授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50891:政治過程論(P) 2024 春セメスター 火2 政策科学部 佐藤 満 2

キャンパス

OIC

授業施設

C273講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 20世紀になって登場することになった政治過程論は何を課題として担っているのかを説き、その課題に挑むための道具としてどのような理論を用意してきたのかについて概説する。

受講生の到達目標

 政治学における政治過程論の位置、および、政策科学研究における政治過程論の意義について基本的理解を得ること。

事前に履修しておくことが望まれる科目

政治学Ⅰ

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1.

政治過程論の位置

ダール 権力 領土 自足性 ラスウェル ウェーバー アリストテレス 呪術からの解放 国家理性

2.

政治過程論の登場

近代と現代 市民社会と大衆社会 合理的市民 予定調和 レッセフェール 夜警国家 集団の噴出

3.

政治過程論の原型:A.F.ベントレィ

大社会 フロンティアの消失 マックレイキング 都市問題

4.

古典的政治過程論:D.トルーマン

集団 利益集団 均衡 相互作用 重複加盟 潜在的利益集団

5.

意思決定のモデル:アリソンの概念レンズ

合理的選択:選択としての決定(第一モデル) 組織過程:組織的出力としての決定(第二モデル) 官僚政治:政治的帰結としての決定(第三モデル)

6.

意思決定への政治過程論的接近:多元主義

コミュニティ権力構造論争 ハンター ダール 声価法 争点法 アクター 権力資源 アリーナ

7.

非決定と前決定、実施過程:政治過程理論の精緻化

非決定 バカラック&バラッツ 権力の二つの顔 クレンソン コブ&エルダー アジェンダセッティング ゲートキーパー 体系的アジェンダ

8.

現代民主主義理論とアメリカ政治学批判

シュンペーター ミルズ マルクス主義 社会経済還元論

9.

制度論の復権

スタインモ セレン 歴史的制度論 合理的選択制度論 スコッチポル 政策遺産 キングドン 経路依存 国益

10.

ポリアーキー:比較政治体制論

ダール レイプハルト エスピン=アンデルセン

11.

コーポラティズム論

シュミッター レーンブルフ 所得政策 労使協調 戦後和解 福祉国家

12.

政策ネットワーク論・利益集団

ヘクロウ カッツェンシュタイン 鉄の三角形 社会的学習 頂上団体(ピーク・アソシエイション) 業界団体 鉄の三角形 シャットシュナイダー 紛争の私化・紛争の社会的拡大

13.

選挙と政党

ダウンズ デュヴェルジェ ミシガンモデル サルトーリ 統治連合 一党優位制 包括政党

14.

55年体制とその終焉

升味準之輔 保守合同 吉田学校 政務調査会と部会 国対政治 小選挙区比例代表並立制 失われた10年 小泉改革

15.

55年体制後の政治体制

小選挙区比例代表並立制 党内選抜過程

授業実施形態

対面授業15回

授業外学習の指示

 政治過程の理論は政治過程を説明するために用意されている。京極純一は「世相解説」を政治学の任務としたが、それを中心的に担っているのが政治過程論である。紹介された理論を使って、今の世相を解説出来ないか考えてみるのも一興である。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 100

設問は二問。そのうち一問に答える。両方に答えてもよいが、できの良い方を採点対象とするので、一問に集中しないと不利になる可能性もある。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
0

成績評価方法(備考)

期末の定期試験で評価する。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『政策過程論 政策科学総論入門』 佐藤満編 慈学社 ISBN978-4-903425-87-0 本学部の政治過程論・政策過程論の講義内容をまとめたもの

教科書(使用頻度、その他補足)

本学部で行ってきた政治過程論、政策過程論の教科書として編んだ。前後期のこの二つの講義において教科書として使う。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『政治過程論』 伊藤光利・田中愛治・真渕勝 有斐閣 ISBN4-641-12093-5 現代政治過程論の標準的教科書
『政界再編時の政策過程』 真渕勝・北山俊哉編 慈学社 ISBN978-4-903425-36-8 現代日本政策過程の事例研究集
『よくわかる行政学 第2版』 村上弘・佐藤満編 ミネルヴァ書房 ISBN978-4-623-07516-4 行政学の入門教科書、政治過程論の部分を参照のこと
『行政学』 真渕勝 有斐閣 ISBN978-4-641-04983-3 現代政治学・行政学の理論を広く取り扱っている

参考書(使用頻度、その他補足)

本学部の政治過程論・政策過程論の講義内容に直接関連する参考図書としてあげておく。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html