Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
33828:[2025 Fall]Behavioral Economics (E) 2025 Fall Thu2 College Of Economics NITTA KOHEI 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning101

Language

日本語

Course Outline and Method

 行動経済学は、伝統的な経済学では仮定としていた「合理性」を前提とするのではなく、より「人間らしい」意思決定の分析をする学問と言えます。ミクロ経済学やゲーム理論の理論分析から得られる「予測」と実験により得られた「結果」の違いを認識することで、これまでの経済学では捉えきれなかった領域に関して理解をすることが可能となります。

 この講義では、行動経済学の基礎的な内容を取り扱います。講義の進め方は、受講者間のミクロ経済学やゲーム理論の知識の差を考慮し、議論する際の共通認識として経済理論を初めに概観します(課題によっても知識の定着を促します)。その後に、経済理論から得られた結論・帰結が、これまでの経済実験によって得られた研究結果と整合的ではないということを確認します。その上で、これまで提示されてきた様々な仮説を紹介しながら、どのようにその違いを説明・理解するのかということを学習し、また実験的なアプローチなどによるさらなる研究の可能性なども合わせて議論します。

 課題の内容については、初回のイントロダクションで詳細を確認してください。また、課題のフィードバックは次回以降のクラスやmanaba+Rなどで解答・講評を行います。

Student Attainment Objectives

・これまでに学んできた伝統的経済学(ミクロ経済学やゲーム理論など)を批判的に振り返ることができるようになること。
・講義で得られた行動経済学に関する知見(意思決定の癖など)を日々の生活で活用できるようになること。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

個人の意思決定の問題について(限定合理性)

限定合理性の仮定について妥当かどうか議論する
【+R 授業】詳細は manaba+R を参照

2

行動経済学の概要、実験的なアプローチ(ラボ、フィールド)

行動経済学のこれまで進展を紹介し、研究方法(ラボ、フィールド実験)について解説する

3

ヒューリスティック

個人の様々な意思決定の癖を考察する

4

時間上の選択(時間選好)

伝統的経済学の立場から、2期間消費モデルでの意思決定について考察する

5

時間上の選択(時間選好)、続き

双曲割引について紹介し、先延ばしの現象をモデルを用いて解説する

6

 不確実性下の選択(危険選好):期待効用仮説

期待効用仮説について復習し、論点を整理する

7

不確実性下の選択(危険選好):プロスペクト理論

プロスペクト理論(価値関数と確率加重関数)を紹介し、特徴を解説する

8

プロスペクト理論の応用

プロスペクト理論を応用し、教育(勉強)やゼロ価格効果を例として紹介し、議論する

9

ゲーム理論と利他性

他者が介在する意思決定と利他性について、ゲーム理論を用い考察する

10

社会的選好モデル:独裁者ゲーム、最後通牒ゲーム

独裁者・最後通牒ゲームを紹介し、どのように個々人は意思決定するのかを議論する

11

社会的選好モデル:公共財供給ゲーム、囚人のジレンマ

公共財供給ゲームを紹介し、どのように個々人は意思決定するのかを議論する

12

社会的選好モデル:不平等回避性

不平等回避モデルを紹介し、これまでのゲームに当てはめて考察する

13

社会的選好モデルの応用

身の回りの事象を行動経済学で説明するとどうなるか、最新の研究も含め紹介する

14

実社会における行動経済学とまとめ

ここまでに取り扱った内容を振り返り、我々の意思決定について理解する

Class Format

指定された教室にて対面で講義を行う。また、場合によってオンデマンド形式などの講義もあり得るが、その場合には事前に周知する。

Recommendations for Private Study

 経済学の理論部分については、参考書なども利用して着実に理解してください。行動経済学の知見については、日常のどういった場面で発見できるか意識してください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written)

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

各回の課題・小テスト

Grade Evaluation Method (Note)

 課題の内容については、初回のイントロダクションで詳細を確認してください。また、課題のフィードバックは次回以降のクラスやmanaba+Rなどで解答・講評を行います。

Advice to Students on Study and Research Methods

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
行動経済学入門 筒井 義郎, 佐々木 俊一郎, 山根 承子, グレッグ マルデワ 東洋経済新報社 9784492314975
予想どおりに不合理 ダン アリエリー 早川書房 9784150503918
ミクロ経済学の力 神取 道宏 日本評論社 9784535557567
行動経済学入門 多田 洋介 日本経済新聞出版社 9784532113155

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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