授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15937:[2025 秋セメスター]道徳教育論(S) 2025 秋セメスター 金1 産業社会学部 伊藤 陽一 2

キャンパス

衣笠

授業施設

学而館GJ401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
 道徳教育は、学校教育が担う教育活動であり、そのことは学校教育法施行規則に規定され、具体的な指導は、学習指導要領を基準として各学校が編成する教育課程を基に行うことになっています。
  学習指導要領第1章総則には、「学校における道徳教育は,特別の教科である道徳(以下「道徳科」という。)を要として学校の教育活動全体を通じて行うものであり,道徳科はもとより,各教科,外国語活動,総合的な学習の時間及び特別活動のそれぞれの特質に応じて,児童の発達の段階を考慮して,適切な指導を行うこと。道徳教育は,教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき,自己の生き方を考え,主体的な判断の下に行動し,自立した人間として他者と共によりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標とすること。」と示されています。
  本授業では,「道徳とは何か」「道徳性とは何か」について道徳教育の歴史をたどりながら、道徳と道徳教育の本質について考察していきます。そして、学習指導要領に示されている道徳教育、その要としての道徳科誕生の背景について理解し、それらの目標や内容、指導計画等をカリキュラムマネジメントの視点から考察し、現代的な教育課題への視野や展望を広げていくことを目指します。
 また、道徳科の特質を生かした学習指導の展開(指導方法・評価)を考察し、単元計画や学習指導案等を作成する技能を身に付けることによって、実践的な指導力を獲得することを目指します。
上記の目標を達成するために毎回の授業では、ペアやグループ(座席指定)での対話的な学びと自己省察を行います。

【授業の方法】
本科目は大学設置基準ならびに立命館大学産業社会学部則、立命館大学大学院社会学研究科研究科則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

Ⅰ 道徳、道徳教育の意義や本質をその歴史的経過を踏まえて説明することができる。
Ⅱ 学校教育における道徳教育、道徳科誕生の経緯を踏まえて、学習指導要領に示された目標と内容を理解している。
Ⅲ 道徳科の特質を理解し「考え、議論する道徳」を目指した学習指導案が作成できる。
Ⅳ 道徳教育、道徳科の評価の意義や指導方法を踏まえ、現代的な道徳教育の展開について提言できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

特にありません。

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

授業についてのオリエンテーション
小学校・中学校時代の道徳の授業を思い出しての交流 

授業の概要と方法、シラバス、到達目標と評価  
【+R授業】詳細はmanaba+Rを参照

2

「道徳」とは何か 「道徳教育とは何か」

「道徳」のイメージ 「道徳」の語源 「倫理と法」「徳の騎士」について 自由の相互承認の原理 道徳的価値 コールバークの道徳性認知発達理論 自律 他律 社会律

3

日本の「道徳教育」は、どのように展開されてきたのか。

江戸時代から明治・大正・昭和の時代までの道徳 戦後の道徳教育 教育基本法

4

学習指導要領における「道徳教育」は、どのように変遷してきたのか。
学校における道徳教育と道徳科

学習指導要領における道徳教育の変遷 道徳科の設置の背景 道徳教育の目標
道徳性の諸様相

5

「特別の教科 道徳」道徳科に期待されるものは何か。
学習評価とは何か。

道徳科の目標と内容 育成すべき資質・能力 「教科」としての道徳 評価の意義

6

「考え、議論する道徳」とは何か。

内容項目 「読む道徳」から「考え、議論する道徳」への質的変換 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」の授業 

7

道徳科における多用な指導法とは何か。

問題解決的な学習 モラルジレンマ授業(「ハインツのジレンマ」)「二通の手紙」
自我関与 体験的な学習 役割演技 

8 

道徳科における学習指導過程と教材分析はどのようにするのか。

学習指導過程  教材研究 教材分析・価値分析シート「ブランコ乗りとピエロ」
道徳科の授業フレーム

9

➀質の高い多様な指導方法
読み物教材を用いた授業づくりは、どのようにするのか。

定番教材を用いた授業 学習指導案作成「絵葉書と切手」

10

②質の高い多様な指導方法
読み物教材を用いた授業づくりは、どのようにするのか。

定番教材を用いた授業 学習指導案作成「手品師」

11

③質の高い多様な指導方法
読み物教材を用いた授業づくりは、どのようにするのか。

定番教材を用いた授業 学習指導案作成「ロレンゾの友達」

12

④質の高い多様な指導方法
偉人教材を用いた授業づくりは、どのようにするのか。

偉人教材を用いた授業づくり 学習指導案作成「杉原千畝」
偉人教材の授業での留意点 

13

現代的な課題「いじめについて」の道徳科の授業(動画)を視聴して、気付いたことは何か。

道徳科の授業を見る視点 教師の働きかけ 子ども達の発言や思考 授業省察(フィールドノーツ)の方法

14

今までの「道徳教育論」の振り返って

道徳教育のキーワードの説明(15分間の授業) 
「学習のまとめレポート」作成と「学習指導案」作成(80分)

授業実施形態

全ての授業は、対面で実施する。対面における同時配信・録画配信は行わない、(特別な事情の場合を除く)【+R授業】は第1回授業前に実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

・毎回の授業後、manaba+Rのコンテンツ欄にアップされる「授業内容」を活用して、振り返り(復習)をして次の授業に臨むことがが重要。特に学習指導案については、「授業内容」を参考にして、自己点検が必要。
・「小学校学習指導要領(平成29年告示)」「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説・特別の教科 道徳編」を事前に熟読し、授業に臨むことを推奨します。
・授業中に推薦する図書等を読むことを推奨します。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

・毎回提出されたワークシート,学習指導案等の内容と授業中でのペアやグループ内での話し合いへの参加意欲・態度とコミュニケーション能力とを総合的に評価する。
・毎回の授業内容の理解度(ワークシート・指導案等)に応じ、0~5点で評価する。
・第14回の授業では、期末レポート作成、学習指導案を作成し、それを35点で評価する。

成績評価方法(備考)

・継続して授業出席することを重視。
・毎回,出席を確認し,2/3以上を評価要件とし、2/3以上授業に出席してワークシート・学習指導案を提出した者のみを成績評価の対象とする。
・10分以上の遅刻は、欠席扱いとする。(特別考慮すべき事情以外)

受講および研究に関するアドバイス

・授業中でのペアやグループでの対話活動・協同共同活動で、他者の思いや考えを交流し、深めていけるように積極的に参加することを期待します。
・「小学校学習指導要領」「小学校学習指導要領解説・特別の教科 道徳編」をはじめ道徳に関する書物等に触れることが望ましい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は特に指定しない。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
小学校学習指導要領 文部科学省 東洋館出版社
小学校学習指導要領解説 特別の教科道徳編 文部科学省 東洋館出版社
道徳教育 荒木寿友他 ミネルヴァ書房

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/