授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50896:現代の福祉問題(P) § 50897:高齢化社会(P) 2022 秋セメスター 火1 政策科学部 桜井 政成、瀬野 陸見 2

キャンパス

OIC

授業施設

AC230講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

こんにちでは福祉とは生活に困難を抱える人たちの問題ではなく、私たちの生活の様々な面に関わるものとなっている。年金、子育て、労働、介護など、ひとりひとりのライフデザインに少なからぬ影響を与えることである。そのためこうした事柄について理解を深めておくことは現代社会を生きる上で助けとなる場面が必ず訪れると言っても間違いではないだろう。また政策科学部の学生が就職してから、こうした課題に関わり合う業務に就く可能性も高い。地方・国家の公務員はもちろんのこと、医療・福祉関係の民間企業に就職したり、また一見関わりなく思える業種でもどこかで関係することもある。このためキャリアデザインのためにも、本授業の内容は役立つものとなると考える。
 なお、本講義は発展的な福祉系科目の導入となるものである。発展的な福祉系科目とは、「比較福祉社会論」「社会福祉政策」「福祉経済論」「コミュニティ福祉論」「社会保障政策」を指す。これらの科目を受講する際の基礎的知識を習得することも本講義の目標のひとつである。そのため授業は様々な角度から福祉に関わるトピックスを次々に取り上げていくことになる。また授業のスタンスとして、制度や概念を概観すると共に、現場の生の姿を伝えていくことを大切にしたい。

受講生の到達目標

1. 高等教育修了者に求められる教養として、現代社会における福祉問題を理解すること。
2. 本学部の他の福祉系科目を受講するにあたっての基礎的知識の習得。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

(桜井):少子高齢化社会の現状

【キーワード】講義のねらい・進め方等、人口の少子高齢化の原因

2

(瀬野):少子高齢化による問題

【キーワード】晩婚化、非婚化

3

(瀬野):ワークライフバランス

【キーワード】両立支援、育児休業法

4

(瀬野):年金制度問題

【キーワード】国民年金、厚生年金

5

(瀬野):介護保険

【キーワード】要介護認定、ケアマネージャー

6

(瀬野):社会保障制度と財政・租税政策

【キーワード】政策課税・財政調整

7

(瀬野):障害者をとりまく現状

【キーワード】障害者雇用促進法、法定雇用率

8

(瀬野)児童虐待

【キーワード】児童相談所、親権停止

9

(瀬野):非正規雇用

【キーワード】働く貧困層の拡大、働く若者の現状

10

(瀬野):子どもの貧困・女性の貧困

【キーワード】子ども家庭庁、シングルマザー、貧困の連鎖

11

(瀬野):生活保護

【キーワード】生活保護の基本原理、生活保護行政の問題点、BI

12

(桜井):ケアをめぐる問題

【キーワード】家族介護、介護従事者の専門性

13

(桜井):地域社会の変化と社会的孤立

【キーワード】つながりの希薄化、若者の引きこもり、コミュニティ

14

(桜井):現代の福祉問題とNPO・ボランティア

【キーワード】NPO、社会的企業、ボランティア

15

(桜井):日本型福祉の特徴と問題点

【キーワード】福祉国家、ネオリベラリズム、シティズンシップ

授業実施形態

BCPレベル3以上:メディア授業(Zoomを使用してのライブ配信などを想定)
BCPレベル1~2 :
・第1回はメディア授業(Zoom使用予定)、第2回~第15回は対面授業を原則とし、8回以上教室での受講機会を保障する(受講生数が極端に多い場合には、学生証番号末尾偶数番の受講生と奇数番の受講生が対面授業とメディア授業を交互に受講するなどの対処をおこなう)。
・なおコロナウイルスの感染拡大状況によって大学・学部の対応も変化するので、詳細は第1回授業で説明する。

授業外学習の指示

新聞やTV(NHKのEテレ等)で福祉問題が取り上げられない日はない。日頃からアンテナをはって問題の背景を理解しておくこと。また、提示した参考書はどれも基礎的な文献なので、必ず読んでおくこと。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

<BCPレベル1~2・BCPレベル3~4共通>
4回のmanaba+R小テストによる評価。各回25点満点×4回=合計100点満点で計算し、60点以上を合格とする。小テストの追試や代替課題はなし。

成績評価方法(備考)

・小テスト実施の詳細についてはmanaba+Rで周知する。必ず確認すること。
・やむをえない事情で小テストを1回受験できなかった場合であっても、点数評価ができないため、残り3回の小テストで合格点をとる必要がある。

受講および研究に関するアドバイス

・日常から、福祉や社会保障に関わる新聞記事や雑誌を読み、問題意識を高め、課題を多角的かつ体系的にとらえる訓練をしておくこと。
・基礎的なアカデミックライティングのスキルを日頃から習得しておくことが受講のキーとなる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
地域福祉の今を学ぶ-理論・実践・スキル 妻鹿ふみ子 ミネルヴァ書房 4623056910
日本の社会政策 改訂版 久本憲夫 ナカニシヤ出版 4779509777
シリーズ福祉社会学3 協働性の福祉社会学:個人化社会の連帯 藤村正之編 東京大学出版会 4130541382
下層化する女性たち-労働と家庭からの排除と貧困 小杉礼子, 宮本みち子編著 勁草書房 4326653949
北欧福祉国家は持続可能か クラウス・ペーターセン他 編著 ミネルヴァ書房 4623075354
よくわかる福祉社会学 武川正吾ほか編著 ミネルヴァ書房 4623089738
コミュニティの幸福論-助け合うことの社会学 桜井政成 明石書店 4750350893

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

manaba+R 掲示板に各授業回のスレッドを立てるので、質問があれば投稿すること。
大学メールアドレスで担当回の教員に直接連絡も可能。
多くの重要な情報を講義第1回目で説明するので、必ず出席すること。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html