授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
13335:心理臨床論(S) 2022 春セメスター 月2 産業社会学部 宮口 幸治 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 教育・福祉、医療などの対人援助分野では非行・犯罪、児童虐待、いじめ、不登校、引きこもり、自殺、SNS依存など、問題が山積みである。そういった子どもたち・人たちを援助するには、まず彼らがどこに躓き、どうして困っているのかを正しく理解する必要がある。本講義では、それらの問題とその背景にある生育環境の問題、発達の問題、精神科疾患、孤独、経済的貧困などについて具体的な例を挙げながら取り上げるとともに、支援の概要と限界について解説する。最後に脳科学的観点から認知と心理臨床について解説し、さらに知識だけにとどめず、これらの問題や知識を自分や家族に当てはめて考えることでより理解を深めたい。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

①学校や社会で困っている子どもたち・人たち、逸脱行動がある人たちの背景を正しく理解して、適切な援助ができるようになる。
②それぞれの問題や疾患についての基本的知識を身につける。
③困っている子どもたち・人たちへの支援の概要とその限界を理解して説明できる。
④ここで学んだ様々な問題を自分自身や家族にも関連づけて考え、対処能力を高めることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

 特になし

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

非行・犯罪の臨床

非行少年、犯罪者、脳科学的基盤、精神鑑定、触法障害者、矯正教育
【BCP レベル 1~2】対面にて実施 【BCP レベル3-4】Web にて実施

2

福祉で支える1

児童虐待の現状、被虐待児の症状、アタッチメント、虐待とトラウマ、世代間連鎖

3

教育で支える1

いじめ、不登校、学級崩壊、自傷、モンスターペアレント

4

社会の病

ひきこもり、自殺、SNS依存、性加害、子どもの貧困

5

育ちの臨床

ライフステージ、愛着形成、9歳の壁、思春期危機、人生の正午、老年期

6

障がいをもった子どもたち1

知的障がいの心理学、知的障がいへの心理的支援、知的障がいと非行・犯罪

7

障がいをもった子どもたち2

自閉スペクトラム症、注意欠陥多動症、学習症、発達障がいと非行・犯罪

8

こころの病1

統合失調症、パーソナリティ障害、薬物依存症

9

こころの病2

うつ病、認知症、トラウマ、PTSD

10

福祉で支える2

被虐待児の治療、虐待親の支援、親子再統合、ライフストーリー、虐待を受けた犯罪者

11

教育で支える2

特別支援教育、学校コンサルテーション、スクールカウンセラー、保護者の理解と支援

12

こころを治す

認知行動療法、認知リハビリテーション、集団療法、動機づけ面接

13

認知と心理臨床

脳科学の基礎、前頭葉の臨床、実行機能、注意、ワーキングメモリ、サイコパス

14

こころの健康

ライフイベント、ストレス、QOL、生きる意味

15

まとめ

各回の講義テーマの総括と発展課題の展望

授業実施形態

【授業形態】
BCPレベル1~2:対面授業
BCPレベル3~4:メディアを利用した授業(オンデマンド)

【配慮要件】
以下の要件に該当する学生に対しては、ライブ配信での配慮を行う。
 ①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い学生
 ②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合)の高い同居家族がいる学生
 ③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合

【備考】
※「授業スケジュール」は、BCPレベル1~2を想定して記載している。変更があった際は別途manaba+Rに周知を行う。
※受講登録の結果によっては、出席調整またはメディアを利用した授業に切替えを行う場合がある。

授業外学習の指示

 授業中に示したポイントについて復習すること

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

講義資料をもとに得た知識をもとにその問題の背景と支援についての理解度と考察力を確認テストで評価します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 この講座を受講することで対人援助に関する基本的知識が一通り得られるように構成されています。積極的な参加を望みます。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

 特に指定なし。講義用レジュメを配布します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
発達障害と少年犯罪 田淵俊彦 新潮社 978-4106107665
ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治 新潮社 978-4106108204
監窓記 山本譲司 ポプラ社 978-4591079355

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html