプルキンエ現象他 明所視と暗所視、比視感度とプルキンエ現象他 加法混色(同時・並置・回転混色)、減法混色、

 4

色の分類①:色彩体系・各表色系の特徴と用途など 

顕色系・混色系について,マンセル表色系・PCCS表色系・NCS表色系・XYZ表色系

 5~6

 色の分類②:PCCS色彩体系色彩体系トーン概念とイメージ

色の現象的分類,色相・明度・彩度(色の三属性について)トーンによるイメージの演出方法とその配色 
表色系③L*a*b*表色系他

 7~8

 色彩心理学:色の感情的・情動的性質

映像やデザインへの応用例
色の恒常性,色記憶と記憶色,色の錯視,主観色,同化・面積効果,色相対比、明度対比、彩度対比、補色対比、似合う色への応用

9

色彩心理学:色の知覚的性質 色彩がもたらす印象について
配色イメージとイメージ配色法について①

心理データに基づくカラーイメージスケール(カジュアル・ロマンチック)

 10

色彩心理学:色彩嗜好

カラー嗜好テスト実施
色彩嗜好について、データでみるイメージと嗜好色・嫌悪色
色の感情的効果,色彩連想,色彩嗜好

 11

色彩心理学:色の感性的・情動的性質 パーソナリティについて

パーソナリティテスト実施
パーソナリティと色彩嗜好との関係など

 12

色彩心理 配色イメージとイメージ配色法について②

イメージマップ,心理データに基づくカラーイメージスケール(ナチュラル・モダン・クラシック・ダンディ等)の解説と応用,イメージの配色演習とインテリア・環境・プロダクツなどの色彩計画への応用

 13

色彩心理 色彩調和について

色彩の調和関係 ゲーテの色彩調和論、シュブルールの配色調和論、イッテンの配色調和論
イメージ課題演習提出

 14

ユニバーサルデザインと色覚特性について
イメージ課題演習のランキング

色覚異常とユニバーサルデザイン、安全色彩、ランキング発表

授業実施形態


・対面授業を14回。
・対面授業回における録画配信: 無

授業外学習の指示

色彩は日常私たちの身の回りに存在します。受講内容を参考にして、日常生活の中で活用することをお勧めします。できるだけ多くの事例や映像をみて色彩分析を試みてください。確実に色彩感覚が養われていきます。色彩については沢山の先行研究がありますので、機会があれば調べてください。卒業論文などの参考になります。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

映像・デザイン・インテリア・ファッション・環境色彩など日常生活における多数の事例を提示したり配色演習を行うので,平常点を重視する。
毎回その授業の内容に関係する小テストおよびレポート課題,配色演習を提出してもらい授業内容の理解度に応じ評価する。
11回以上の授業に出席した人のみを成績評価の対象とする。出席・確認テスト(授業の最初)・課題演習・提出レポートで総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

11回以上の授業に出席した人のみを成績評価の対象とする。
 
<割合>
 ・出席点には、出席確認、小テスト実施、小レポ提出提出、イメージ配色貼付課題を含みます。
  その内訳として  
  出席点(60%)(各回のレポート点数はここに含まれます)
  小テスト点数4回(20%)
  イメージ演習課題(20%)
   

受講および研究に関するアドバイス

テキスト・新配色カード199aを事前に必ず購入し,講義には必ずテキスト・新配色カード・のりとはさみを持参すること。
また講義の資料は適時配布します。A4判の大きさを予定しています。授業の内容に応じて参照しますので,あらかじめ各人で綴じ込み用ファイルを準備願います。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
カラー版徹底図解 色のしくみ 城 一夫 新星出版社 978-4405106789
新配色カード199a 日本色研事業株式会社

教科書(使用頻度、その他補足)

新配色カード199a(日本色研事業株式会社)1冊とテキストを各自OIC Shopで購入してください。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
どうして色は見えるのか 池田光男 芦澤昌子 平凡社
色と色彩の心理学 松田隆夫・高橋晋也・宮田久美子・松田博子 培風館
"よい色”の科学 なぜ、その色に決めたのか 近江源太郎 日本規格協会
カラーコーディネーターのための色彩心理入門 近江源太郎 日本色研事業株式会社 978-4901355193

参考書(使用頻度、その他補足)

必要に応じて適時紹介します。

参考になるwwwページ

北岡明佳の錯視のページ(立命館大学)http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/