授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10158:社会とキャリア(G1) 2018 秋セメスター 火3 経済学部,理工学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 中川 洋子 2

キャンパス

BKC

授業施設

アドセミナリオ208号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義では,キャリアを「人が生涯を通じて持つ様々な立場(役割)の連続」として定義しています。「組織」という舞台で「労働」することは重要な役割ですが,同時に人は,「地域/国際社会」や「家庭」という舞台で,「生活」し「学習」し「余暇」を過ごしています。受講生のキャリアモデルともいえる立命館大学の卒業生等へのヒアリングを通じて,これらの社会的な多重の役割についての理解を深めます(グループでの活動)。最終的には,多重の役割を通じて「これからどう生きたいか」を深く内省し言語化することで,統合的なライフ・プランニングに取り組んでもらいたいと考えています(個人での活動)。
 なお,本講義の核となる「ヒアリング対象の選定(講演テーマの選定),講演者との折衝,講演テーマに沿った事前学習資料の作成,講演当日の運営」等は全学横断型の受講生でチームを編成し担当してもらいます。社会(チーム)の一員として当事者意識を持って能動的に参加してください。

【重要】
 第1講目に,グループ編成を行うため必ず出席すること。やむを得ない理由により欠席する場合は,事前に担当者まで(中川:naka@fc.ritsumei.ac.jp)連絡すること。
 無連絡で欠席した場合には,当該授業の受講を許可しないことがある。

受講生の到達目標

 立命館大学は全学横断的に「キャリア教育科目」を配置しており,本講義はその中に位置付けられます。各科目は,学生のキャリア発達に応じた段階的な到達目標を掲げており,最終段階の本講義は,①キャリアを人生におけるすべての役割が含まれる統合的なものとして捉える視点を身につけ,②自己の社会における多重の役割を認識したうえで,③今後のライフ・プランニングに取り組めるようになること到達目標としています。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 事前に履修しておく科目は特にありませんが,本講義と同じキャリア教育科目の「全学インターンシップ」(2回生以上,秋セメスター配当科目)の受講や,企業が抱える現実的な課題の解決に大学院生との混成チームで約半年かけてあたる「コーオプ演習」(3回生以上、秋セメスター配当科目)にもチャレンジしてください。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

オリエンテーション

授業の進め方(グランドルール・評価への合意形成)
アイスブレイク①(自己紹介)とチーム(7~8人×4G)編成 [A/B/C/Dの4グループ編成]

2

チームビルディングとトークセッションの準備①

アイスブレイク②:バーバルコミュニケーションについて
グループ活動:ゲストトークセッションの準備(講師招聘の準備) 

3

チームビルディングとトークセッションの準備②

アイスブレイク③:ノンバーバルコミュニケーションについて
グループ活動:ゲストトークセッションの準備(講師招聘の準備)

4

ヒアリング視点の獲得とトークセッションの準備③

講義:「統合的なライフ・プランニング」についての理解
グループ活動:ゲストトークセッションの準備(講師招聘の準備)

5

ヒアリング視点の獲得とトークセッションの準備④

講義:「事前学習(業界研究・仕事研究を含む)の進め方」についての理解
グループ活動:ゲストトークセッションの準備(講師招聘の準備)

6

ヒアリング視点の獲得とトークセッションの準備⑤

講義:「ヒアリング(傾聴)スキル・手法」についての理解
グループ活動:ゲストトークセッションの準備(講師招聘の準備)

7

中間総括とゲストトークセッション①の事前学習

これまでの中間総括と,ゲストトークセッション①に備えた事前学習を行う(担当グループ:A)

8

ゲストトークセッション①

Aグループの設営・運営・進行でゲストトークセッション①を行う

9

ゲストトークセッション①の総括とゲストトークセッション②の事前学習

前回の総括(担当グループ:A)とゲストトークセッション②に備えた事前学習を行う(担当グループ:B)

10

ゲストトークセッション②

Bグループの設営・運営・進行でゲストトークセッション②を行う

11

ゲストトークセッション②の総括とゲストトークセッション③の事前学習

前回の総括(担当グループ:B)とゲストトークセッション③に備えた事前学習を行う(担当グループ:C)

12

ゲストトークセッション③

Cグループの設営・運営・進行でゲストトークセッション③を行う

13

ゲストトークセッション③の総括とゲストトークセッション④の事前学習

前回の総括(担当グループ:C)とゲストトークセッション④に備えた事前学習を行う(担当グループ:D)

14

ゲストトークセッション④

Dグループの設営・運営・進行でゲストトークセッション④を行う

15

ゲストトークセッション④の総括と最終総括

前回の総括(担当グループ:D)を行ったうえで,各自の「統合的なライフ・プランニング」をグループ内で発表し,双方向フィードバックを行う。この成果を基に,個人単位で最終総括レポートを作成する。

授業実施形態

授業外学習の指示

 「ヒアリング対象の選定(講演テーマの選定),講演者との折衝,講演テーマに沿った事前学習資料の作成,講演当日の運営」などのチーム作業のために,授業時間外での活動や学習が必要となります。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

①授業への参加態度:30%②チーム活動への貢献(チーム内での相互評価を含む):40%③総括レポート:30%で評価します。
授業に出席するだけではなく,主体的に学ぶ姿勢を求めます。

※チームでの活動やレポート提出に,manaba+Rを使用します。

成績評価方法(備考)

【重要】(再掲)
 第1講目に,グループ編成を行うため必ず出席すること。やむを得ない理由により欠席する場合は,事前に担当者まで(中川:naka@fc.ritsumei.ac.jp)連絡すること。
 無連絡で欠席した場合には,当該授業の受講を許可しないことがある。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
キャリア開発と総合的なライフ・プランニング サニー・S・ハンセン 福村出版株式会社 978-4-571-24050-8 ハンセンの「総合的なライフ・プランニング」理論と応用の翻訳書
語りとしてのキャリア 加藤一郎 白桃書房 4-561-26417-5 個人の語りからキャリアを理解する「ナラティブアプローチ」の研究書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考