Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
10161:Society and Career Based Learning (GB) § 10220:Special Lectures in Career Design (SI) 2018 Fall Thu3 College Of Law,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters,College of Image Arts and Sciences NISHIYAMA AKIHIKO 2

Campus

KIC

Class Venue

MEIGAKUKAN MG002

Language

Japanese

Course Outline and Method

 キャリアとは「人が生涯を通じて担う様々な立場(役割)の連続」として定義づけることが出来ます。「組織」という舞台で「働く」ことは人生における重要な役割ですが、同時に人は、「地域や国際社会」、「家庭」という舞台で「生活」し「学習」し「余暇」を過ごしています。受講生のキャリアモデルともいえる立命館大学の卒業生を始めとする社会人へのヒアリングを通じて、これらの社会的な多重の役割についての理解を深めます。
 併せて、グローバル化する社会という文脈の中で、多重の役割を通じて「これからどう生きたいのか」を内省化、言語化し、自己の統合的なキャリア・ビジョン、ライフ・プランニングに取り組みます。
 なお、本講義の核となる「ヒアリング対象の選定(講演テーマの選定)、講演者との折衝、講演テーマに沿った事前学習資料の作成、講演の運営」等を全学横断型で構成する受講生の編成チームによる演習形式で進めます。社会(チーム)の一員として当事者意識を持ち能動的な参加を求めます。

【重要】
 第1講目に、グループ編成を行うため必ず出席すること。やむを得ない理由により欠席する場合は、事前に担当教員(西山:nishiya@fc.ritsumei.ac.jp)まで連絡すること。無連絡で欠席した場合には、本授業の受講を許可しないことがあるので、この点は特に注意下さい。

Student Attainment Objectives

 立命館大学は全学横断的に「キャリア教育科目」を配置し、各科目は、学生のキャリア発達に応じた段階的な到達目標を掲げており、本講義はその最終段階に位置付けられます。本講義では、キャリアを人生におけるすべての役割が含まれる統合的なものとして捉える視点に立ち、①自己の社会における多重の役割を認識し、②社会の様々な営みの中で、物事を企画・立案し、合意形成を取り付け、実行に繋げる力を培い、③社会的責任感(Citizenship)を涵養することを到達目標としています。

Recommended Preparatory Course

 事前に履修しておく科目は特にありませんが,本講義と同じキャリア教育科目の「全学インターンシップ」(2回生以上,秋セメスター配当科目)の受講や,企業が抱える現実的な課題の解決に大学院生との混成チームで約半年かけてあたる「コーオプ演習」(3回生以上、秋セメスター配当科目)にもチャレンジしてください。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

講義概要の説明、講義「活躍する社会人」、講義計画の共有とチーム編成

講義:講義計画を理解する。企業や官庁等で活躍する社会人とはどのような要件を備え仕事の実績をあげているかを概観する。その後、チームの編成と、チーム毎の社会人講師の招聘計画、学びの案を準備し、クラス全体で授業運営についての合意を形成する。チーム代表者の決定他、役割、担当などのチームビルディングに向けて準備する。

2

講義:「成長する社会人」、チームビルディングと授業計画の策定

講義:人は社会に出てどのような仕事と学習をして成長していくのか、その中で早い成長の条件について考察する。その後、チームでの役割、活動計画を策定し、クラス内で発表し共有する。クラス全体での授業運営についてのディスカッションと共有。

3

講義:「社会人の市場価値」、グループワーク

講義:一社に入社し定年まで勤めるキャリアと、自身の市場価値を高め転職するキャリアの二つがある。後者ではどのような形で価値を高め、転職の成功条件は何かを調査結果から考察し、チームテーマへの準備に繋げる。

4

講義:AI,IoTの進展と労働の変化、グループワーク

現在急速に進んでいるAI社会化。AIに代替される仕事がある一方で、新たな仕事も生まれる。専門家へのヒアリング調査から、今後の方向性を考える。その時代に求められる人材像について考察し、チームテーマへの準備に繋げる。

5

各チームテーマの取材、調査、研究進捗確認、課題への対応

チームテーマに向けた調査、研究、社会人講師への取材計画についての進捗を各チームより発表し、課題、検討事項についてクラスで共有する。一般的なケースでの社会人へのインタビュー、講演、発表、質疑の方法について解説する。講演アレンジチームから要点を出し、事前学習事項を提案する。

6

チームAによる講演のアレンジとクラス全体でのディスカッション

チームAが講演者との取材や調査に基づいて捉えた「社会」や、「働くこと」について、テーマや論点を示し、講演及び講演者との対話を通してクラス全体で命題を深める。

7

チームBによる講演のアレンジとクラス全体でのディスカッション

チームBが講演者との取材や調査に基づいて捉えた「社会」や、「働くこと」について、テーマや論点を示し、講演及び講演者との対話を通してクラス全体で命題を深める。

8

中間点検、振り返り、最終発表計画

講演者とのコミュニケーション、チームの取り組み、講演の運営などについて総括し、後半の授業に反映する。最終発表の方法、設営について議論し、クラスで共有する。

9

チームCによる講演のアレンジとクラス全体でのディスカッション

チームCが講演者との取材や調査に基づいて捉えた「社会」や、「働くこと」について、テーマや論点を示し、講演及び講演者との対話を通してクラス全体で命題を深める

10

チームDによる講演のアレンジとクラス全体でのディスカッション

チームDが講演者との取材や調査に基づいて捉えた「社会」や、「働くこと」について、テーマや論点を示し、講演及び講演者との対話を通してクラス全体で命題を深める

11

チームEによる講演のアレンジとクラス全体でのディスカッション

チームEが講演者との取材や調査に基づいて捉えた「社会」や、「働くこと」について、テーマや論点を示し、講演及び講演者との対話を通してクラス全体で命題を深める

12

全チーム代表パネルディスカッション、最終発表準備

これまでの発表を踏まえたチーム代表パネルディスカッションを行う。チームテーマへの取り組みを総括し、最終発表、報告書作成に向けた意見集約をし準備をする。

13

最終チーム発表会の準備

各チームに発表の事前チェック、リハーサル、及び最終発表の準備に取り組む。チーム報告書の準備をする。

14

最終チーム発表

各チームによる到達点について発表し、内省化する。チーム報告書を提出する。

15

講義:自己ブランド価値の高め方、総括

講義:仕事の実践を通じての自己ブランド価値の高め方について分析する。授業を通じて培い、取り組む自己の統合的なキャリア・ビジョン、ライフ・プラニングについてクラスで総括し、内省化する。社会で自己の価値を高め充実した人生を送るための個人総括ペーパーを作成し提出する。

Class Format

Recommendations for Private Study

 チーム内、チーム間のコミュニケーション、議論、会合を密にし、主体的なクラス運営に努める。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

①授業への参画・寄与(出席は重視する):30%
②チーム活動(チーム運営への率先、チーム課題への取り組み、講演者との折衝、講演運営、最終発表等)への参画・寄与、チーム成果報告書の内容:50%
③各回のコメントシートの内容及び、個人総括ペーパーの内容:20%

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

【重要】【再掲】
 第1講目に、グループ編成を行うため必ず出席すること。やむを得ない理由により欠席する場合は、事前に担当教員(西山:nishiya@fc.ritsumei.ac.jp)まで連絡すること。無連絡で欠席した場合には、本授業の受講を許可しないことがあるので、この点は特に注意下さい。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
聞き取りの作法 小池和男 東洋経済新報社 ISBN-13: 978-4492312766 人にインタビューをして詳細を聞き出すときの方法について解説する。
プレゼンに勝つ魅せ方の技術 佐藤綾子 ダイヤモンド社 ISBN-13: 978-4478490464 相手の心理的欲求を読み的確にプレゼンする方法を解説する。
TED TALKS クリス・アンダーソン 日経BP社 ISBN-13: 978-4822251659 TEDで 忘れられないプレゼンを生み出す舞台裏とノウハウを 解説する。

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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