授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
51585:[2025 春セメスター]メディア・デザイン論(B) 2025 春セメスター 金2 経営学部 井登 友一 2

キャンパス

OIC

授業施設

AN310講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

「メディア」とは、マスメディアやインターネットなどのコミュニケーションツールを問う狭義のものだけではなく、ヒトの思考や認識の枠組みを構成する社会的意味をめぐるせめぎあいの場として捉えられる。 また、「デザイン」とは、色やかたちを操作する造形行為のことだけではなく、さまざまな文脈・立場・理念を持ったステイクホルダから繰り出される意見・考えを踏まえながら、ひとつのかたちある意味としてまとめあげていく関係調整プロセスである。 つまり、メディアデザインとは、潜在的に矛盾しているさまざまなステイクホルダたちの一致しない視点を協議し、それらの関係のなかに存在する「モノ」に「社会的意味を与えること」と解釈される。 本授業ではまず、私たちの生活環境を各自が再認識し、その現状と問題点を明らかすることで、「メディアとは何か」「デザインとは何か」「メディアデザインとはどういうことか」という根源的な問いに望む。さらに、経営諸活動・分野にメディアデザインの概念を適用することで、経営学におけるメディアデザインの有用性とそのマネジメント手法を検討し、「経営学におけるメディアデザインの意味」をデザインしていく。

受講生の到達目標

・「メディア論」の研究分野で扱われる範囲とその課題を理解する
・「デザイン論」の研究分野で扱われる範囲とその課題を理解する
 ・「メディアデザイン」の社会的実践事例の把握とその課題について理解する
 ・これまで経営学部で学んだ内容を振り返り、本講義で扱うメディアデザイン概念と関連づけを行い、「経営学におけるメディアデザイン」の有用性を明らかにする

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

・オリエンテーション:メディア・デザイン論で学ぶこと
・なぜ、経営学においてメディア・デザインを学ぶのか?

・経営学における「メディア」と「デザイン」の意味
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

・メディアとコミュニケーション1:文明史から見る「メディアと社会のあり方」
・メディアとコミュニケーション2:メディアがつくる社会と関係性

・構造主義的記号論、社会構成主義、状況論
・メディアのデジタル化(ウェブ化)が引き起こした社会変革

3

メディア化する企業と経営

営利活動からパブリック・アフェアーズへの企業活動の変化

4

メディア論のまとめ

ミニレポートを題材としたダイアローグ

5

デザインとは何か?:ビジネス領域におけるデザインの役割と期待

デザイン思考とデザイン的思考

6

経験価値のデザイン

経験経済の概念理解

7

ユーザー中心デザインの概念と手法論1

人間中心デザイン、ユーザー中心デザイン、エクスペリエンス・デザイン

8

ユーザー中心デザインの概念と手法論2

インタビュー法、行動観察

9

ユーザー中心デザインの概念と手法論3

質的分析法、グラウンデッド・セオリー・アプローチ、状況論

10

ホリスティックな顧客経験のデザイン

カスタマージャーニー、サービスブループリント

11

コンテクストとデザイン

コンテクスト、ユーザー「脱」中心発想

12

サービスデザインと文化のデザイン1

サービスデザインの概念理解

13

サービスデザインと文化のデザイン2

意味のイノベーション、文化のデザイン

14

デザイン論のまとめ:メディア・デザインとは何だったのか?

ミニレポートを題材としたダイアローグ

授業実施形態

本授業は、基本的に、対面授業を行います。

※初回講義は大学のガイドラインに準拠し、メディア授業(Zoomによるライブ型講義)とする予定です。状況が変動する場合には適宜manaba+Rにて告知をいたします。

授業外学習の指示

授業内容を予習および、補完・再検証・再検討し理解を促進するために、自宅学修課題を課すことがあります。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

1.学期を通して2回(中間・期末)実施するレポート提出における、講義理解の度合いによる評価
2.不定期に課題提示するミニレポートの提出
3.講義において提示する事前学習、講義中のディスカッションを通して講義内容の理解を評価

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話 吉見俊哉 有斐閣
メディア論 水越伸 (著), 吉見俊哉 (著) 放送大学教育振興会
メディアの文明史 ハロルド・A・イニス,久保秀幹(訳) 筑摩書房
現実はいつも対話から生まれる ケネス・J・ガーゲン,メアリー・ガーゲン,伊藤 守 (監修, 訳), 二宮 美樹 (訳) ディスカヴァー・トゥエンティワン
言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか J. L・オースティン (著), 飯野 勝己 (翻訳) 講談社
学習環境のイノベーション 山内祐平 東京大学出版会
ジェンダー・トラブル―フェミニズムとアイデンティティの攪乱 ジュディス バトラー (著),竹村 和子 (翻訳) 青土社
千のプラトー―資本主義と分裂症 ジル ドゥルーズ (著), フェリックス ガタリ (著), Gilles Deleuze (原著), F´elix Guattari (原著), 宇野 邦一 (翻訳), 田中 敏彦 (翻訳), 小沢 秋広 (翻訳) 河出書房新社
知の考古学 ミシェル・フーコー (著), 慎改 康之 (翻訳) 河出書房新社
メディア化する企業はなぜ強いのか? ~フリー、シェア、ソーシャルで利益をあげる新常識 小林弘人 技術評論社
ウェブとはすなわち現実世界の未来図である 小林弘人 PHP研究社
メディア論―人間の拡張の諸相 マーシャル マクルーハン (著), 栗原 裕 (翻訳), 河本 仲聖 (翻訳) みすず書房
制度論の構図 盛山和夫 創文社
プランと状況的行為―人間‐機械コミュニケーションの可能性 ルーシー A.サッチマン (著), 佐伯 胖 (翻訳), 水川 喜文 (翻訳), 上野 直樹 (翻訳), 鈴木 栄幸 (翻訳) 産業図書
クリティカル・ワード メディア論 理論と歴史から〈いま〉が学べる 門林 岳史 (著, 編集), 増田 展大 (著, 編集), フィルムアート社
経営の針路 : 世界の転換期で日本企業はどこを目指すか 平野正雄 ダイヤモンド社
経験経済―エクスペリエンス・エコノミー B.J.2 パイン (著), J.H. ギルモア (著), 電通「経験経済」研究会 (翻訳) 流通科学大学出版
組織・コミュニティデザイン 山内 裕 (著), 平本 毅 (著), 杉万 俊夫 (著) 共立出版
コンピュータは、むずかしすぎて使えない! アラン クーパー (著), Alan Cooper (原著), 山形 浩生 (翻訳) 翔泳社
デザイン・ドリブン・イノベーション ロベルト・ベルガンティ (著), 立命館大学DML (翻訳) クロスメディア・パブリッシング
突破するデザイン あふれるビジョンから最高のヒットをつくる ロベルト・ベルガンティ (著), 安西 洋之 (監修), 八重樫 文(監訳) (その他), 立命館大学経営学部DML (翻訳) 日経BP
虚構の「近代」 : 科学人類学は警告する ブルーノ ラトゥール (著), Bruno Latour (原著), 川村 久美子 (翻訳) 新評論
コ・デザイン —デザインすることをみんなの手に 上平崇仁 NTT出版
Cultural Strategy: Using Innovative Ideologies to Build Breakthrough Brands Douglas Holt (著), Douglas Cameron (著) Oxford Univ Press
サービスドミナントロジックの発想と応用 R.F.ラッシュ (著), S.L.バーゴ (著), Robert F. Lusch (著), Stephen L. Vargo (著), 井上 崇通 (翻訳) 同文館出版
DX時代のサービスデザイン 廣田章光 (著, 編集), 布施匡章 (著, 編集), 瀨良兼司 (著), 井登 友一 (著), 仙波 真二 (著), 宗平 順己 (著), 山縣 正幸 (著) 丸善出版
ビジネスで活かすサービスデザイン-顧客体験を最大化するための実践ガイド ベン・リーズン (著), ラヴランス・ロヴリー (著), メルヴィン・ブランド・フルー (著), 澤谷由里子 (監修), 高崎拓哉 (翻訳) ビー・エヌ・エヌ新社
THIS IS SERVICE DESIGN THINKING. Basics - Tools - Casesー領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計 マーク・スティックドーン (著), ヤコブ・シュナイダー (著), 長谷川敦士 (監修), 武山政直 (監修), 渡邉康太郎 (監修), 郷司陽子 (翻訳) ビー・エヌ・エヌ新社
「闘争」としてのサービス 山内裕 中央経済社
心脳マーケティング 顧客の無意識を解き明かす ジェラルド・ザルトマン (著), 藤川 佳則 (翻訳), 阿久津 聡 (翻訳) ダイヤモンド社
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論 D. A. ノーマン (著), 岡本明 (翻訳), 安村通晃 (翻訳), 伊賀聡一郎 (翻訳), 野島久雄 (翻訳) 新曜社
データ対話型理論の発見―調査からいかに理論をうみだすか バーニー・G. グレイザー (著), アンセルム・L. ストラウス (著), 後藤 隆 (翻訳), 水野 節夫 (翻訳), 大出 春江 (翻訳) 新曜社
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム クレイトン M クリステンセン (著), タディ ホール (著), カレン ディロン (著), デイビッド S ダンカン (著), 依田 光江 (翻訳) ハーバーコリンズジャパン
発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法 トム・ケリー (著), Tom Kelley (著), ジョナサン・リットマン (著), Jonathan Littman (著), 鈴木 主税 (翻訳), 秀岡 尚子 (翻訳) 早川書房
イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材 トム ケリー (著), ジョナサン リットマン (著), Tom Kelley (原著), Jonathan Littman (原著), 鈴木 主税 (翻訳) 早川書房
デザイン思考が世界を変える ティム・ブラウン (著), Tim Brown (著), 千葉 敏生 (翻訳) 早川書房
意味論的転回―デザインの新しい基礎理論 クラウス クリッペンドルフ (著), Klaus Krippendorff (原著), 小林 昭世 (翻訳), 西澤 弘行 (翻訳), 川間 哲夫 (翻訳), 氏家 良樹 (翻訳), 國澤 好衛 (翻訳), 小口 裕史 (翻訳), 蓮池 公威 (翻訳) 【立命館大学】メディアデザイン論:シラバス案 【立命館大学】メディアデザイン論:シラバス案 100% 10 E80 クラウス クリッペンドルフ (著), Klaus Krippendorff (原著), 小林 昭世 (翻訳), 西澤 弘行 (翻訳), 川間 哲夫 (翻訳), 氏家 良樹 (翻訳), 國澤 好衛 (翻訳), 小口 裕史 (翻訳), 蓮池 公威 (翻訳) スクリーン リーダーのサポートが有効になっています。 クラウス クリッペンドルフ (著), Klaus Krippendorff (原著), 小林 昭世 (翻訳), 西澤 弘行 (翻訳), 川間 哲夫 (翻訳), 氏家 良樹 (翻訳), 國澤 好衛 (翻訳), 小口 裕史 (翻訳), 蓮池 公威 (翻訳) スクリーン リーダーのサポートを有効にする
フィールドワーク―書を持って街へ出よう 佐藤郁哉 新曜社
About Face 3 インタラクションデザインの極意 Alan Cooper (著), Robert Reimann (著), David Cronin (著), 長尾 高弘 (翻訳) アスキー・メディアワークス
民主化するイノベーションの時代 エリック・フォン・ヒッペル (著), サイコム・インターナショナル (翻訳) ファーストプレス
日々の政治 : ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化 日々の政治 : ソーシャルイノベーションをもたらすデザイン文化 ビー・エヌ・エヌ新社
ファスト風土化する日本―郊外化とその病理 三浦 展 洋泉社
図解でわかる商品開発マーケティング―小ヒット&ロングセラー商品を生み出すマーケティング・ノウハウ 浅田和実 日本能率協会マネジメントセンター
CONTEXT DESIGN 渡邉康太郎 Takram
融けるデザイン ―ハード×ソフト×ネット時代の新たな設計論 渡邊恵太 ビー・エヌ・エヌ新社
デザインマネジメント研究の潮流2010-2019 八重樫文 (著), 後藤智 (著), 安藤拓生 (著) 青山社
近代から現代までのデザイン史入門 トーマス ハウフェ (著), Thomas Hauffe (原著), 薮 亨 (翻訳) 晃洋書房
美術の解剖学講義 森村泰昌 筑摩書房

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/