授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34809:国際課税(E) § 34810:国際経済特殊講義(E) 2024 春セメスター 水3 経済学部 宮本 十至子 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 304号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 企業や個人が国境を跨いで取引を行う場合に、その取引にかかる税の負担をあらかじめ考慮し、国内における課税関係だけでなく国際課税の仕組みを理解しておくことは必須となる。本授業では、国境を跨ぐインバウンド取引、アウトバウンド取引はどのように課税されるのか、関係各国の課税権の抵触に対する調整がどのように行われるのか、国際的な租税回避にどのように対応しているのかについて、所得課税を中心に、国際課税原則、国内税法と租税条約の関係を学ぶ。
 本授業は「講義形式」が中心となるが、事例問題については、双方向授業を取り入れる。授業は原則」対面方式」で行い、一部メディア授業(オンデマンド方式)による授業回も設定する。
 授業やmanaba+Rを通じて事例問題に取り組んでもらい、解説(一部、動画解説有)又はコメントを行う。質問、感想のうち特徴的なものについては、次回授業でフィードバックを行う。

受講生の到達目標

(1)国際課税の基本原則を理解し、説明することができる。
(2)国際取引に適用される課税ルールを理解することができる。
(3)国際課税の問題を考えることができる思考枠組みを身につける。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入・国際租税法への誘い

【オンデマンド方式】
【導入】授業の進め方、テキストおよび参考書、OECD iLibraryによる文献・資料の利用 、成績評価方法等
【国際租税法への誘い】国際租税法の法源、課税管轄、多国籍企業、課税逃れ

2

納税義務者

【対面方式】
居住者と非居住者、内国法人と外国法人、ハイブリット・ミスマッチ・アレンジメント、OECD BEPS

3

租税条約の目的、非居住者・外国法人に対する課税の仕組み

【オンデマンド方式】
OECDモデル租税条約、UNモデル租税条約、BEPS防止措置条約、課税対象、源泉地国課税

4

国内源泉所得(1)

【対面方式】
恒久的施設概念の意義、PEなければ課税なし、帰属主義、GAFA
☆課題の提出

5

国内源泉所得(2)

【対面方式】
恒久的施設帰属所得、人的役務の提供

6

国内源泉所得(3)

【対面方式】
利子・配当等

7

国内源泉所得(4)

【対面方式】
使用料、譲渡収益
☆課題の提出

8

国際的二重課税の排除

【対面方式】
外国税額控除方式、国外所得免除方式、外国子会社受取配当益金不算入制度

9

租税条約の濫用

【オンデマンド方式】
条約特典制限(LOB)条項・主要目的テスト(PPT)
タックスヘイブン、OECD iLibraryによる文献・資料の利用

10

外国子会社合算税制

【オンデマンド方式】
タックスヘイブン、CFC税制、条約適合性、経済合理性基準、OECD BEPS
 ☆課題の提出

11

移転価格税制(1)

【対面方式】
独立企業原則、定式配賦、OECD移転価格ガイドライン
OECD iLibraryによる文献・資料の利用

12

移転価格税制(2)

【対面方式】
OECD BEPS、GAFA、相互協議、事前確認制度、文書化

13

過少資本税制・過大支払利子税制・デジタル課税

【対面方式】
国際的租税回避、OECD BEPS、第一の柱、第二の柱、グローバル・ミニマム課税、OECD iLibraryによる文献・資料の利用
☆課題の提出

14

課税管轄の喪失

【対面方式】
国外転出時課税、相続・贈与税の国際的側面

15

国際租税手続等

【対面方式】
情報交換協定、徴収共助、仲裁
☆レポート課題について

授業実施形態

第 1 回、第3回、第9回、第10回を メディア授業(オンデマンド方式),それ以外を対⾯授業にて実施

授業外学習の指示

・manaba+Rで事前予習の範囲を示しますので、教科書、関連資料の該当箇所をあらかじめ読み、授業に臨んでください。OECD ilibraryなどのデータベースを利用したモデル租税条約などのデータによる予習などもあります。
・「コミュニケーションペーパーの提出」のほか、事例問題や基本的用語について、manaba+Rによる「課題の提出(各1時間、4回)」が必要です。課題については、租税判例百選、LEX/DBデータベース、参考書などを入念に調べ、必ず期限までに提出するようにしてください。
・個別テーマ等に関する「レポート提出」も必要になります。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

平常点60%:受講生の到達目標すべてに対応して、基本的理解と自己の振り返りができているかについて、manaba+Rによる課題、確認テスト、(コミュニケーションペーパーを含む)授業の予習復習等への取り組みを総合評価します。
レポート40%:個別テーマ等に関するレポート提出により評価します。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
入門国際租税法 村井正編著 清文社 9784433738709 改訂版、授業内、課題で使用します。

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
国際租税法 第4版 増井良啓・宮崎裕子  東京大学出版 9784130323932 ①推奨図書②課題取り組みの参考文献
設例から考える国際租税法 藤本哲也編 中央経済社 9784502300417 ①推奨図書②課題取り組みの参考文献
租税判例百選 第7版 中里実他編 有斐閣 別冊ジュリスト253号、①推奨図書②課題取り組みの参考文献
OECDモデル租税条約 : 所得と財産に対するモデル租税条約 日本租税研究協会 雑誌(ZZ30040834)2017年版①推奨図書②授業内で紹介
グローバル・タックス 諸富徹 岩波新書 9784004318583 ①推奨図書②授業内で紹介
タックス・ヘイブンの経済学-グローバリズムと租税国家の危機 中村雅秀 京都大学学術出版会 9784814003020 ①推奨図書②授業内で紹介

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

コミュニケーションペーパー,manaba+R,その他(教員より別途指示)

備考

授業スケジュールについては、進捗度等に応じて、変更する場合があります。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html