授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
12520:地理学(LB) § 12521:(教)地理学(GB) 2022 春セメスター 火3 法学部,産業社会学部,国際関係学部,文学部 松岡 恵悟 2

キャンパス

衣笠

授業施設

清心館SE401号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 地理学は、地表で展開されるさまざまな空間現象について、その地域差(あるいは共通性)に着目しながら追究して行く学問分野である。そこで扱われる空間現象には大きく分けて、地形、気候、植生、水文などの自然現象と、政治、経済、産業、社会、宗教・文化など人文現象があるが、とても多岐にわたり、残念ながらその全てをこの科目で扱うことはできない。また特に地形や気候などの分野では数理的な素養も要求されることがあり、初学者には馴染みにくい部分があるかもしれない。そこで、この科目では、主に日本国内を対象地域としてとりあげ、産業立地や人口増減などの、人文現象のなかでもわれわれの生活に身近な地域の成り立ちを読み解くための基本的事項を中心に据え、その理解の前提として必要な範囲で地形や気候などの自然現象や地図の利用についても触れる形で講義を進める。そうしたプロセスを通じて、地理学の基礎的な知識と地理学的な考え方を修得することを目指す。

※教室で授業を行わない期間(2回分)への対処として、いくつかの分野・テーマの基礎的部分の予備学習を行う形とする。その学習内容は、地理学を学ぶうえで、あるいは教員として生徒に教えるうえで基本的かつ重要なものであり、本来的には小学校~高校の社会科の授業のなかで学ぶものであるが、例年この科目の受講生の多くにおいて、その理解が決定的に不足している部分でもあるので、この機会を利用して真摯に取り組むことを期待する。なお、毎回の授業予定日までに資料のPDFをmanaba+Rの「コンテンツ」にて掲示するので、学習に取り組むこと。この間の課題については、後日、manaba+Rや対面授業を通してコメント等をフィードバックする。

受講生の到達目標

 地理学の基本的な概念や研究方法を理解し、それでもって自ら地域の空間的現象について背景や要因、構造、他の空間的現象との連関などを考えることができる。また、そのような文脈で他者に空間的現象について説明することができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

導入Ⅰ:「地域」とは?/基本的な用語の確認
※manabaからオンデマンドで提供予定

地域の概念、地域とスケール

2

導入Ⅱ:地域と人口
※manabaからオンデマンドで提供予定

人口の自然増減と社会増減、労働力移動、少子・高齢化

3

地図の利用 Ⅰ:地図の原理

地図測量、測地系、地図投影法

4

地図の利用 Ⅱ:地形図

地形図、国土地理院、地図記号、日本の地図教育

5

地図の利用 Ⅲ:主題図の利用について

主題図、統計地図、絶対分布図、相対分布図、地図表現法

6

地図で見る日本のすがた

統計地図、地域差

7

自然環境の地理 Ⅰ:地形の形成

世界の大地形、プレートテクトニクス、活断層

8

自然環境の地理 Ⅱ:地形と人々のくらし

身近な地形の形成、台地、扇状地、沖積低地など

9

産業の発展と立地Ⅰ:工業化と地域の変化

産業革命、貿易、経済発展

10

産業の発展と立地Ⅱ:産業・都市の立地

中心地理論、工業立地論、ほか

11

産業の発展と立地Ⅲ:貿易・物流

国際分業体制、比較優位、コンテナ輸送

12

都市について考えるⅠ:グローバル化と都市の成長・衰退

アメリカ大都市の例、地域社会の「分断」

13

都市について考えるⅡ:東京の発展と周辺地域

産業集積と都市圏の拡大

14

都市について考えるⅢ:大都市圏の内部空間構造

居住地域分化、経済的な格差の分布

15

京都の地理

地形と都市の立地、都市空間構造

授業実施形態

【BCPレベル1~2】
(受講登録者数次第)
第1週目、第2週目はメディア授業で実施します。
受講登録者数が教室定員以下の場合は、第3週目から対面授業を実施します。
受講登録者数が教室定員を超えた場合は、第3週目以降もメディア授業を継続します。ただし、グループ分け等の方法により対面授業を実施する場合もあります。
第3週目以降の授業実施形態は、本登録期間終了後にmanaba+Rで通知します。

【BCPレベル3~4】
(メディア授業)
メディア授業で実施します。

授業外学習の指示

 とくに教員免許の取得を目的として受講する者について、例年、多くの受講生は中学程度の「社会科」の知識でさえ事欠くような状況にあり、それを補うために何らかの学習は必要と思われるので、留意しておいて欲しい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記)

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

不定期に数回、授業中の作業または宿題として課題(レポートなど)を課す。
また、受講確認を兼ねたアンケートや小テストを出題することがある。

成績評価方法(備考)

受講および研究に関するアドバイス

 教科書は使用しないかわりに毎回レジュメ・資料を配布する。ただし、その資料類はモノクロ印刷で表現の限界もあり、地図など細かいものは印刷に耐えないため、高校で「地理」を履修しなかった学生にとっては、授業内容の理解の助けとして十分なものとは言えないかもしれない。必要に応じて、中学・高校向けの地図帳や地理資料集を活用してほしい。

 例年、講義内容を理解するための前提知識として、地理分野だけではなく社会科全般の知識が著しく不足している受講生が多く見られる。また、地理分野においてはある程度の数学力(とりあえずは小学校の算数レベルで十分)も必要であるが、その点もおぼつかない受講生も少なくない。この科目の単位取得において高度に専門的なスキルを要求するつもりは全くないが、なみの中学生や高校生が学ぶ程度のことは十分に理解できるようでなければ単位を与えることはできないので、そのつもりで緊張感をもって臨んでほしい。

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html