授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
16023:[2025 秋セメスター]社会福祉法制(S) 2025 秋セメスター 火3 産業社会学部 密田 逸郎 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG402号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
国際的に新自由主義改革が進められています。日本においても1990年代以降、社会保障・社会福祉が大幅に変わりつつあります。従来の正規雇用を前提とした社会保障・社会福祉は、正規雇用から非正規雇用への転換によってほころびを呈してきています。
この講義では、社会保障・社会福祉それぞれの制度の内容にとどまらず、社会福祉法制のあり方をその理念、本質、機能について学ぶとともに、公平性・権利性・普遍性をもとに21世紀における福祉国家再生のためのあり方を学びます。


【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

(1)社会保障・社会福祉制度の理念、本質について説明することができる。

(2)社会保障制度の役割、機能について説明することができる。

(3)戦後確立された真の社会保障制度の視点から、今日の現象について考えることができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

今日における社会保障、社会福祉法制度の課題、学ぶ意義

自己紹介、授業の到達目標・進め方、成績評価方法、ほか受講上の注意など

2

社会保障・社会福祉の基本原理①

所得保障、対人社会サービス、社会保障の役割・機能と制度の概観

3

社会保障・社会福祉の基本原理②

憲法第25条、社会保障制度審議会、社会保障理念の変遷

4

社会保障と人権

健康で文化的な生活を営むとは何か、データにみる生活保護制度

5

日本の社会保障の水準①

社会保障の収支状況

6

日本の社会保障の水準②

社会保障費用統計、国際比較

7

地方自治とは

地方自治の本旨とは、道州制論

8

公的医療保険制度①

医療保険制度の体系、健康保険、国民健康保険の概要、仕組み

9

公的医療保険制度②
公的年金保険制度①

医療の給付、コロナパンデミック、感染症法など諸課題
公的年金保険制度の体系

10

公的年金保険制度②

国民年金、厚生年金、年金積立金(GPIF)

11

社会保障の財源

財政危機論、大企業・富裕層への優遇措置、1億円の壁

12

社会保障と税の一体改革

社会保障制度改革、法人税と消費税、輸出戻し税

13

新自由主義改革①

新自由主義改革とは何か、概要

14

新自由主義改革②

正規・非正規雇用、財政支出、規制緩和
水道法改正と上下水道の民営化

授業実施形態

・第1回~14回を対面授業にて実施します。

・対面授業への出席が困難な事情のある学生には、Zoomでの同時配信と録画配信の配慮を行います。ただし、アプリ(最新バージョン)での受講に限ります。

【+R授業】は第8回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

 世の中の動きに関心を持ってください。新聞・テレビの社会保障や貧困問題などの報道によって、国民生活の状態を知るようにつとめてください。 ネットニュースはじめSNSなど情報があふれていますが、自ら正しい情報を得るという積極性が求められます。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

復習のための小レポート課題を課し(不定期)、平常点評価を行います。
成績評価は、定期試験にかわるレポート課題、そして平常点評価により総合的に行います。

成績評価方法(備考)

・講義の理解度を確認するため、500字程度の小レポートの提出を求めます(不定期)。この小レポートには課題のほか、質問や感想などを書いていただきます。
 なお、小レポート課題を講義・レジュメ以外(インターネットなど)から記述した場合、「不可」とします。

・講義終了後「コミュニケーション・ペーパー」の提出を求めます。「コミュニケーション・ペーパー」には、質問や感想などを書きます。

・受講生の理解度などによって多少変更する場合があります。

受講および研究に関するアドバイス

社会保障・社会福祉の動きは社会の変化と深く結びついています。例えば、インフルエンザや新型コロナ対策は公衆衛生の一分野であり、広域自治体(都道府県)・基礎自治体(市町村)にある保健所・保険医療機関などが重要な役割を果たしています。

したがって、社会保障・社会福祉を理解するには社会をよく知ることが必要です。

新聞を毎日読み、気になることをメモしておき、そのことについて調べてみる。この繰り返しが社会保障・社会福祉と社会のつながりを理解する力をつけてくれます。

社会の中で社会保障・社会福祉をとらえ、今日的な課題を考えることを期待します。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

レジュメを配布する予定です。参考書は、授業において適宜提示します。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
脱貧困の社会保障 唐鎌直義 旬報社 9784845112661 2012年9月
岐路に立つ日本の社会保障 伊藤周平 日本評論社 9784535526952 2022年12月
社会保障法 伊藤周平 自治体研究社 9784880377216 2020年1月
社会保障のあゆみと協同 芝田英昭 自治体研究社 9784880377421 2022年6月
社会保障の手引 2025年版 中央法規出版 9784824301499 2025年1月
まなざしとしての社会福祉 石倉康次 北大路書房 9784762831584 2021年4月

参考書(使用頻度、その他補足)

 授業において適宜提示します。

参考になるwwwページ

 厚生労働省:http:/www.mhlw.go.jp

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

・担当者の実務経験について、長年、公務員として社会保険制度の実務に携わりました。制度や理論だけでなく、折に触れてリアルな現場実態をお話しします。

・授業スケジュールは、若干変更する場合があります。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/