| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15945:[2025 春セメスター]生命倫理学(S) | 2025 | 春セメスター | 火2 | 産業社会学部 | 川端 美季 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
近年、新しい医療技術の導入によって倫理的、社会的、法的な問題が生じている。生命倫理は、臨床の現場における切迫した問いに答えようとするものでありながら、現代社会の日々の日常のなかで営まれている複雑な生のありようについて再考しようとするものでもある。
この講義では、各テーマにそって毎回フィードバックを行い、学生と教員との双方向授業、さらに学生間のマルチ方向の交流を行う。
現代社会における問題の複雑な現れ方とその背景を読みときながら、臓器移植、終末期医療といった個別のテーマを通して、生命倫理について考える。
この講義では理解を深めるために、なるべく映像資料の使用をしたいと思っています。また特定のテーマに詳しいゲストスピーカー講演の機会も持つ予定です。この点についても初回で説明します。
場合によっては、シラバスにある映像資料とは別のものや方法で講義を行うこともあり得ます。
【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。
受講生の到達目標
(2)社会秩序に関わる規範的な考え方と、生活に密着した一個人としての考え方の違いを理解し、多角的に問題にアプローチできるようになる。
(3)生命倫理に関わる問題の広がりを理解し、人間の生と、社会、歴史、文化、環境との関係について自覚的に考えることができるようになる。
(4)現代の日本のみならず国際的な社会における諸問題に関する鋭い感受性を養い、社会の問題解決のためにどのようなアプローチが必要なのか自発的に考える方法を獲得する。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 授業の概要と説明――生命倫理とは【+R授業】 |
ガイダンス、生命倫理学に関する紹介 |
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| 2 | 生命倫理学の成り立ち |
医学、人体実験、生命倫理と社会問題、自律、無危害、善行、正義 |
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| 3 | 臓器移植(1)―― 「脳死」の登場と普及/脳死臓器移植と生体移植 |
臓器移植、脳死、植物状態、自己決定、制度、医療、自己と他者、生体移植 |
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| 4 | 臓器移植(2)――誰のための人体/身体か |
「私の中のあなた」を手がかりに(1)、臓器移植、生体移植、身体 |
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| 5 | 臓器移植(3)――自己決定権とその問題 |
「私の中のあなた」を手がかりに(2)、臓器移植、自己決定、制度、医療 |
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| 6 | 臓器移植(4)――技術がもたらす可能性と問題 |
技術の不確実性、キメラ動物 |
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| 7 | 臓器移植(5)―― 臓器移植をめぐる身体 |
「わたしを離さないで」を手がかりに(1)、臓器移植、社会 |
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| 8 | 臓器移植(6)――尊厳について |
「わたしを離さないで」を手がかりに(2)、臓器移植、社会、自己決定、自己と他者 |
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| 9 | 「障害」について考える |
自立、医学モデルと社会モデル 、生存学、優生思想、医療、技術、制度、社会 |
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| 10 | 終末期医療(1)――技術に媒介された生と死 |
延命治療、QOL、高齢化、植物状態 |
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| 11 | 終末期医療(2)――安楽死・尊厳死 |
自己決定、自殺ほう助、「死ぬ権利」、脳死 |
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| 12 | 終末期医療(3) ――優生思想と終末期 |
優生思想、高齢化社会、生産性 |
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| 13 | 終末期医療(4)――生と死をめぐる政治 |
生の統治、経済的合理性、社会 |
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| 14 | 終末期医療(5)――再度、自己決定について |
自己決定、「死の自己決定」、手段的価値、主観的価値、内在的価値 |
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| 15 | 臓器移植・終末期医療を通して――問いは開かれている |
倫理、社会、善悪、規範、実践、まとめ |
授業実施形態
【+R授業】は第1回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。
第2回以降は基本的には対面ですが、状況によって変更もあり得るので、manaba+Rで、その都度授業形式についてアナウンスします。とりこぼしのないように確認すること。
【備考】
※対面授業の出席が難しい等、学生から申し出があった場合、メディア授業受講の配慮を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。
授業外学習の指示
授業で取り扱ったテーマに関連する文献など積極的に読んでみてください。
生命倫理学を学ぶ手がかりは、日々のニュースや日常生活のなかに必ず見つけることができます。感覚を研ぎ澄ませて、身の回りで起きている出来事に注意を払って考える習慣を身につけてください。
参考文献は授業毎に提示するので、関心のあるものはどんどん読みましょう。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 50 | 到達目標に対して、授業の理解度と答案の論理的構成を特に重視して評価する。 |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
50 | 平常点は、毎回の授業でコミュニケーション・ペーパーを提出してもらい、その内容で評価する。
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成績評価方法(備考)
出席には、コミュニケーション・ペーパーの提出を求めます。
内容が授業内容を踏まえていないものやこの授業でなくても書ける内容だと判断した場合、積極的に受講していない態度とみなし、平常点評価における授業参加態度の範囲で評価をマイナスにしますので、十分に気をつけてください。
また大学の規定にのっとり授業参加を一定数していないものは、最終課題を受ける資格がないものとしてみなします。
最終課題についての注意点は、講義内で説明します。
受講および研究に関するアドバイス
ひとつの正しい答えがある・あるべきと考えるよりも、むしろ「正しい」とされることがどうして「正しい」とされれるのか問い直す試みをしてほしいと思います。
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 生命倫理の成立――人体実験・臓器移植・治療停止 | 香川知晶 | 勁草書房 | 978-4326153480 | |
| 命は誰のものか 増補改訂版 | 香川知晶 | ディスカヴァー・トゥエンティワン | 978-4-7993-2729-6 | |
| はじめて出会う生命倫理 | 玉井真理子・大谷いづみ 編 | 有斐閣 | 978-4641124202 | |
| 医学研究・臨床試験の倫理――わが国の事例に学ぶ | 井上悠輔・一家綱邦ほか | 日本評論社 | 978-4535984530 | |
| 脳死・臓器移植の本当の話 | 小松美彦 | PHP研究所 | 9784569626154 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
またこの講義は双方向授業で、フィードバックを反映するため、必ずしもシラバス通りに進むものではありません。
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/