授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
17094:IR18‐HJ301 専門演習(63) § 17095:IR-GR301 専門演習(63) 2024 秋セメスター 水4 国際関係学部 上田 貴子 2

キャンパス

衣笠

授業施設

諒友館RY204号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【重要】2024年9月~2025年9月の間は不在のため、担当教員が代わります。
本ゼミのテーマは、「東アジア地域研究と東アジアの人々」です。日本、中国、韓国、台湾、沖縄、香港などの文化的・社会的・歴史的・政治的な諸現象のなかに既に何か興味を持つものがあり、それを深く研究したい学生に本ゼミは適しています。例えば、東アジアの外国人花嫁、日本やアジア域外の華僑華人の研究、台湾の現在、中国のナショナリズムなどが想定できるでしょう。個人の経験に基づく問題意識からミクロなアプローチを通じてグローバルに通用する価値観を交えて論じたいテーマも、優れた研究に発展します。アジアにルーツを持つ人々を攻撃する日本のヘイトスピーチ問題、差別への対抗、アイデンティティの模索などです。加えて、我々自身が「東アジア」の一部であることを認識しながら、東アジアのグローバルな立ち位置に関わる社会的現象を分析したい学生にも適しています。今や東アジアは、上述の国や地域単位のみで狭く研究するには、その内部にあまりにも多様でグローバルな関係性を包摂するようになりました。東アジア内での相互関連性、あるいは東アジアとその外部世界とのグローバルなつながりがますます重要になってきました。例えば、新型コロナの世界的流行によって、ヨーロッパやアメリカなど各地でアジア系の移民や留学生、旅行者が、熾烈なアジアン・ヘイトの対象になっています。中国の一帯一路に刺激されてラテンアメリカ諸国が中国との関係作りを積極的に始め、ブラジル、アルゼンチン、チリの中国人住民数が激増しています。
ゼミでは履修生の研究テーマの個人発表を前提に、ディスカッションを通して様々な見方や意見を共有することを重視します。ゼミ生の希望や必要に応じて、①共通テキストを輪読する、②ドキュメンタリーを観る、③ゲストスピーカーの講演を聞いて質疑する、④フィールド巡見に出る、といった活動を集まったゼミ生の興味関心を反映して柔軟におこないます。

受講生の到達目標

①東アジアの歴史や文化、社会に根差した現代の現象や課題、それに関するグローバルな諸現象に対して問題意識を持ち、重要な概念を理解し、かつ現場で理解を進めることができる。
②みずから課題や深めるべきテーマを発見し、調査や研究を進めることができる。
③十分な準備と正確な言語表現に基づいて研究発表をおこない、みずからの議論を他者に理解させることができる。
④論理的思考と分析に基づいた学術論文を執筆することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にありませんが、東アジア地域研究や、アジア移民やアジア系マイノリティについての内容を含む国際移民や多文化共生などの講義を履修していると、より分かり易いです。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1-15

ゼミの運営方法

2024年度秋学期:
第1回ガイダンス
第2回~第6回 4年生の卒論構想発表
第7回~第11回 3年生の個人研究発表
第12回 調査研究方法実習
第13回 移民研究の論点
第14回 まとめ
卒論を提出する学生以外は、学期末にタームペーパーを提出する。

第3回と第15回の授業は、以下のフィールドワークに変更する。
12月22日(日) 神戸におけるアジア系移民コミュニティ

授業実施形態

原則対面授業で行う。

授業外学習の指示

・授業で活発な議論が起こりそれをゼミ生全員が共有してみずからの考えを深めるには、テキストを発表担当者だけではなく、全員が事前にしっかり読み込む必要があります。
・自身の卒論研究を深められるように、テーマによって中国語やハングル語などができるならば、なお可。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

タームペーパー35%
3回生は各学期末に各自の関心のある研究テーマでレポートを、4回生は春学期後に卒論の章立てを含めたレポートを提出する。到達目標の達成度で評価する。

日常点評価65%
出席、ゼミでの報告や討論への参加度、研修合宿やフィールドワークなどゼミ運営面での貢献度に基づいて、総合的に評価する。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

・ゼミは卒業後、生涯続く可能性がある重要なネットワークです。尊敬し信頼できる関係を作ろうとし、積極的に意見を共有し、ゼミ活動に参加する姿勢を求めます。
・週末や長期休暇中に、学外の施設や機関の協力を得て研修合宿や観察型フィールドワークを実施する機会があります。関西圏で週末におこなうフィールド巡見では、基本的に、交通費を各自で支払うことになります。
・学外機関の協力を仰ぐことが多く、研修旅行があるため、既往歴や持病などの個人情報の提出を求めることがあります。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
戦後日本の中国観:アジアと近代をめぐる葛藤 小野寺史郎 中公選書 978-4-12-110122-8
台湾研究入門 若林正丈・家永真幸 東京大学出版会 978-4-13-036277-1
沖縄のアメラジアン:移動と「ダブル」の社会学的研究 野入直美 ミネルヴァ書房 978-4-623-09323-6
Multiculturalism in East Asia; A Transnational Exploration of Japan, South Korea and Taiwan Koichi Iwabuchi, Hyun Mee Kim and Hsiao-chuan Hsia (eds.) Rowman & Littlefield 1783484977

参考書(使用頻度、その他補足)

●履修生の興味を反映して紹介するため、上記はあくまで例です。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html