授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
50539:[2025 秋セメスター]PLC特殊講義(戦後日本外交史) (P) 2025 秋セメスター 水4 政策科学部 勝村 誠 2

キャンパス

OIC

授業施設

AS252講義室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 戦後の日本外交は、今日に至るまで、大枠ではアメリカの世界戦略・東アジア政策に追随してきたと言っても過言ではないでしょう。しかしながら、東アジア近隣諸国や東南アジア諸国に対しては日本独自の外交イニシアティブが発揮できる余地はあるはずです。
 さて、いま日本と近隣諸国との政治外交レベルの関係を見てみると、日本と大韓民国に横たわる「徴用工」問題・日本軍「慰安婦」問題や、朝鮮民主主義人民共和国との国交正常化問題、ASEAN諸国との友好関係の構築、中国・ロシアなどの近隣大国との向きあい方などに典型的に見られるように、今日でもなお「先の大戦」や植民地支配といった「歴史」に関する諸問題が、日本と近隣諸国との間で葛藤要因となり、時に重大な外交問題となっています。
 以上を念頭に置きつつ、本講義では1945年に第2次世界大戦に敗北し占領を受け入れた日本が、今日に至るまで国際社会にどのように向き合い、どのような関係を築いてきたのかを概観します。日米関係と東アジアの近隣諸国との関係を中心に講義を進めていきます。2022年2月から始まったウクライナ戦争と、2023年10月からのガザ虐殺を契機として日本の安全保障政策が大きく転換しようとしていますので、その動きにも注意を払って授業を進めていきたいと思います。授業の理解を深めるために、授業中に可能な範囲で記録映像を鑑賞する時間を設けます。

受講生の到達目標

現代日本の国際社会における位置づけを理解するために、日本とアメリカおよび東アジアとの関係を中心として現代日本政治外交史の基本事項を理解すること。政治学の基本概念を理解すること。歴史学の新しいパラダイムについて理解を深めること。その上で過去の事例を現在の出来事と比較分析して、未来を予測してあるべき政策を選択する歴史政策科学の基礎的な力が身につくことを願っています。

事前に履修しておくことが望まれる科目

政治学と歴史学に関する導入講義、教養科目、基礎科目を履修しておくことが望ましい。2024年度春学期の「日本政治史」を履修していない人は、ぜひ、2025年度に合わせて履修してください。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
第1回

戦後日本外交を捉える視座について

第2回

大日本帝国の拡張と崩壊

第3回

アメリカの対日占領政策

テキスト p.2-8

第4回

戦後日本の形(憲法・非軍事化・講話をめぐる動き) +R授業(課題の作成について)詳細は manaba+R を参照

テキスト p.8-25

第5回

冷戦下の講和と日本外交(1)(テキスト 二章)

第6回

冷戦下の講和と日本外交(2)(テキスト 二章)

第7回

冷戦下の講和と日本外交(3)(テキスト 二章)

第8回

朝鮮戦争・インドシナ戦争・ベトナム戦争、そして沖縄と日本

第9回

戦後体制の成立と日本外交

第10回

1960年代の日本外交

第11回

1970年代の日本外交

第12回

1980年代の日本外交

第13回

1990年代の日本外交

第14回

現代における戦争と平和をめぐる論点について

授業実施形態

1回目から14回目まで、すべて対面で授業を実施します。

授業外学習の指示

率直に言って、週に1回95分の講義14回で提供できる知識・情報には限界があります。従って、指定された教科書を熟読するとともに、日常的に新聞や雑誌の記事を読むことを習慣づけてください。また、授業で提供された史料や参考文献を自主的に読む「発展学習」にも努めてください。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

「備考」に明記したとおりです。

成績評価方法(備考)

①授業の進行と平行してEXCELを用いてデータベース(年表・文献リスト・学術論文リスト・史料リストなど)を作ってもらい最終課題として提出してもらいます(75点)。
②①の作品についてレポートにまとめて提出してもらいます。(50点)
③毎回の授業でコミュニケーションシートを書いて提出してもらいます。(14回✕3点=42点)
④manabaのアンケート機能を活用して、テキストの指定された範囲を予め読んで簡単なコメントを書いてもらいます。(11回✕3点=33点)
①~④の合計点(200点)を元に総合的に評価します。

受講および研究に関するアドバイス

授業中に manaba+R を活用しますので、必ずスマートフォン、ノートパソコン、タブレット端末など、学内ネットワークにつながるデバイスを持参してください。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
入門講義 戦後日本外交史 添谷芳秀 慶應義塾大学出版会 9784766425833

教科書(使用頻度、その他補足)

授業に携帯してください。manaba+Rを活用してプレリーディング(予習)してもらい簡単なコメントを書いてもらいます。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
戦後日本外交史[第3版補訂版] 五百旗頭真[編] 有斐閣
資料で学ぶ日本政治外交史 武田知己ほか 法律文化社
日本政治史:外交と権力 増補版 北岡伸一 有斐閣

参考書(使用頻度、その他補足)

日常的な学習に有益であると思われる参考書を挙げておきました。各週の授業内容についての参考書はそのつど指示します。

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/