授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34726:社会経済学Ⅰ(E) § 34727:社会経済学中級α(E) 2023 春セメスター 水3 経済学部 西 淳 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

コア科目の一つである社会経済学初級の範囲と内容よりも広い範囲と、より現代的で高いレベルの内容を学習する科目である。具体的に資本主義の基本的特質から説きはじめ、商品、貨幣、価値、価格、利潤などの問題に及び、さらには経済の再生産の条件などについて論じていくこととなる。なお、授業は講義形式であり、フィードバックの方法は、授業終了後に質問を受けつけ、それに対してこたえるという形で行いたい。

受講生の到達目標

社会経済学は、特に古典派経済学やマルクス、ケインズの成果を現代的に発展させていく形で成立した学問である。現代の主流派経済学である新古典派経済学(いわゆるミクロ・マクロ経済学)とは異なった人間像、社会像、資本主義像を理解することが目標となる。なお、この授業を履修することによって、資本主義という経済体制の良い面と良いとはいえない面について理解することができ、それを通じて、社会人としてどのように経済をとらえその理解を前提としてt行動していなければならないかを考える力が身につくようになります。

事前に履修しておくことが望まれる科目

「社会経済学初級α」、「社会経済学初級β」を履修しておくこと。そのほか、「経済学史」、「経済変動論」、「貨幣信用論」、「社会思想史」をすすめる。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

はじめに

社会経済学とはなにか。

2

資本制経済の基本的特質について

資本制経済とはどのような体制か。その基本的特質について。

3

商品生産と貨幣

商品交換の必然性。商品とはなにか。貨幣について。

4

貨幣の問題について

貨幣の諸機能について。貨幣をめぐるさまざまな問題。

5

価値について

価値とはなにか、またそれはいかに決定されるのか。価値についてのいくつかの考え方。

6

労働価値説について

労働価値説による価値規定。価値方程式について。

7

賃労働と資本

資本制経済の特殊性。労働者と資本家。労働市場の二重構造の問題。

8

利潤が存在するための条件[利潤の存在条件]について

利潤の存在条件。資本制市場経済における搾取の存在。剰余労働の存在条件。

9

搾取の諸形態とその強度

搾取の諸形態。資本制的搾取はなぜ生じるか。剰余価値論(絶対的剰余価値、相対的剰余価値)。

10

生産技術と資源

生産資源の問題。生産技術の表現法(生産関数、生産可能性集合)。生産の効率性。

11

資本主義と失業

失業の原因をどう考えるか。失業の諸形態(ケインズ、マルクス、新古典派)。

12

資本制経済の再生産はいかにして可能か?

資本主義における再生産の問題。その学説の歴史的回顧(リカードとマルサスとの論争、など)。

13

社会の再生産について

単純再生産と拡大再生産。再生産表式と産業連関論の違い(付加価値のあつかい方など)。

14

市場対国家

資本制経済と政府との関係。また、それをめぐる経済学、経済思想における対立。

15

まとめ

全体のまとめ。

授業実施形態

BCP停止の場合は、BCPレベル0~2の記載どおりに授業が行われます。
During the suspension period of BCP, classes will be as described in BCP levels 0-2.

講義形式です。

BCPレベルが1~2の場合は、第1~15回を対面で実施し、事情により対面での出席ができない学生のために、Zoomによる同時配信を行う。
BCPレベルが3~4の場合は、第1回~15回をWebにて実施(しかし、変更があるかもしれません)。

授業外学習の指示

毎回の最後に、次回に議論することを述べますので、そのことについてみずから主体的に調べておくようにしてください。また、日ごろから、現実の経済に対する興味をもち、経済的な問題について考えるようにしてください。学修の仕方としては、テキストを定めていないのでやりにくいかもしれませんが、シラバスを参照しつつ、参考書の欄にあげた書物を中心に行うようにしてください。また復習では、毎回配布する穴埋め式のプリントを読みなおして、その日の授業内容の理解を深めておくようにしてください。なおシラバスは若干、変更されることもありえますが、その際は事前に指示しますので。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業に対する感想、その日の授業内容の説明等をコメント・シート等で求める(毎回ではない)。それが20パーセント。期末のレポートが80パーセントになります。

成績評価方法(備考)

なお、BCPレベルの如何にかかわらず、評価方法は変わりません。なお、コメント・シートはオンライン授業になった場合はmanaba上での提出となります。

受講および研究に関するアドバイス

授業にはできるかぎり出席するようにしてください。また、普段から社会経済学と関係することがら(資本主義の歴史、経済循環の問題、経済学の歴史など)について興味を持ち、みずから調べる習慣をもってほしいと思います。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

授業中に指示します(使わない可能性もあります)。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
概説社会経済学 角田修一 文理閣 978‐4‐89259‐660‐5
経済学 置塩信雄、鶴田満彦、米田康彦 大月書店 4‐272‐11056‐X c0033
図解雑学 マルクス経済学 松尾匡 ナツメ社 978-4-8163-4960-7
これからのマルクス経済学入門 松尾匡、橋本貴彦 筑摩書房 978‐4‐480‐01636‐2

参考書(使用頻度、その他補足)

他のものは授業中指示します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

授業中の私語は厳禁です。
レポートに関しては、くり返しとなりますが、同じような内容(他の人と似たような内容)のレポートは認めませんので、注意してください。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/