授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16085:IR18‐HJ301 専門演習(60) § 16086:IR-GR301 専門演習(60) 2022 春セメスター 水4 国際関係学部 白戸 圭一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

敬学館KG213号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

本ゼミは、ジャーナリズムの手法と思考を体験的に学習しながら、社会の様々な問題に鋭く切り込める取材力、考察力、大勢に流されない批判精神を高めることを目標としています。
本ゼミは2019年4月に開講し、2021年3月に初めての卒業生を輩出しました。1期生たちは新聞社、テレビ局、番組制作会社といったメディア企業をはじめ、製造業、運輸業、保険、自治体など様々な企業・役所に就職しました。この事実が示す通り、文系学部の卒業生の圧倒的多数は研究者になるのではなく、企業や官公庁へ就職します。
このような現実を踏まえれば、学生時代には、どのような仕事に就き、どのような生き方を選択した場合でも必要とされる「調べる力」「考える力」「大勢に流されない批判精神」などを若いうちに伸ばすことが極めて重要ではないか、とゼミ主宰者である白戸は考えています。そこで・・・・

① 本ゼミでは、3回生前期は「取材の手法」と「物事の考え方」について学び、3回生後期には数人のグループで取材班を結成し、自らが定めたテーマについて学内外で取材します。前期の授業では、学生自身が設定した何かのテーマについて全員が事前に調べ、考え、意見表明し、議論し、発表できるレベルにまで仕上げます。教員はこのプロセスにおいて適宜助言します。1期生が3回生後期に結成した取材班は、学生の間に広がる携帯電話販売ビジネスの実態を取材して長文の記事を執筆し、その成果は新潮社の国際情報ウエブサイト『フォーサイト』に掲載され、広く一般公開されました

② 4回生は就職活動と並行しながら卒業論文の作成に力を入れます。卒論執筆には真摯に向き合って下さい。卒論を書くことによって幅広い教養、調査力、構想力、文章執筆能力、交渉能力、柔軟な発想力などの向上を目指します。本ゼミの卒論執筆では、図書館での文献探しだけでなく、インタビュー等の取材を通じて証言や1次資料の入手を重視します。

③ ゼミ主宰者の白戸は国際関係学部の2期生(1989年入学)で、卒業後は2年間の大学院生活を経て毎日新聞社(1995~2014年)と三井物産戦略研究所(2014~2018年)で計23年間勤務しました。こうした経歴故に、現在も様々なメディアに記事を書き続け、メディア関係者、官僚、企業の役員などと一緒に仕事をしています。卒業後にメディア関係の仕事に就きたい学生がいる場合、または一般企業への就職を目指す学生がいる場合、本人が望めば就職準備に関する助言・指導を実施します。

受講生の到達目標

① 他人から指示されなくても課題設定できる
② 問題や現象を明晰に、分析的に、批判的に思考できる(大勢、感情、権威などに左右されない)。
③ 異文化に関心を抱き、問題や現象を国際的な視点から考察できる。
④ 文法的に正確で、意味が明確で、読みやすい文章を書ける(全ての仕事の基本)
⑤ 他者の話を正確に理解し、正確に質問し、質問に論理的・説得的に回答できる

事前に履修しておくことが望まれる科目

特になし

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1~15

ゼミの運営方法

原則としてゼミの運営は受講生と協議して決めるが、基本的な運営方法は下記の通り。
・3回生前期 各学生は議論したいテーマを設定。他のゼミメンバーに事前調査を求め、議論を主導する
・3回生後期~ ゼミナール大会での発表、またはジャーナリズムの実践としての取材活動の開始
・4回生 卒論に向けた各自の関心に基づく研究テーマの設定、ゼミ全体で学習成果を報告し、学生間で議論。

授業実施形態

BCPレベルに応じて教員から説明します

授業外学習の指示

1.毎日5分でよいのでテレビのニュースを見る習慣をつけること。
2 毎日15分~20分程度は新聞(ウエブ版でもよい)を読む習慣をつけること。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
40

設定されたテーマについて、論理的、科学的に思考したうえで執筆しているか否かを評価する。

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
60

ゼミでの報告、討論への参加、ゼミ運営への貢献に基づいて評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

立命国関卒業生の私は、30年近く前に一緒だったゼミ仲間と今でも交流があります。皆で授業中によく発言し、楽しく議論したからです。実り豊かなゼミにできるか否かは、所属する学生次第。議論できる仲間が多いほど、豊かな人間関係を育んでくれるゼミになると思います。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

なし

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

なし

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html