授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
10154:現代社会のフィールドワーク(G1) 2018 秋セメスター 水2 経済学部,理工学部,食マネジメント学部,情報理工学部,生命科学部,薬学部,スポーツ健康科学部 宮下 聖史 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 205号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

大学での学びは机を前に座って学ぶだけに留まるものではない。机の上での学びが「デスクワーク」とするなら、キャンパスを出て、まちの動きの只中で学ぶ「フィールドワーク」は、もう一つの学び方である。何より、「複雑に絡んだ現代社会に鋭いメスを入れ、謎や疑問を徹底的に解明する」といったフレーズは、テレビの中だけで通用するものではなく、むしろ、誰もが率先して「問い」に向き合う合い言葉として携えていってよいのではないだろうか。そこで本科目では、立命館における教養教育の柱の一つである「社会で学ぶ自己形成科目」の中核として、「座」と「動」を織り交ぜ、社会における問題の発見から解決までのシナリオを協働で探ることを目的する。
フィールドワークで重要なのは、軽快なフットワークと確固たるチームワークを発揮することである。そこで、本科目では、研究目的で行われる「アクションリサーチ」などの課題探求型のフィールドワークではなく、学習目的で行われる「サービスラーニング」の視点で、他者への関わりを通じた多様なコミュニティにおける主体的な学びの展開を図ることとする。結論から言えば、この科目は問題群(problems)から個別具体的な課題(issue)を見極め、見定めることができるよう、世の中への目利きとなることを意図とした科目として展開される。そして、受講生の率先した自主活動を重視し、現代社会における多様な問題への理解と、他者との相互作用の中での学びを促す。

※本科目は抽選科目となっているので、各学部の「履修・登録の手引き」の受講登録についてのページの案内に従って登録すること。

受講生の到達目標

1.大学以外での学びを体験し、NPO等の組織マネジメントやリーダーシップなどへの関心が高まる。
2.現代社会の問題群に対する自らの関心を明らかにし、問題の当事者と解決の担い手が誰か理解する。
3.今後自らが習得すべき専門分野を踏まえ、問題解決への接近にどのような学びが重要かを見つけだす。

事前に履修しておくことが望まれる科目

地域参加学習入門を履修していることが望ましい。並行履修でもよい。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

フィールドワークの意味

現代社会の中のわたし

2〜4

フィールドワークのツボ

問いと仮説、情報収集、クリティカルシンキング

5〜8

フィールドワークの実践(1)

まちあるきとワークショップ

9〜12

フィールドワークの実践(2)

グループごとに設定したテーマによるフィールドワーク

13〜14

グループプレゼンテーションの準備

問いを深めて言語化する

15

グループプレゼンテーション

社会との関わりの再確認。この授業で得られた気づきと学び

授業実施形態

授業外学習の指示

本科目では、キャンパス内外にてフィールドワークを行う。フィールドワークにあたっては、事前に基礎的な知識を理解し、自らの問題意識を明確にしておくことが必要となる。そのため、受講者全体で分担のもと、テーマごとに関連する学習を授業外で行い、その成果を発表してもらうこととなる。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

チーム単位での取り組みの最終報告を最も重視し、そうした取り組みの過程におけるチームへの貢献度の相互評価をもって、総合的に成績を判定します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
フィールドワーク増訂版 書を持って街へ出よう 佐藤郁哉 新曜社 978-4-7885-1030-2
社会学入門 社会とのかかわり方 筒井淳也・前田泰樹 有斐閣 978-4-641-15046-1

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

立命館大学サービスラーニングセンター http://www.ritsumei.ac.jp/slc/

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考