授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
30601:[2025 春セメスター](教)数学科授業法 (G1) § 30602:(教)数学科授業研究(G1) 2025 春セメスター 火5 理工学部,理工学研究科 沖 裕貴 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅡ 501号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 数学科の授業構成論または授業研究として位置付け、数学科の授業構成論、授業の分析や授業開発方法、指導案の作成方法などの検討及びその実践を通して、数学科の授業づくりや学習指導についての実践的力量の形成を目指す。本授業は、グループ単位(または個人単位)による教材開発、学習指導案の作成、模擬授業実践という学生主体の演習形式で行う。
 具体的には数学科の授業における各単元の「導入」の方法に絞って、セメスター中に最低2回、学習指導案を作成し、模擬授業を行い、相互評価、講評を行う。中学校、高等学校の学校種、科目にかかわらず、新たな数学の単元に入る際の「導入」や毎時間の授業の「導入」は、比較的単調になりがちな数学の授業を、生徒にとってより身近で興味深く感じさせる大きな原動力となる。各自あるいは各グループの創意工夫ある実践を楽しみにしている。
 なお、成績については、第4回、5回、6回で作成した授業アイディア(各5点)と、各自あるいは各グループで作成した学習指導案や教材ならびに模擬授業の実践(1回目相当25点、2回目相当30点)と最終個人レポート(30点)で評価する。また、その結果はmanaba+Rで確認できるようにする。
 また、レジュメや資料は紙媒体での配布は行わず、manaba+Rのコンテンツで提供するので、コンピュータを持参することを推奨する。

受講生の到達目標

① 小学校から高等学校までに受けてきた算数科、数学科の授業について、批判的に振り返り、目指すべき授業像を考えることができる。
② 授業の到達目標の実現に適した授業を設計し、学習指導案を作成することができる。
③ 授業の到達目標の達成度を評価することができる。
④ アクティブ・ラーニングや情報通信技術の活用を含み、授業の効果的な実施のために必要な指導方略、指導方術を工夫することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第01回

+R授業(事前、VOD、分間分間)と導入課題(対面授業、95分間)

【+R授業】授業の到達目標と進め方、成績処理の方法等。詳細はmanaba+R参照のこと
【導入課題】ディスカッション(「新聞記事は何を強調するのか」「新聞記事から分かること」「若者の海外旅行離れは本当か」「人間ドックの数値を読めるか」「分数の割り算」「2進数の計算」)

第02回

数学科の歴史的展開と学習指導の基本(対面授業)

学習指導要領の変遷と数学科の指導内容の変化、ディスカッション(「早く座れからの脱却」「発問と助言」「机間巡視と机間指導」)

第03回

学習指導の方法①(対面授業)

ディスカッション(「数学科における効果的な発問、言葉かけ」)

第04回

学習指導の方法②(対面授業)

ディスカッション(数学科授業の工夫事例(中学1年)-特に導入に着目して-)。「構想シート」の発表・提出。

第05回

学習指導の方法③(対面授業)

ディスカッション(数学科授業の工夫事例(中学2年)-特に導入に着目して-)。「構想シート」の発表・提出。

第06回

学習指導の方法④(対面授業)

ディスカッション(数学科授業の工夫事例(中学3年)-特に導入に着目して-)。「構想シート」の発表・提出。

第07回

第1回模擬授業①(対面授業)

(人数に応じて個人もしくはグループで)単元もしくは授業の「導入」の学習指導案の作成

第08回

第1回模擬授業②(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

第09回

第1回模擬授業③(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

第10回

第1回模擬授業④(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

第11回

第2回模擬授業①(対面授業)

(人数に応じて個人もしくはグループで)単元もしくは授業の「導入」の学習指導案の作成

第12回

第2回模擬授業②(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

第13回

第2回模擬授業③(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

第14回

第2回模擬授業④(対面授業)

「導入」の模擬授業の実践と相互評価(20分実践+10分相互評価を3グループ実施)

授業実施形態

 対面授業を基本とする。
 対面以外の実施形態をとる場合は、適宜指示する。
 なお、+R授業は第1回目の授業(115分間:20分間+R授業VOD、95分間対面授業)で実施する。+R授業のURLは、事前にmanaba+Rのコースニュース及び第1回授業のコンテンツに載せる予定である。

授業外学習の指示

 受講者数に応じて、個人もしくはグループで、中学校、高等学校の数学の授業における各単元の「導入」の方法に絞って、セメスター中に最低2回、学習指導案を作成し、模擬授業を行い、相互評価、講評を行う。  
 なお、授業で用いるプリント等も準備し、教育実習や教師になってから利用できるものを目指す。
 学習指導案の作成や模擬授業の練習には、授業外での作業も発生するので、各自計画的に授業に臨むこと。グループで行う場合には第8回目の授業でグループ分けと発表順を決定する。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

 成績評価は、到達目標の①~④すべてに対応して、学習指導案の作成と模擬授業の実践、最終個人レポートを総合して行う。
 1回目(相当)の模擬授業は25点満点(学習指導案10点、模擬授業15点)で、2回目(相当)の模擬授業は30点満点(学習指導案10点、模擬授業20点)、最終個人レポートは30点満点とする。また、第4、5、6回の「学習指導の方法」で作成した「構想シート」(各5点)をmanaba+Rに提出する。

成績評価方法(備考)

 グループで模擬授業を行った場合はメンバー全員が同じ点数となる。学習指導案と模擬授業に関する採点用のルーブリックを事前に配布する。
 模擬授業の2回目の配点が多いのは、発表の順番があとで、他の人の学習指導案や模擬授業を見た人の方が上手に書いたり、実践したりできるからである。
 また、個人ごとに点数差を設けるため、自分(達)の模擬授業の反省や他の人の模擬授業から学んだこと、目指したい数学授業像などについて最終個人レポート(30点満点)を課す。

受講および研究に関するアドバイス

 中学校及び高等学校の学習指導要領解説(数学篇)及び数学教科書を常に参照すること。
 学習指導案作成をはじめとする課題についてグループでの討議、研究を行うので、積極的に参加し、グループでの各自の責任を果たすこと。
 また、紙媒体でのレジュメ配布は行わないので、コンピュータを持参し、manaba+Rのコンテンツからダウンロードして授業に臨むこと。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は特になし。必要な資料は各回の授業ごとmanaba+Rで配布する。

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/