授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15947:[2025 秋セメスター]グローバル教育論(S) 2025 秋セメスター 木3 産業社会学部 高藤 三千代 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ308号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法


【授業の概要】
植民地主義時代から現代までの地球規模での人の移動、新自由主義的グローバリゼーションの展開、そこにおける教育のかかわりについて考察する。人類学的視点を取り入れ、越境移住者を取り巻く教育実践と言語・文化の継承のあり方に焦点をあて、近代に特有な人、ことば、文化の境界枠の自明性を解き明かしていく。そして差異、多様性といった事柄に目をむけ、近代産業化社会を背景に、これまで人々を結びつけ国民国家という共同体を形成してきた、近代学校教育、また現行の新自由主義的グローバリゼーションを背景とする教育状況、それらに対するオルタナティブな教育の可能性について、文化と学習そして共同体の関係性に焦点をあて、精神の自由を要に考察する。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

・ 人、ことば、文化の境界枠の自明性と、教育、経済、政治性の結びつきを認識する。
・ グローバリゼーションに伴われる一元化的働きとその背景、弊害を認識し、そこにおける教育の働きと問
 題を理解する。
・つながり、関係性に視座を据え、グローバリゼーションと教育について多角的、全体論的に考察する。
・ 以上を踏まえ、オルタナティブな教育の可能性について、自由と自律/自立と共生を視野にいれ考察する。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

グローバリゼーション

地球規模での穂との移動、植民地主義

2

新自由主義とグローバリゼーション

市場原理主義、一元化作用、グローバルスタンダード、ヘゲモニー

3

人々の統合と教育

国民の起源、国語、文化の形成、標準化作用

4

近代学校の仕組み

子どもの誕生、組織による教育、学級文化

5

トナンスナショナルな移住と教育(1)

ディアスポラ、戦前・戦後世界

6

トランスナショナルな移住と教育(2)

言語・文化・アイデンティティの異種混淆性

7

言語と教育(1)

就学、母語、言語資本、文字と権力

8

言語と教育(2)

国語、英語帝国主義、継承語

9

多文化主義再考 (1)

差異、多様性、近代性、アイデンティティ・ポリティックス

10

多文化主義再考(2)

対話、ポリフォニー、共同体

11

人々の結びつきとオルタナティブな可能性(1)

グローバリゼーション、モノカルチャー、幸福、経済、グローカリゼーション

12

人々の結びつきとオルタナティブな可能性(2)

開発・文化・自然、教育のかたち

13

人々の結びつきとオルタナティブな可能性(3)

持続可能な未来へ、文化遺産再発見

14

授業のまとめと期末テスト

授業実施形態

対面授業を基本とします。
対面以外の実施形態をとる場合は、適宜指示します。


文献・資料・映像資料を活用する。質疑応答、小グループ、全体でのディスカッションの場を適宜設ける。積極的な参加が望まれる。(進捗状況によりスケジュールを多少変更する場合がある。)

授業外学習の指示

授業にて活用する配布文献(授業で使用する1~2週間前に配布する)を必ず読み授業に参加すること。その前提で授業を行なう。文献の要点をまとめる、あるいは重要だと思われる箇所に下線を引く、疑問点や感想などを書き留めておくことが望まれる。詳しくは授業にて説明する。7点の文献を配布予定。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・平常点(40%:文献覚書提出)
  詳しくは授業にて説明する。  
・学期末レポート試験(60%: 教室にて実施)
   
   

   

  

成績評価方法(備考)

学期末レポート試験に関しての評価基準:

   ・授業内容を理解できているか、自身の考察を展開でき
    ているか、論理的説得力を持って記述できているか、
    を評価基準とする。

  *以下の要件を全て満たしていない場合、受験資格はないものとする。
    ・全授業の2/3以上出席。
    ・覚書を3点以上期日までに提出。

受講および研究に関するアドバイス

適宜小グループ・全体でのディスカッションを実施する。質疑応答の場を設ける。積極的な授業参加が望まれる。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
『グローバリゼーションとは何か』 伊予谷登士翁 平凡社
『想像の共同体』 ベネディクト・アンダーソン 書籍工房早山
『持続可能な教育と文化』 永田佳之・吉田敦彦編日本ホリスティック教育協会  せせらぎ出版
『日系人とグローバリゼーション』 レイン・リョウ・ヒラバヤシ他編  人文書院
『多文化主義とは何か』 アンドレア・センプリーニ 白水社
『懐かしい未来―ラダックから学ぶ』 ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ 懐かしい未来の本
『ナショナリズムは悪なのか』 萱野稔人 NHK出版
『移民と運命―同化か隔離か』 エマニュエル・トッド 藤原書店

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、授業において適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/