授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15741:IR18‐ECJ304 多文化社会論Ⅱ(R) § 15742:IR-ECR304 多文化社会論(R) 2022 春セメスター 火2 国際関係学部 高藤 三千代 2

キャンパス

衣笠

授業施設

恒心館KS305号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 本講義は、文化的多様性と社会のあり方そして国際理解について、教育―<学び、つながり、伝達、触発、成長>を要に、日本国内における「多言語」・「多文化」化現象とその歴史、政治、経済的背景に着目し考察する。その手続きとして、日本の公教育におけるニューカマー児童生徒の教育体験を手掛かりとし、移民・難民問題における歴史的視座、グローバリゼーションにおける新自由主義の動向、戦後レジームと歴史認識を踏まえ、多角的、複合的視野から捉え考察する。

受講生の到達目標

・日本社会における「多言語」・「多文化」化現象の諸事情を理解する。
・日本社会においてニューカマー児童生徒が直面している教育問題と、その歴史・社会文化・政治経済的背景を理解する。
・教育現場の日常における人々の実践、体験、文化の生成過程に注視し、「文化的差異」・「多様性」・「共生」ということについての理解を深める。
・戦後レジームと歴史認識、教育とのかかわりについての理解を深める。
・つながり、関係性、全体論的視野から、文化的多様性と社会のあり方、そして国際理解についての認識を深めその可能性を考える。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

概要

授業計画、進め方、成績評価方法などの説明

2

文化・社会・教育

文化とは、社会とは、実践共同体と学びと言語と身体

3

「改正出入国管理及び難民認定法」と社会

移民、文化、言語、教育現場、「国際化」・「共生」言説

4

グローバル化と人の移動1

戦前・戦後世界と移民・難民

5

グローバル化と人の移動2

新自由主義と教育問題

6

国際移住と就学問題1

帰国児童、ニューカマー児童生徒を取り巻く教育事情

7

国際移住と就学問題2

日本語・学習支援の現状、国際教室の取り組み、不就学問題

8

国際移住と就学問題3

進学問題、学歴社会、制度儀礼、社会化、外国人学校

9

言語・文化・教育1

母語と学校言語、家族と教育、エスニシティ、アイデンティティの葛藤

10

言語・文化・教育2

多文化主義再考、アイデンティティ・ポリティックス

11

言語・文化・教育3

多文化共生と教育実践

12

国際理解と教育についての考察1~拡大・多角的視野から

「グローバルスタンダード」と言語教育政策、国語と英語教育

13

国際理解と教育についての考察2~拡大・多角的視野から

戦後レジーム・歴史認識と教育

14

文化的多様性と社会のあり方・国際理解についての考察

持続可能性、開発、対話、つながり

15

まとめとテスト

授業実施形態

第1回授業はWEB(オンデマンド型)にて実施する。第2回授業からは、対面式にて実施。文献・資料・映像資料を活用する。質疑応答、小グループ、全体でのディスカッションの場を適宜設ける。積極的な参加が望まれる。(進捗状況によりスケジュールを多少変更する場合がある)


【BCPレベルが1もしくは2の場合】 ・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。 ・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。 ・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。 ・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。 ・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。 [Webフォロー対象となる条件] ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合 (※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合 【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】 ・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。 ・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。 ※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。 http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679

授業外学習の指示

授業にて活用する配布文献(授業で使用する1~2週間前に配布する)を必ず読み授業に参加すること。その前提で授業を行なう。文献の要点をまとめる、あるいは重要だと思われる箇所に下線を引く、疑問点や感想などを書き留めておくことが望まれる。詳しくは授業にて説明する。7点の文献を配布予定。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

学期末テスト(論述形式・最終授業日に実施)
 ・授業内容を理解できているか、自身の考察を展開するこ
  とができているか、論理的説得力を持って記述できてい
  るか、を評価基準とする。

成績評価方法(備考)

(全15回web授業実施の場合はManaba+Rのレポート機能にて、最終日授業時間内に実施する)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
辞典 日本の多言語社会 真田信治+庄司博史・編著 岩波書店
「共生」の内実:批判的社会言語学からの問いかけ 植田晃次+山下仁・編著 三元社
在留特別許可と日本の移民政策:「移民選別」時代の到来 渡戸一郎+鈴木江里子+A.P.F.S 明石書店
ニューカマーの子どもと日本の学校 太田晴雄 国際書店
持続可能な教育と文化 日本ホリスティック教育協会・永田佳之・吉田敦彦・編 会 せせらぎ出版
民族とネーション:ナショナリズムという難題 塩川伸明 岩波書店
多文化主義とは何か アンドレア・センプリーニ 白水社
定本想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行 ベネディクト・アンダーソン 書籍工房早山

参考書(使用頻度、その他補足)

その他、授業にて適宜紹介する。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html