| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 10746:初等社会科教育法(SB) | 2023 | 春セメスター | 木2 | 産業社会学部 | 海老瀬 隆博 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
ある調査によれば,小学生たちに最も人気のないのが社会科の授業だそうです。「見学したり、人に会って話を聞いたりするのは楽しいけれど、言葉が難しくてややこしい」「たくさん覚えなくてはならないことがあるから嫌だ。」といった子どもの声がよく聞かれます。また、世の中には「社会科は暗記教科だ。」と捉えている大人も少なくありません。こんなふうに思わせる社会科授業を続けていれば,教科「社会科」としての存在意義すら疑われることになることでしょう。今、社会科授業のイメージを変えることのできるような授業改善が求められています。
学校現場でも「社会科の授業づくりは難しいので苦手だ。」と言う先生が必ずと言っていいほどいるものです。社会科に限らず、授業づくりにおいて何らかの固定化・規格化したものを求めている訳ではありませんが、社会的課題、育成を目指す資質・能力、教材とその内容、子どもの実態などの諸条件を根拠にして丁寧に検討すれば、実践すべき社会科授業の姿はもっと明確になってくるはずなのです。
本授業では,現行の学習指導要領に示された「主体的・対話的で深い学び」の実現をめざして、よりよい社会科授業をつくる理論と方法を学びます。授業スケジュールとして、前半は、「社会科において育成をめざす資質・能力」「社会科の目標・評価」「指導計画と単元構想」「問題解決的な学習」「深い学びと見方・考え方」「調べて考える学習活動」などの小学校社会科教育の基本テーマに従って、授業づくりの理論を学びます。後半は、小学校5年・6年の社会科授業の実践(教材研究・単元の構想・学習指導案の作成・模擬授業・授業の記録と分析など)を通して、授業づくりの方法を学ぶことになります。このプロセスを通して、私たちがめざすべき社会科授業の姿を明らかにしていきたいと思います。
授業は、子どもの姿、子どもが示す具体的事実をもとに分析し、構造的に捉えることが肝要です。そして何より、授業は1単位時間〈45分〉の範囲内で研究するものではなく、単元全体の流れに位置付けて、単元構想を基に研究するべきものです。京都市立小学校における社会科授業の優れた実践研究を参考にしながら、授業づくりについての考察を深めていきましょう。子どもと先生(授業者)の両方から、「社会科の授業は楽しい。」「社会科の授業が好き。」という言葉が聞かれるような、そんな授業はどうすればつくれるのか。皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
②小学校社会科の「教材研究」「指導計画の作成」「授業実践」「授業の目標・指導・評価」についての基本が理解できる。
③小学校の社会科教育への関心や社会科授業実践への意欲を高めることができる。
④小学校教員としての資質・能力において「授業実践力」がいかに大切かを理解できる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1〈対面授業〉 |
・本授業についてのガイダンス
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授業の内容・構成/授業の進め方/到達目標と評価/受講生の思い・講師の願い/自らが受けた社会科授業をふり返って/社会科授業づくりにある課題とは何か/めざすべき社会科授業とはどのような授業か/授業は「教える」から「学ぶ」へ |
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| 2〈対面授業〉 |
・社会科授業づくりの理論①
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小学校学習指導要領解説〈社会編〉を読み解く/社会科の目標及び内容/社会科で育成を目指す資質・能力/社会科における「主体的・対話的で深い学び」/教材研究の方法/評価から授業をつくる |
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| 3〈対面授業〉 |
・社会科授業づくりの理論②
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社会科における問題解決的な学習/確かな単元構想をもとにした授業づくり/単元構想と子どもの問題意識の流れ/「課題把握(つかむ)」「課題追究(調べる)」「課題解決(まとめる)」/指導計画の作成
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| 4〈対面授業〉 |
社会科授業づくりの理論③
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単元の学習問題をつくる(集団の問題)/問題解決のため調べること(個の問題)/学習問題を「つくる」と「つかむ」/ |
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| 5〈対面授業〉 |
社会科授業づくりの理論④
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子どもが「主体的・対話的に」調べる活動/資料提示の方法/子どもに育成する資料活用力/調べる技能と調べたことをまとめる技能/授業におけるICT活用/教科書の活用/個別最適な学び |
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| 6〈対面授業〉 |
社会科授業づくりの理論⑤
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「深い学び」へと子どもを導く「見方・考え方」/話し合い活動の指導/単元のまとめ/新たな問いと「選択・判断する」「多角的に考える」場面/協働的な学び |
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| 7~14〈対面授業〉 | 社会科授業づくりの実践と方法①~⑧ |
◇一つの単元をモデル事例として、全員で授業づくりの実際を体験的に学ぶ。
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| 15〈対面授業〉 | 本授業についてのまとめ |
社会科授業づくりについての課題/授業を創る・教師の仕事/授業が変われば子どもが変わる。そして学校が変わる。/授業は教師の魂だ
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授業実施形態
BCPの運用停止に伴って、2023年度春学期より対面授業を受けるにあたっての配慮は行いません。
新型コロナウイルスに罹患した場合等については、学び支援サイトを確認してください。
BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.
【授業形態】
BCPレベル1~2:対面授業
BCPレベル3~4:メディアを利用した授業(ライブ配信またはオンデマンド)
【配慮要件(BCPレベル1以上の場合)】
以下の要件に該当する学生に対しては、ライブ配信またはオンデマンドでの配慮を行う。(申請内容に確認すべき点がある場合は、必要に応じて診断書等の公的な証明書の提出を求めることがある)
① 基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
② 基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③ 海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合
【備考】
授業スケジュールはBCPレベル1~2を想定して記載している。BCPレベルの変更あるいは受講登録の結果によって、授業形態の切り替えを行う場合がある。変更があった場合にはmanaba+Rで周知を行う。
授業外学習の指示
・授業を通して得た情報(知識)から新たな問いを見出して思考を重ねるという、学びのプロセスが大切です。その答えを出すために、自分で調べたり、関係者から話を聞いたりすることで学びが深まります。
・教材研究の時間、単元構想図や学習指導案を作成する時間の大半は、授業外に確保しなければなりません。講師(担当教員)からの指導を受けながら、授業外にも学習をする必要があります。(電子メール等のやり取りを通した、講師(担当教員)の指導も検討しています。)
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | ・第1回から第15回までの授業では、提出される授業ワークシート等の内容を中心にして、授業への意欲や態度、コミュニケーション能力等を総合的に評価する。(「4 3 2 1 0」の5段階で評価 )…60%
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成績評価方法(備考)
・出席は毎回確認する。2/3以上の授業への出席と、授業ワークシートや学習指導案等の提出をした受講生のみが評価の対象である。
・10分以上の遅刻は欠席の扱いとする。(欠席や遅刻について特別に考慮すべき事情がある時は、担当教員の方で検討する。その場合は出来る限り事前に申し出ること。)
受講および研究に関するアドバイス
・授業中に、小学校社会科の授業づくりの参考となる書籍を紹介しますので、ぜひ積極的に読まれることを期待します。
・学校現場の現状、子どもたちの様子や教師の仕事等について知ることは、授業づくりを学ぼうとする受講生にとって非常に大切なことだと思います。学生ボランティア等の活動を通して、小学校教育に参画する経験をされることを推奨します。
・教職に就くために必要な知識・技能を習得すると同時に、小学校教師としての心構えを学ぶ授業にしたいと考えています。それに相応しくない受講態度をとることは厳に謹むようにしましょう。
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
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| 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編 | 文部科学省 | 日本文教出版株式会社 | 978‐4‐536‐59009‐9 | |
| 新しい社会5上 | 北 俊夫 他 | 東京書籍 | 978‐4‐487‐10525‐0 | |
| 新しい社会6(歴史編) | 北 俊夫 他 | 東京書籍 | 978‐4‐487‐10527‐4 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/