Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
33825:[2025 Spring]International Trade (E) 2025 Spring Thu3 College Of Economics OKAWA TAKAO 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning106

Language

日本語

Course Outline and Method

 本講義で扱うテーマなどについて記述します。マスコミのニュース報道とかを見ると、日本の輸出が阻害される内容(例、日本からの輸出を[相手国の企業保護のために]制限するとか)という時には、「けしからん!」との論調になります。一方、外国から何かが輸入されてくると、「日本企業を守れ!」という論調になりがちです。特に、上記の[ ]内が報道されなかったりします。他にも2024年に英国も正式加盟したTPPに関しては、かつて「TPPはアメリカの陰謀だ!日本はTPPに加入すると経済が壊滅する!」とかという報道もありましたが、前のトランプ政権がTPPから脱退すると、TPP陰謀論は姿を消してしまいました。Why?

 こういった、煽情的な報道の根底には「貿易では、得をする連中の陰で必ず損をしている人たちがいる。」という信憑があると考えられます。本講義の目的は、このような信憑はそもそも常に正しいのか?ということを冷静に分析するための考え方を提供することにあります。

 そのために、さまざまな状況の下での、自由貿易時と貿易政策行使時の結果を、抽象化されたモデルを用いて比較することで、自由貿易は社会的に見て望ましいのかどうかということを考えていきます。ただし、この講義では「自由貿易は常に正義!」と主張するつもりは毛頭ありません。要は、講義を受けた後で、どのような条件の下で、どのような判断基準から、自由貿易は望ましいといえるのか、いえないのか、ということを冷静に考えられるスキルを身につけてほしいだけです。

Student Attainment Objectives

受講生は、自給自足と自由貿易との違いが理解できるようになる。
受講生は、自由貿易時や貿易政策時に小国のケースと大国のケースとの結果の違いが理解できるようになる。
受講生は、想定が異なると、同じ状況であっても、結果が異なることが理解できるようになる。

Recommended Preparatory Course

「経済学入門」、「基礎ミクロ経済学」は必須。できれば「ミクロ経済学I」や「同II」を受講していること。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
+R授業、1-2回

完全競争時での自由貿易均衡:
自給自足均衡、小国での貿易利益、大国間貿易での交易条件と貿易利益、輸出入曲線と貿易利益との関係

自給自足、限界便益、限界費用、消費者余剰、生産者余剰、貿易利益、大国、小国、交易条件、輸出入曲線

4-7回

完全競争時での貿易政策の効果:
輸入関税の効果、輸入数量割当の効果、最適関税、保護貿易、貿易促進政策、非経済的政策目的での介入、輸入制限と輸出制限の対称性

輸入関税、数量規制、ローカルコンテント、近隣窮乏化政策、ラーナーの対称性定理

8-11回

市場の失敗と貿易介入:
外部性を伴う貿易、収穫逓増時での自由貿易、大国間貿易における貿易の不利益、幼稚産業保護論

工業化選好、マーシャルの外部性、私的限界費用、社会的限界費用、ミルの規準、バステーブルの規準

12-14回

価格支配力と貿易利益:
国内独占と自由貿易の利益、国内独占下での貿易政策、価格差別とダンピング

参入障壁、独占による非効率性、関税と数量割当の非同値性、レント奪取関税、価格裁定、分断市場、価格差別、ダンピング、アンチダンピング(関)税

Class Format

基本、対面です。

manaba+Rのコンテンツ欄に格納しているスライドを毎回解説していきます。+R授業に関しては、オンデマンド動画を用意しております。「基礎ミクロ経済学」の内容復習から自給自足均衡までを動画にしていますので、必ず視聴してから第1回目の授業に臨んでください。

+R授業の動画はこのURLから視聴できます。
https://ritsumei.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=95d21859-ed85-4add-a10e-b2880017cac9

Recommendations for Private Study

 成績評価も含めて細かいことは、予め「学習の手引き」に記載しています。onedriveの以下のリンクから観ることができます。manaba+Rにもアップします。
https://ritsumei365-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/tot06878_ec_ritsumei_ac_jp/Egy3CVNj43VBuLxSjoDwrRMB-AOrLz2t_ErRMSmShJTkxQ?e=CVirUx

I、1回目から14回目の講義はこんな流れです。

・予め全ての回のスライドが公開されます。みなさんは、これを予め読んで、理解できたところ、不明なところを把握したうえで授業に臨んでください。
・その回の講義に対面で参加して受講します。その際に、自分の理解があっていたかどうか、不明点が解決できたかどうかをチェックします。
・講義終了後、「小テスト」は提示されます。
・復習テストの成否は提出時にわかりますので、合わせて「振り返りシート」の提出してください。
・講義終了後、かなりの人が特定の不明点を抱えているのであれば、たとえばmanaba+Rの掲示板に記載します。そこでの他の受講生や先生とのやり取りを通じて、不明点を解消させます。

基本的に、以上のプロセスを繰り返していきます。

II、+R授業は、第一回講義前に公開します。なので、第一回講義前に、復習テストに答えて、自分の現時点の理解レベルを知ってから、講義に臨んでください。+R授業の内容は「基礎ミクロ経済学」で学んだ基礎的な内容になっておりますので、わからない部分は、自学独習で対応してください。
 +R授業の動画のURLは以下の通りです。公開されています。
https://ritsumei.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=95d21859-ed85-4add-a10e-b2880017cac9


 +R授業の復習テストに対応するためには、必ず早期利用申請を行うことが必須です!! 早期利用申請を行っておいてください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

締め切りの守って提出された復習テスト+振り返りシートの内容、掲示板への書き込みに加えて、授業後での質問など、積極的な授業参加を評価します。

Grade Evaluation Method (Note)

締め切り厳守です。締め切りに送れた課題は、事前に連絡がない限り評価対象にはなりません。

締切が守れていても、次の点に注意してください。manaba+Rでの提出の際に、確認画面がでます。受講生によっては、この確認画面が表示されたら、提出済と勘違いしている人がおります。提出済みのボタンをクリックしない限り、提出したことにはなりません。

昨年度の別の科目で、毎回、本人は提出した気にはなっていると思いますが、結局、数回未提出になってしまい、損をした学生さんを散見しています。(コースニュースで注意喚起しましたが改まりませんでした。) 提出済みにならないと、私にはみなさんの記載した内容が読めません。ということは、その分の点数を失うことになります。ご注意のほどを。

Advice to Students on Study and Research Methods

 基本的に積極的な学生さんは、どんどん伸びていきます。だから、面倒くさがりとか問題を先送りにするとかという姿勢で臨んでも、力はつきません。

 たとえば、昨年度の私の他科目で生じたことですが、自分で勝手に「先生の評価はこれぐらいだろう」と決め打ちして、15回の課題(例、小テスト)を10回ぐらいすればいいや、という姿勢で受講している人もいました。こういうどっちつかずの姿勢で講義に出ても、結局点数が足らずに落ちてしまいました。

 こういう中途半端な受講は時間の無駄だと思いますので、受講するのであれば、ベストをつくす、あるいは、ちょっと合わないなと思うのであれば、受講をとりやめる、という風に割り切った方が良いと思います。

 加えて、+R授業は、早期利用申請を必ず行わないと、第一回目の授業前に復習テストへの回答が不可能となります!!注意してください。

 +R授業の動画は本URLで公開済みです。
https://ritsumei.ap.panopto.com/Panopto/Pages/Viewer.aspx?id=95d21859-ed85-4add-a10e-b2880017cac9

 最後に、学習の手引きは以下のonedriveで入手可能です。
https://ritsumei365-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/tot06878_ec_ritsumei_ac_jp/Egy3CVNj43VBuLxSjoDwrRMB-AOrLz2t_ErRMSmShJTkxQ?e=CVirUx

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
入門・国際経済学 石井安憲、清野一治、他 有斐閣 4-641-16082-1

Reference Books (Frequency of Use, Note)

一応、このテキストの2-5章を中心に授業を進めます。もちろん授業ではテキストに書いていないこともつけ加えます。

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/