Course Name Year Term Period Faculty / Graduate School All Instructors Credits
33822:[2025 Fall]International Law (E) 2025 Fall Thu4 College Of Economics YAKUSHIJI KIMIO 2

Campus

BKC

Class Venue

Co-learning108

Language

Japanese

Course Outline and Method

国際社会で生じているさまざまの問題を国際法を通して理解することを授業のねらいとします。ロシアによるウクライナ侵略と重大な国際人道法の違反行為、ハマスによるイスラエル攻撃とイスラエル軍による民間施設を含むガザ地区への大規模攻撃など武力行使禁止原則の形骸化、北朝鮮の核開発、国連の集団安全保障制度の現状と問題点、ソマリア沖の海賊、日本の調査捕鯨を捕鯨条約違反とした国際司法裁判所判決や南シナ海に関する中国・フィリピン仲裁裁判判決など次々に生起する実に多様な問題が国際法とさまざまな形で関係しています。この授業では、こうした問題を考える際の、国際法の基本的な知識を修得するとともに、国際法を通じて現実の社会を分析・総合する能力の修得もめざします。これらを通じてリーガルマインドとは何かを考えてみましょう。授業の方法は、過去3年間で平均100名近くの受講生(2024年度は201名)がいるので、95分の講義形式となります。授業で使用するレジュメはおおきなまとまりごとに原則授業日の1週間前までに印刷配布し、パワーポイントは可能な限り授業前にmanaba+Rに掲載しますので、ひととおり予習してください。質問は可能な限り授業時間内に時間を設けますが、下記の連絡へのメールのやりとり又はmanaba+R上で行いたいと思います。また毎回ではありませんが、授業の最後に復習のためのドリルをmanaba+Rを使って行う予定です。授業スケジュールは、皆さんの理解度や関心状況によって多少内容や順番が変わることがあります。
2025年度は対面式講義(95分×14回と+Rという名称のVOD授業の組み合わせ)となりますので、教室授業ではレジュメ等の資料を配付します。

Student Attainment Objectives

①皆さんが国際法の基本的なルールを理解できるようになることが1つの到達目標です。法学部では通常4単位2科目分の対象領域を2単位の授業で講義するのですから、国際法領域全体をカバーすることはできません。そこで授業スケジュールで示すような対象領域に限定して、国際法の原則・規則の内容を講義します。これらの原則・規則をただ覚えるのでなく、なぜそのような原則・規則が法規になっているのかを理解することが目標です。
②もう1つの到達目標は、国際法の原則・規則を断片的に机上の議論として理解するのではなく、これらの国際法規則を通して国際社会に生起している問題を法的に分析し、説明できる力を養うことです。こうした力の到達度をある程度はかれるような成績評価を行う予定です。詳細は授業の中で説明します。

Recommended Preparatory Course

予め履修しておくことが必要な科目はありませんが、できれば前期の日本国憲法など法学関連の科目を履修しておくことによって、皆さんの理解が一層深まると思います。

Course Schedule

Lecture/Instructor(When there are multiple instructors) Theme
Keyword, References and Supplementary Information
1

国際法の構造変化と国際法の法源+R

国際法の歴史、国際法の分権的性格(この部分は+Rとしてオンデマンドで行います)、国際法の成立形式、慣習国際法と条約
したがって+RのVOD授業は第1回授業(教室授業)の終了後を予定しています。詳しくはMANABA+Rのコースニュース又は授業で案内します。

2

慣習国際法と条約法の要点
戦争の違法化と武力行使の禁止原則

条約(条約法の基本事項)

戦争の違法化(正戦論、無差別戦争観、戦争違法化)

3

武力行使禁止原則と国連の集団安全保障

国連集団安全保障制度、国連平和維持活動

4

自衛権
 

個別的自衛権、集団的自衛権、国連憲章第7章と自衛権、軍事同盟と自衛権

5

自衛権行使の条件(前回の続き)
国家の成立と国際法:自決権と国家承認、国家承継

自衛権(前回の続き)

6

自決権と国家の承認

自決権の権利性と権利主体、自決権と領土保全原則、国家の要件、国家の分離独立、外国による承認

7

国家の基本権とその法的表現

主権と管轄権、管轄権の競合と調整、主権免除

8

主権免除原則、不干渉原則、基本的義務

主権免除とは、免除の主体、絶対免除主義と制限免除主義、強制措置からの免除
刑事裁判権からの国家職員の免除、不干渉原則、

9

外交使節と領事任務

外交使節と領事機関の違い、外交使節と庇護権、外交使節団と外交官の特権免除
接受国の外交使節団保護義務、領事保護権など

10

国家のまとめと中間到達度確認テスト

中間到達度確認テストについては進度によって日程が変更することがある。時間は60分程度。

11

国家領域と国際公域

領土、領海、領空、領土紛争、国境画定
南極

12

船舶の航行と海洋法

海洋の構成と海洋法、領海と接続水域、船舶の航行と海洋法

13

船舶の航行と海洋法、公海自由の原則とその修正、排他的経済水域

公海自由の原則と海上警察権、EEZの仕組、境界画定と島

14 最終回授業

海洋法のまとめと最終到達度検証

海洋紛争の処理の手続
最終到達度確認テストについては教室でこの時間(60から70分程度)に行うことを原則とする

 +R

2025年度は14回と+Rになります

+Rについては第1回授業を参照ください(教室での第1回授業の後にオンデマンド形式で行います。第1回目の授業で説明します。)

Class Format

第1回目から第14回まですべて対面形式で行う。これに+Rのオンデマンド形式の授業が加わる。上記の授業のスケジュールは、学生理解も考え進度などにより変更する場合がある。

Recommendations for Private Study

授業の内容は進度によって変更する場合がある。レジュメとパワーポイントは事前にmanaba+Rで配布するので、事前に予習することを期待する。ほぼ上記のスケジュールに沿って授業を行い、内容理解度を尋ねる簡単なドリルテストを行うので、きちっと受講することを基本に置いてください。
今年度も学部の指示に従って、録画(WEB)配信は学部方針に基づいて必要な場合には行いますが、あくまで毎回の対面授業出席が基本です。ドリルテストは毎回の授業なのでいかなる理由によるものであれ、欠席の代替措置を執ることはできません。また、締め切りを過ぎて提出はできませんのでくれぐれも注意してください。
中間到達度確認テスト又はレポートと最終到達度確認テスト又はレポートも、授業時間内に教室内で解答し紙媒体で提出することを基本としています(問題は予め授業等で予告する予定です)。ただし、公的理由による欠席がやむを得ない受講生は予め理由を示して(会社面接など)許可を受けて代替レポートの提出を許可する場合がありますので授業中の指示に従ってください。

Grade Evaluation Method

Kind Percentage Grading Criteria etc.
Final Examination (Written) 0

Report Examination
(A report to be submitted by the unified deadline)
0

Exams and/or Reports other than those stated above, and Continuous Assessment 
(Evaluation of Everyday Performance in Class)
100

ドリルテスト(出席を含む、ただし出席だけでは点数になりません)
中間到達度確認テスト又はレポート評価
最終到達度確認テスト又はレポート評価

Grade Evaluation Method (Note)

ドリルテストを何回かしますので締めきり期限内(原則として授業時間内)に必ずMANABA+Rの小テスト欄に入力してください。「はい」「いいえ」形式の簡単なものですが積み重ねて総計評価の概ね30%とします。ほぼ毎回となるので欠席した場合代替テストはできません。当日のキーワードを授業中に提示しますので,それを入力してから回答してください。
中間到達度確認テスト又はレポートは評価の概ね30%。最終到達度確認テスト又はレポートは概ね40%とします。中間到達度確認テスト又はレポート及び最終到達度確認テスト又はレポートは授業時間内に教室内で配布する解答用紙に記入して提出してもらうことを原則とします。就職面接などやむを得ない公的理由で欠席する人は予め証明書類を添えて申請した受講生については中間到達度確認テスト及び最終到達度確認テストに限り代替レポートを認めます。

Advice to Students on Study and Research Methods

第1回目から教室内での対面授業とします。コースニュースに留意してください。ドリルテスト(平常点の約30%)を毎回必ずうけてください。

Textbooks

Textbooks (Frequency of Use, Note)

特にテキストは指定しません。授業は基本的にレジュメとパワーポイントを使って行います。パワーポイントが講義の筋立てと内容を示し、レジュメは関連する資料を掲載しています。参考書を掲げますので自分の読みやすいもので講義を補ってください。

Reference Books

Title Author Publisher ISBN Code Comment
国際法から世界を見る 市民のための国際法入門 (第3版) 松井芳郎 東信堂 テーマごとに高度だがわかりやすく国際法を解説
判例国際法(第3版) 坂元・薬師寺・浅田・酒井編集代表 東信堂 授業で援用する判例について調べるのに便利
ベーシック条約集2025年版 浅田ほか編 東信堂 授業で援用します
国際法第5版 浅田ほか 東信堂 専門的
逆から学ぶ国際法入門 山形英郎ほか 法律文化社 やや詳しい入門書
国際法第2版 岩沢雄司 東京大学出版会 現職国際司法裁判所判事の書いたト

Reference Books (Frequency of Use, Note)

http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsil/ に入ってみてください。国際法の資料にアクセスできるリンクが指示されています。便利な方法はgoogleの検索画面でキーワードを入れれば大体のものはアクセスできます。例えば「国連」とか「国際司法裁判所」でそのHPに入れます。授業の質問はMANABA+R又はメールで行ってください。yakusiji@fc.ritsumei.ac.jpです。

Web Pages for Reference

授業で指示します。

How to Communicate with the Instructor In and Out of Class(Including Instructor Contact Information)

Learning Management System (manaba+R),Talk with Students,Other (Separate instructions will be provided)

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URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/