| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 30608:[2025 秋セメスター](教)理科教育概論(G2) | 2025 | 秋セメスター | 火4 | 理工学部,生命科学部,理工学研究科,生命科学研究科 | 根本 泰雄 | 2 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
具体的には,中等教育機関(中・高等学校等)での理科教員として知っておくべき理科教育の目標などが理解できるようになることを目的とします.あわせて,理科教員となるために不足している自然科学に関する知識等を認識し,卒業までに何を学習すべきかの学習目標を各自が設定できるようになることも目的とします.授業は,中等教育段階での理科教育についてだけでなく,初等教育段階から高等教育段階での理科(科学)教育についての理解を目指し,研究者と教育者との交流を通して最新の研究成果を授業に取り入れる方法などを,実験教材の作成・開発,模擬授業なども取り入れる形で展開します.
なお,「(教)理科教育概論(G1)」と「(教)理科教育概論(G2)」で取り扱う内容は基本的に同一です.
受講生の到達目標
1.中等教育機関(中・高等学校等)での理科教員として知っておくべき理科教育の目的や目標,基本的な内容や構造を,学習指導要領の改正など歴史的な変遷も含め,その概要を理解する.
2.「理科教育学」と「理科」授業で必要な授業技術や指導上の留意点,主体的・対話的で深い学び(いわゆる「アクティブ・ラーニング」)などとの関係を知る.
3.工学的評価,羅生門的評価など様々な教育評価手法があることを知り,「理科」での評価のあるべき姿を自ら考え実践する力を身につける.
4.「理科」と関係する環境教育,防災教育,安全教育の目的や目標を理解する.また,「理科」の学習内容を理解し,最新の情報を取り入れた「理科」の授業を組み立てられる力も身につけ,教材研究・教材教具の開発方法に関して知る.
5.「理科」に関わる学力も含めた「理科」・科学の基礎力を修得し,発展的な学習や探究(的)活動,課題研究指導力を身につける.
II. 「理科教育学」の基本を理解し,個々の担当クラスに向けた(情報通信技術の活用を含む)授業計画を作成する方法を知る.
1.個々の担当クラスの実態を把握して授業計画を立てる必要性・重要性を理解する.
2.情報通信機器を活用した教材を含め各種教材の特性を理解し,授業に活かすための基本を知る.
3.「理科」での学習指導案の役割,構造の基本を理解する.
4.生徒向けの授業が終わった段階で授業が終了するわけではなく,絶えず振り返り,フィードバックすることが求められる意味を知る.
5.授業実践研究の最新の状況を把握する方法を知り,先輩教師の授業実践事例を参考に授業を組み立てる必要性を理解する.
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
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| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 1 | 「理科」の教員免許状取得のために本科目の学びが必要な理由 |
基礎学力確認試験と本科目を学ぶ意義(本科目のガイダンスを含む)
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| 2 | 「理科」と「科学」と「自然科学」 -学校の目的と「理科」,教科と科目- |
基礎学力確認試験の講評と「理科」,「科学」,「自然科学」の包含関係
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| 3 | 「理科教育学」とは |
「理科」教員,「理科」教員を目指す人が「理科教育学」を学ぶ意義
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| 4 | 「理科」で核となる概念 |
戦後の理科教育の歴史と時代背景,およびカリキュラム論からみた理科教育の構造
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| 5 | 教育かていと学校体系(系統)(学校システム) |
日本の「理科」の教科・科目と他国での同等の教科・科目との対比
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| 6 | 「理科」の教材とその活用 -教材開発とその意義- |
小中高大接続の視点から,教材として見た学習内容の必要性と妥当性との吟味
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| 7 | 「理科」の教材とその活用 -教材開発の手順・方法- |
中高接続,高大接続の視点から,教材として見た学習内容の必要性と妥当性との吟味
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| 8 | 「理科」の教材とその活用 -単元構想図と単元指導計画- |
単元(項目)の指導計画と1単位時間の授業の組み立て方(情報通信技術の活用も含む)
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| 9 | 「理科」の教材とその活用 -NIE,キッチン科学,webから集める教材,研究機関と教育機関との連携- |
新聞記事の活用,および教育機関と研究機関・学術学協会等との連携
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| 10 | 「理科」での学習指導案の基本 |
学習指導案の種類と記載項目・記載事項,および学習指導案の目的
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| 11 | 「理科」の教材研究・教材教具の開発:予備実験と授業評価 |
「理科」での(情報通信技術の活用も含む)教材研究,資料・試料収集,教材教具の開発の必要性と予備実験の意義
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| 12 | 「理科」でのいわゆる「アクティブ・ラーニング」とその実践 |
講義,実験,観察,観測の意味とこれらの指導法
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| 13 | 作成した教材教具の発表と討論(相互評価):模擬授業 |
模擬授業と相互評価および模擬授業に関する議論
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| 14 | 作成した教材教具の発表と討論:模擬授業の相互評価とこれまでのまとめ(まとめの小テストを含む) |
模擬授業,学習指導案の修正と発表・議論,および模擬授業の相互評価
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授業実施形態
対面以外の実施形態をとる場合は,適宜指示します.
授業外学習の指示
毎回(初回を除く),示された予習を行って授業に臨んでください.また,参考文献も用いて,十分に復習を行って下さい.復習やレポート作成,模擬授業の準備,模擬授業で用いた学習指導案の修正,およびまとめの小テスト(第14回目)に向けて取り組むべき学習時間の目安は,合計で最低45時間となります.
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | 0 | |
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
0 | |
| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 模擬授業に向けて作成した学習指導案をレポートの一部とします(20%).「理科」での指導に関する複数回の小レポート等も授業期間内に課します(20%).
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成績評価方法(備考)
欠席が4.7コマ分以上でない場合でも,特別な理由が無い限り欠席が2.8コマ分より多くなった場合は不合格(F評価)とします(20分までの遅刻は欠席1/3回,20分未満の早退(75分以上出席した場合の早退)は欠席1/3回としてカウントします).また,レポート類の未提出は特別な理由が無い限り不合格(F評価)とします.
なお,成績不振学生がいた場合,救済措置は行いません.
受講および研究に関するアドバイス
このレベルへ到達するために,本科目では,中学校「理科」の内容,および高等学校『**基礎』4科目の内容は理解されていることを前提として授業を展開します.よって,これらの学力が不十分である履修者は,本科目の授業内容を理解することが困難となりますので,履修を開始する前の段階から十分に復習を行っておいて下さい.特に,高等学校時代に履修しなかった『**基礎』1科目の学習も行っておいて下さい.(「科学と人間生活」と「**基礎」1科目とを履修した人は,履修しなかった「**基礎」3科目の学習も行っておいて下さい.)
本科目を履修する学生の復習の程度を確認するため,第1回の授業時に基礎学力確認試験を行います.試験内容は,中学校「理科」の(中学校「理科」教科書に記されている内容の)学力確認およびPISA型学力の確認です.
学力が不足していると考える場合は,2回生春セメスター期間開始時(本科目の履修登録時)(≒ 2025年4月上旬)までに復習を十分行っておいて下さい.
教科書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 中学校「理科」教科書(各学年4種類,合計12冊) | 購入する種類,方法等は授業にて指示します. | |||
| 高等学校「理科」『**基礎』教科書(物理基礎10種類,化学基礎12種類,生物基礎11種類,地学基礎5種類) | 購入する種類,方法等は授業にて指示します. | |||
| 中学校学習指導要領 | 文部科学省 | 東山書房 | 9784827815795 | |
| 中学校学習指導要領解説 理科編 | 文部科学省 | 学校図書 | 9784762506130 | |
| 高等学校学習指導要領 | 文部科学省 | 東山書房 | 9784827815672 | |
| 高等学校学習指導要領解説 理科編 理数編 | 文部科学省 | 実教出版 | 9784407348736 |
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 実験で実践する魅力ある理科教育-小中学校編- | 川村康文他 編著 | オーム社 | 9784274209208 | |
| 実験で実践する魅力ある理科教育-高校編- | 川村康文他 編著 | オーム社 | 9784274210440 | |
| 四訂 若い先生のための理科教育概論 | 畑中 忠雄 | 東洋館出版社 | 9784491035666 | |
| 理科授業大全 | 藤島 昭 監修 | 東京書籍 | 9784487814091 | |
| 誰でも無理なくできる!中学校理科がもっと楽しくなる1人1台端末の活用 | 山口 晃弘 編著 | 東洋館出版社 | 9784491052847 | |
| 「問題を見いだす」理科授業-マンガでわかる導入場面- | 寺本貴啓・有本 淳 編著 | 東洋館出版社 | 9784491049311 | |
| 枠を超えよ-自己肯定感なくして主体性は生まれない- | 辻本昭彦 | 東洋館出版社 | 9784491054322 | |
| リスク社会の科学教育ー専門家とともに考え、意思決定できる市民を育てる | 荻原 彰 | 新曜社 | 9784788518612 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
教科書の購入・販売についてのページ:http://www.text-kyoukyuu.or.jp/gaiyou.html#kounyuu
その他の参考になるWWWページは授業中に適宜指示します.
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
ガムを噛みながら受講する,無用なおしゃべりを行う等,他の学生への迷惑行為を行わないで下さい.季節柄,授業中の水分補給は認めますが,蓋が出来る容器を用いてください.なお,騒音を発生させる恐れが高いことから缶飲料による水分補給は蓋付きの場合でも認めません.
授業中は携帯電話やスマホなどの電源は切り,鞄の中にしまっておいて下さい.注意しても携帯電話やスマホなどの使用等が認められた場合には3度目の注意で退席を命じ,その日の授業は欠席扱いとします.
研究室への訪問:オフィスアワーでの訪問を歓迎します.
オフィスアワー以外での訪問を希望する場合には,電子メールにて日時の調整をして下さい.この際,『教員の時間割を確認の上,第1希望から第5希望の日時も記して下さい.』
担当教員の電子メールアドレスやZoom時のID・PW,およびオフィスアワー等の情報は初回に資料を配布and/or manaba+Rに掲示します.
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/