| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科 | 全担当教員 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 15736:IR-ECR301 比較家族論(R) | 2022 | 秋セメスター | 月3,火3 | 国際関係学部 | 竹内 隆夫 | 4 |
キャンパス
授業施設
授業で利用する言語
授業の概要と方法
授業の構成は、冒頭で家族や家族内の人間関係を、近代以降に生じた大きな社会変動に即して概観する。その後、Ⅰ部・家族の構造分析とⅡ部・家族の具体像の国際比較に分けて論じる。Ⅰ部では、家族をシステムと捉え、構成要素別に分類したうえで、家族をどうとらえるかについて体系的に解説する。Ⅱ部では、家族が、政治的・経済的・文化的な社会の状況に応じて形態や機能を異にするため、発展段階に応じた国々の事例を取りあげて比較する。地域では、欧米、東アジア、東南アジアを予定している。また、ジェンダー論の視点も加えて、よりダイナミックな家族像や、家族観を提示する。
すべて講義形式で行うが、授業内では適宜内容に関する質問を行って、双方向的に考察できるようにするつもりでいる。
対面授業に参加できない場合は、オンライン授業への参加となるが、レジュメは事前にmanabaにアップするので、予習をすること(対面授業に参加する場合も同様)。
受講生の到達目標
カップルでもヘテロセクシャルとは限らない家族の存在が法的に許容されているところや婚外子と婚内子の法的格差がなくても出生比率には大きな差がある。なぜそうなるのか。家族は私的なものだが、公的なものでもある。「家族観」についての日本の状況を再認識する縁になれば幸いである。多様化?
授業では、社会学を中心にして、人口学、歴史学、人類学などの成果も活用して、①過去・現在・未来にわたって家族とは何かを理解できるようにしたい。さらに、②社会の変化に翻弄されて、大きく変動する家族の中身を明らかにし、将来の家族形成についての見通しを考慮できる機会を提示したい。
したがって、受講生の方々がこの授業に参加することにより、あらためて「家族とは何か」について、自分なりの考えを持てるようになることが、この授業の到達目標になる。
事前に履修しておくことが望まれる科目
授業スケジュール
| 授業回数/ 担当教員(複数担当の場合) |
テーマ |
|---|---|
| キーワード・文献・補足事項等 | |
| 第1回 | 近代化・グローバル化と家族 |
家族の個人化・多様化、性別分業の変容、少子化・高齢化 |
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| 第2回 | Ⅰ部:家族とは何か (1)家族の類縁概念 |
家族、家、世帯、「大家族」、「小家族」 |
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| 第3回 | (2)家族類型 |
理念型、ダイアド、核家族、居住規則 |
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| 第4回 | (3)家族形態 |
家族規模、家族構成、産業化 |
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| 第5回 | (4)ライフサイクル・ライフコース |
人の一生、家族周期、産業化の影響 |
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| 第6回 | 2.家族と親族 |
血縁、婚姻、直系・傍系、出自集団 |
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| 第7回 | 3.家族の形成 (1)家族と結婚 |
婚姻制度、機能、類型 |
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| 第8回 | (2)配偶者選択 |
内婚・外婚、同類婚・異類婚、恋愛婚・協定婚 |
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| 第9回 | (3)結婚の比較文化 |
結婚観、婚姻の相手(異性、同性、死者) |
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| 第10回 | (4)結婚の現状 |
初婚の変化、学歴、性の解放・開放 |
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| 第11回 | (5)結婚と子ども |
婚内子・婚外子、法律婚・事実婚、リプロダクティブライツ |
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| 第12回 | (6)生殖革命と家族 |
人工授精、体外受精、親子関係 |
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| 第13回 | 4.離婚・再婚 |
離婚イメージ、離婚観、離婚の動向、性別の再婚観 |
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| 第14回 | 5.家族の機能 (1)子どもの社会化 |
しつけ、性善説・性悪説、国際比較 |
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| 第15回 | (2)老親の扶養 |
高齢化、老年期、家族制度、扶養 |
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| 第16回 | Ⅱ部:家族の具体像の比較(各2回) 1先進国の家族 (1)日本の家族 |
家から家族へ、先進国の家族との共通点、家族の特徴、少子化・高齢化 |
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| 第17回 | 同上 |
同上 |
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| 第18回 | (2)アメリカの家族 |
アメリカンドリーム、フェミニズム、離婚・再婚、結婚観、貧困の女性化 |
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| 第19回 | 同上 |
同上 |
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| 第20回 | (3)スウェーデンの家族 |
家族政策、同棲、専業主婦、男女平等、両親保険 |
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| 第21回 | 同上 |
同上 |
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| 第22回 | (4)フランスの家族(1回) |
家族の変遷、夫婦関係の変化、PACS |
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| 第23回 | (5)韓国の家族 |
伝統的家族、宗法制度、同姓同本不婚、性比、合計特殊出生率 |
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| 第24回 | 同上 |
同上 |
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| 第25回 | 発展途上国の家族:(1)中国 |
家族の範囲、社会主義と家族、一人っ子政策・以後、黒孩子、性比 |
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| 第26回 | 同上 |
同上 |
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| 第27回 | (2)タイの家族 |
家族モデル、屋敷地共住集団、双系・単系、夫婦別財、家族計画 |
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| 第28回 | 同上 |
同上 |
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| 第29回 | (3)インドネシアの家族 |
双系制、婚姻の法的規制、イトコ婚、イスラム法、家族計画 |
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| 第30回 | 同上 |
同上 |
授業実施形態
・全授業回数の1/2を超える回数の授業を対面形式で行い、残りの授業回についてはWeb授業を行います。
・担当教員の連絡先は初回授業までにmanaba+Rコース内に記載します。
・初回授業については受講生数が確定していないことからWeb授業を実施します。
・学期の途中にBCPレベルが3以上に変更になった場合は、原則Web 授業を行います(対面授業は実施しません)。
・下記の条件に該当し、対面授業に参加できない学生がいた場合は、対面授業回についてもWebフォローを実施します。該当する学生は、初回授業までを目途に担当教員に申し出てください。
[Webフォロー対象となる条件]
①基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い学生
②基礎疾患や持病がある等、感染した場合に重症化するリスク(※)の高い同居家族がいる学生
③海外との往来制限により、学生本人が渡日・入国できない場合
(※) 呼吸器疾患、糖尿病、心不全等の国が定める基礎疾患を有する場合
【BCPレベルが3もしくは4の場合の場合】
・原則Web授業を行います。Web授業の形態についてはmanaba+Rのコース内で案内します。
・学期の途中にBCPレベルが2以下に変更になった際は、対面授業を再開する場合があります。
※立命館大学のBCPレベルについては以下URL先の1. 立命館大学における新型コロナウイルス感染症に関する対策を参照。
http://www.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=1679
授業外学習の指示
また、各テーマの授業を受講する前にmanabaにアップされているレジュメを必ず予習するようにしてほしい。そこでの疑問点は、授業内やメール等による質問で解消することができる。また、自分なりに疑問点を参考文献などによって精査することも重要である。これらにより、授業への参加意識の向上にもつながってくる。
成績評価方法
| 種別 | 割合(%) | 評価基準等 |
|---|---|---|
| 定期試験(筆記) | ||
| レポート試験 (統一締切日を締切とするレポート) |
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| 上記以外の試験・レポート、平常点評価 (日常的な授業における取組状況の評価) |
100 | 各回の授業の後で指示する課題について、報告された内容の取り組み状況で評価する。 |
成績評価方法(備考)
①提出された内容が、字数を含めて課題に即したものになっているか。
②客観的な考察かどうか。参考文献等の利用と引用・記載(剽窃は不可)
各回の取り組み方の累計を平常点としての評価の判断材料にする。
受講および研究に関するアドバイス
教科書
教科書(使用頻度、その他補足)
参考書
| 書名 | 著者 | 出版社 | ISBNコード | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 愛するということ | E・フロム、鈴木晶訳 | 紀伊国屋書店 | 4314005580 | |
| 新しい家族社会学・四訂版 | 森岡清美・望月嵩共編 | 培風館 | 4563050342 | |
| 社会構造:核家族の社会人類学 | G・P.マードック、内藤莞爾監訳 | 新泉社 | 478770107X | |
| 家族社会学:基礎と応用・第3版 | 園井ゆり、浅利宙編 | 九大出版会 | 9784798501895 | |
| 家族の文化史 | 原ひろ子編 | 弘文堂 | ||
| 家族を超える社会学 | 牟田和恵 | 新曜社 | 9784788511835 | |
| 生殖革命 | 石原理 | 筑摩書房 | 4480057706 | |
| 生殖革命と親・子 | 家永登・上杉富之編 | 早大出版部 | 9784657089113 | |
| しつけ | 原ひろ子・我妻洋 | 弘文堂 | 4335500211 | |
| 変容する世界の家族 | 清水由文・菰渕緑編 | ナカニシヤ出版 | 4888485267 | |
| パラサイトシングル化の時代 | 山田昌弘 | ちくま新書 | 4480058184 | |
| 結婚と家族のこれから | 筒井淳也 | 光文社新書 | 9784334039271 | |
| 仕事と家族 | 筒井淳也 | 中公新書 | 9884121023223 | |
| 底辺への競争 | 山田昌弘 | 朝日新書 | 9784022737359 | |
| 日本家族史論集1~13 | 佐々木潤之介他編 | 吉川弘文館 | 46402013911他 | |
| 家と共同性 | 加藤彰彦他編著 | 日本経済評論社 | 978481882439 | |
| 出会いと結婚 | 平井晶子他編著 | 同上 | 9784818824713 | |
| 子供と教育 | 小山静子他編著 | 同上 | 9784818825154 | |
| 人口政策の比較史 | 小島宏他編著 | 同上 | 9784818825352 | |
| 家族のなかの世代間関係 | 小池誠他編著 | 同上 | 9784818825789 | |
| アジアの家族とジェンダー | 落合恵美子他編 | 勁草書房 | 978432664874 | |
| 変貌するアジアの家族 | 山中美由紀編 | 昭和堂 | 4812204054 | |
| 家族・民族・国家 | 韓敏編 | 風響社 | 9784894892637 | |
| 韓国家族 | 平田由紀恵他編 | 亜紀書房 | 978450514093 | |
| 現代韓国の家族政策 | 伊藤公雄他編 | 行路社 | 978487534423 | |
| アジアの社会保障 | 広井良典・駒村康平編 | 東大出版会 | 4130501534 | |
| アジアの社会保障 | 増田雅暢・金貞任編 | 法律文化社 | 9784589036551 | |
| アメリカの家族 | 岡田光世 | 岩波新書 | 400430671 | |
| アメリカの家族 | NHK取材班 | 日本放送出版協会 | 4140021225 | |
| スウェーデンの家族とパートナー関係 | 善積京子編 | 青木書店 | 4250204308 | |
| スウェーデンの少子化対策 | 谷沢英夫 | 日本評論社 | 9784535586086 | |
| フランス父親事情 | 浅野素女 | 築地書館 | 9784806713418 | |
| なぜフランスでは子どもが増えるのか | 中島さおり | 講談社現代新書 | 9784062880523 | |
| フランス女性はなぜ結婚しないで子どもを産むのか | 井上たか子編著 | 勁草書房 | 9784326653782 | |
| 中国女性の20世紀 | 白水紀子 | 明石書店 | 4750313947 | |
| 現代中国家族の多面性 | 石原邦夫他編 | 弘文堂 | 9784335551550 | |
| 日本と中国の家族制度研究 | 首藤明和他編 | 風響社 | 784894892613 | |
| アジアの少子高齢化と社会経済発展 | 店田広文編 | 早大出版部 | 4657052063 | |
| 東南アジアの社会学 | 北原淳編 | 世界思想社 | 47907003568 | |
| ASEAN諸国の社会保障 | 菅谷広宣 | 日本評論社 | 9784535555563 | |
| 現代家族ペディア | 比較家族史学会編 | 弘文堂 | 9784335551703 |
参考書(使用頻度、その他補足)
参考になるwwwページ
授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法
備考
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html