Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
14935:[2025 Fall]Kyoto Studies (GB) 2025 Fall Mon2 College Of Law,College Of Social Sciences,College Of International Relations,College Of Letters HOSHI YUYA 2

Campus

KIC

Class Venue

KENSHINKAN KE402

Language

日本語

Course Outline and Method

テーマは「伝統文化の京都学—―花・茶・香を中心に」です。現在、「伝統文化」や「生活文化」として知られるものに、いけばな(華道)や茶の湯(茶道)、香(香道)があります。これらはよく花・茶・香として三者が関連して語られるように密接な展開を遂げてきました。現在、家元制度とともに形成されてきたものですが、京都が重要な場所になっています。本講義では、花・茶・香の歴史をトータルな視点から学ぶことを通して、「伝統文化」とは何か。京都とは何かを歴史的、地域的な視点から考えます。

Student Attainment Objectives

1)一般によく語られる「伝統」や「伝統文化」とは何かについて、自分なりの見解を持てるようになる。
2)花、茶、香の概要と歴史について必要な知識を持ち、歴史的な視点で考えることができる。
3)これら「伝統文化」が生成し展開した京都とは何かについて、広い視点から考えることができる。

Recommended Preparatory Course

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

京都学とは何か

【20分の+α授業があります。詳細はmanaba+Rを参照】
京都学とは何か。どのような視点から京都を学び考えるのか。京都を学ぶ意義と京都学の歴史についてガイダンスを含めてみてみます。

2

「伝統」とは何か。「伝統文化」とは何か。

京都は、多くの「伝統」や「伝統文化」があります。しかし、そもそも「伝統」「伝統文化」とは何でしょうか。創られた伝統についての議論もあります。この回では、いわゆる京都の「伝統文化」を概観し、以下の講義で取り上げる問題につなげます。

3

花・茶・香の京都学 はじめに

京都を発に展開する「伝統文化」として、ここから花、茶、香を取り上げます。歴史として、花や茶、香の世界は、現在どのような流派が存在するのか。それぞれの概要と起源譚について迫ります。

4

花・茶・香の京都学 古代篇 宮廷文化と仏教文化

前回取り上げた起源譚と文献上確認できる古い姿は何か。京都を起点にしつつ、東アジアまで射程に入れて、華道、茶道、香道が登場する以前の姿を考えます。

5

花・茶・香の京都学 中世篇① 歴史における隠者の役割

花、茶、香の世界は、阿弥号を持つ同朋衆が展開させていきますが、その前段階として、平安後期から増えていく遁世者(隠者)の存在は欠かせません。なぜ隠者が成立し、歴史的な役割を持てたのか。背景の歴史を見てみましょう。

6

花・茶・香の京都学 中世篇② 唐物文化と室町時代

唐物の花器や茶器が好まれ、物合などが広く展開しました。具体的に古記録の記述などを読み、室町時代における唐物文化の具体像と政治文化を考えます。

7

花・茶・香の京都学 いけばな篇 天文文化と立て花

天文年間の文化創造(天文文化)が注目されていますが、花を中心に見てみると、花の流派が登場し、伝書も数多く創られて行きます。この回は花に注目し、天文花伝書群と現在も伝えられる池坊の伝書(『専応口伝』)を中心に見てみます。

8

花・茶・香の京都学 茶の湯篇 本数寄と侘数寄の茶

中世後期、茶屋や茶園が作られ、茶売りも展開していきます。同時に茶勝負(闘茶)から茶の湯文化が成立していきますが、どのような展開を遂げていったのでしょうか。近年の喫茶文化史研究を中心にみてみます。

9

花・茶・香の京都学 香道編 香文化と志野流、御家流

香道の研究は始まったばかりですが、近年中世後期から近世前期の具体像が見えてきました。京都の土倉・酒屋の人々と密接に展開した香文化は、いかに成立・展開したのか。香の世界から戦国京都を読み直します。

10

花・茶・香の京都学 近世篇① 池坊の台頭と千家の成立

足利幕府の崩壊から織豊期、江戸期への展開は、花・茶・香の世界でも激動期でした。花は事実上池坊が残りますが、なぜそうなったのか。また、茶の世界も千家が成立します。戦国時代から近世社会への展開を「伝統文化」の側から見てみます。

11

花・茶・香の京都学 近世篇② 生花諸流の展開

近世に入ると立花(りっか)を大成させた池坊に対し、生花(いけはな)や抛入(なげいれ)といった形式の花が展開します。池坊の近世と生花諸流の展開についてみてみましょう。

12

花・茶・香の京都学 近世篇③ 町衆たちの茶と香

茶の湯文化が栄える一方、番茶や振茶といった煎茶もこの頃成立していきます。喫茶文化史、習俗研究を踏まえてその展開を見ていましょう。また、匂い袋など香文化の独自な展開についても追ってみましょう。

13

花・茶・香の京都学 近代篇 近代化と「伝統文化」

花や茶、香の世界はいかなる近代化を迎えたのか。芸術を志向する花、近代数寄者のサロンとして変貌する茶、そして香の近代とは何か。「伝統文化」形成と三者の生存戦略を京都の近代と関連して見てみましょう。

14

花・茶・香の京都学 近代篇 戦争を越えて

戦争は花や茶、香の世界にも影を落としました。華道報国や茶道報国が叫ばれるなか、総力戦下でどのような展開があったのか。伝統文化と国民国家、そして戦争の関連を確認し、その後の展開から学ぶことを探ります。

Class Format

授業は対面授業で実施する。

Recommendations for Private Study

講義で配布した資料や参考文献の書籍類をよく読み、自分なりに京都学ノートを作成してみてください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 70

「伝統」や「伝統文化」とは何か。その問題点を含めて自分なりの見解を持ち、花、茶、香の歴史や用語などの基礎を踏まえて課題に取り組めているか。

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
30

平常点(リアクションペーパーの提出・質問等)10%
ミニレポート 20%

Grade Evaluation Method (Note)

Advice to Students on Study and Research Methods

講義内で適宜資料を配布しますので、よく読んでおいてください。また、花展や茶会など参加しやすいものについてもアナウンスしますので、是非実際に体験したり見てみてください。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
『1日5分いけばなの歴史』 細川武稔 淡交社 978-4-473-04518-8
『茶の湯の歴史』 神津朝夫 KADOKAWA 978-4044006457 角川ソフィア文庫が新しいです。
『香道の文化史』 本間洋子 吉川弘文館 978-4642058995

Reference Books (Frequency of Use, Note)

Web Pages for Reference

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Communication Paper,Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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