授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34927:経済学入門(EB) 2024 春セメスター 月1 経済学部 青木 芳将、篠田 剛 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 304号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【概要】経済学は複雑な現代社会の仕組みを理解し分析することを目標とします。経済学は個々人の消費や労働、企業、政府・国の諸活動を分析し、社会や世界が豊かになり幸せになるにはどうしたらよいかを考えます。その際、経済社会はきわめて複雑に絡み合っているので、漠然と経済に興味を持ち、経済を眺めるだけでは結局何もわかりません。経済学が2世紀以上にわたって開発してきた「理論」を学び、それを通して現実を分析することで、現実の仕組みや因果関係が浮かび上がってきます。
また、経済理論から現実を考え、現実から理論を考える過程で、あらゆる問題について洞察力、論理的に議論を展開する論理力、相手とコミュニケートし理解をうる説得力が養われます。企業など社会が文社系卒業生に求める能力もそうした洞察力、論理構成力・説得力なのであり、経済理論を通じて経済分析することでこれらが鍛えられます。
「経済学入門」は、経済社会を見る視点や基本的な用語、経済学の理論の初歩とそれを通してみた現実の具体的経済問題について講義します。経済理論は単一ではないので、それぞれを専門とする複数の教員が分担して講義することで、経済学全体を見通すことができるようになります。
【方法】教員による講義を中心とした授業を行います。適宜,問題演習や個人ワーク,グループワークなども行います。

受講生の到達目標

1.経済を学ぶことの重要性や面白さを知ることができる
2.経済学的なセンスを育むきっかけとなる
3.経済理論の切り口の重要性を認識することができる

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1/青木

ガイダンス/経済学入門への導入/講義1への導入

経済学,ミクロ経済学,マクロ経済学,社会経済学

2/青木

ミクロ・マクロ分野講義1.第1原理:人々はトレードオフに直面している

選択,トレードオフ

3/青木

ミクロ・マクロ分野講義2.第2原理:あるものの費用は,それを得るために放棄したものの価値である/第4原理:人々はさまざまなインセンティブに反応する

機会費用,合理性,インセンティブ

4/青木

ミクロ・マクロ分野講義3.第3原理:合理的な人々は限界原理に基づいて考える

限界費用,限界便益,限界収入,利潤,利潤最大化

5/青木

ミクロ・マクロ分野講義4.第5原理:交易はすべての人々をより豊かにする

交易の利益,絶対優位,比較優位,生産可能性フロンティア

6/青木

ミクロ・マクロ分野講義5.第6原理:通常,市場は経済活動を組織する良策である/第7原理:政府が市場のもたらす成果を改善できることもある

資源配分,市場均衡,効率性,市場の失敗,外部性,市場支配力,政府の役割

7/青木

ミクロ・マクロ分野講義6.第8原理:一国の生活水準は,財・サービスの生産能力に依存している

生産性,名目GDP,実質GDP,付加価値

8/青木

ミクロ・マクロ分野講義7.第9原理:政府が紙幣を印刷しすぎると,物価が上昇する/第10原理:社会は,インフレと失業の短期的トレードオフに直面している

物価,物価指数,貨幣,インフレーション,失業

9/篠田

社会経済学分野講義1.Introduction/利潤の源泉と剰余価値

古典派経済学、社会経済学、労働力の価値、剰余価値

10/篠田

社会経済学分野講義2.賃労働者の形成と資本・賃労働関係の成立

二重の意味で自由な労働者、剰余労働の取得の歴史的形態、本源的蓄積

11/篠田

社会経済学分野講義3.技術革新と超過利潤の形成

技術革新と生産力、社会的価値、社会的必要労働時間、個別的価値、特別剰余価値

12/篠田

社会経済学分野講義4.資本蓄積と相対的過剰人口

資本の有機的構成の高度化、産業予備軍、産業循環、相対的過剰人口の存在形態

13/篠田

社会経済学分野講義5.利潤率の傾向的低下――資本制生産の長期動態

利潤、利潤率と剰余価値率、平均利潤率、利潤率の傾向的低下の法則

14/篠田

社会経済学分野講義6.貨幣とインフレーション

価値尺度、交換手段、貨幣蓄蔵、価格の度量標準、不換紙幣、インフレーション

15/篠田

社会経済学分野講義7.価値法則と社会経済学

商品の価値規定、使用価値と価値、価値体系と価格体系、歴史性、社会的視座

授業実施形態

第1回から第15回まで、対⾯で行います。
なお、講義動画等へのリンクはmanabaのコンテンツ欄でお伝えします。

授業外学習の指示

社会経済学分野でレポート課題を課します。授業内での学習だけでなく、予習・復習で理解を十分深める必要があります。
また、適宜課題(ホームワーク)を指示することがあります。講義内で指示された課題はしっかりと取り組むことが必要です。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 30

多肢選択問題を出題し、その正答個数で評価します。

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
70

社会経済学分野のレポート(1回) 20%
ミクロ経済学・マクロ経済学分野の小テスト(7回) 20%
毎回のコメントシートまたは予習での疑問(14-15回) 30%

成績評価方法(備考)

定期試験が中止となった場合は、定期試験に代えて、manabaを使ったウェブ試験を行います。ウェブ試験の成績評価における割合と評価基準は定期試験と同じです。
また、定期試験日に登校が困難な事情のある受講生に対しては、その事情が正当なものであることを確めたうえで、追加のレポート課題などを個別に課します。

受講および研究に関するアドバイス

<注意点>
 必読文献および参考文献のリストは、manabaを参照すること。
 指定している参考書(マンキュー経済学Ⅰミクロ編,ALLミクロ経済学)はミクロ・マクロ分野でのみ使用します。 社会経済学分野では配布レジュメに基づいて講義します。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

「マンキュー経済学Ⅰミクロ編(第3版)」「マンキュー経済学Ⅰミクロ編(第2版)」でもかまいません。 なお、教科書は第1~8回の授業で使用します。第9回以降の授業では教科書は使用しません。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
マンキュー経済学Ⅰミクロ編(第4版) N・グレゴリー・マンキュー 東洋経済新報社 978-4-492-31519-4
ALLミクロ経済学 アセモグル・レイブソン・リスト 東洋経済新聞社 978-4-492-31513-2

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

・講義内容を理解するには、予習・復習が必要です。教科書を読んだり、練習問題を考えてみたりすることで、より深く経済学を理解することができます。特に、ミクロ・マクロ分野の講義が終了した後には、もう一度教科書を読み返し、練習問題にチャレンジしてみましょう。
・経済学入門のレポート課題を作成するときには、基礎演習で配布・使用しているSTEP IN 経済学を参考にしましょう。特にレポート作成に慣れていない場合は、「経済学部レポート形式」をよく確認してください。また、提出前には「経済学部レポートチェックリスト」を確認し、不備がないように確認することも重要です。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html