授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
34806:環境経済学(E) § 34807:環境経済評価論(3X) 2024 春セメスター 水2 経済学部,理工学部 笹尾 俊明 2

キャンパス

BKC

授業施設

コラーニングⅠ 201号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

 環境問題の解決、ひいては「持続可能な社会」の実現に向けて、経済学がどのように貢献できるか考える。前半ではミクロ経済学をベースに、環境税や排出量取引、デポジット制度など環境政策における経済的手法の考え方を学ぶ。後半では、環境経済・政策学に関係するいくつかの社会的課題(拡大生産者責任、食品廃棄物・食品ロス、再生可能エネルギーの促進など)を取り上げ、経済学的な考え方の有効性と課題について検討する。
 基本的に穴埋め式のレジュメに基づき、パワーポイントを用いて授業を実施する。授業中manabaの出席カードとアンケート機能等を利用して、簡単な質問に答えてもらい、受講者の回答をリアルタイムで共有する機会を設ける。また授業に関する意見・感想や質問を集約し、その後の授業で質問の一部にフィードバックを行う機会も設ける。

受講生の到達目標

1.環境政策における経済的手法の考え方について、図を用いて説明できる。
2.環境問題に関する国内外の現代的課題について、経済学的な観点から説明できる。
3.環境問題に関する国内外の現代的課題に対応するための、経済的手法の相違やメリット・課題について説明できる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

環境経済概論、基礎ミクロ経済学

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1

環境のための経済学が求められる背景

持続可能な開発(発展)、SDGs、環境と経済のトレード・オフ
※初回のみメディア授業(オンデマンド)で実施します。

2

外部性

外部経済と外部不経済、市場の失敗

3

外部性の内部化

ピグー税、環境税、汚染者負担(支払い)原則

4

環境補助金の理論と実際

ピグー的補助金、環境補助金

5

当事者間交渉による解決法

コースの理論(定理)、取引費用

6

環境税の理論

限界削減費用、ボーモル・オーツ税、費用効率性

7

排出量取引の理論と実際

排出量取引、キャップ・アンド・トレード、費用効率性

8

環境税か排出量取引か?

ワイツマン定理、不確実性、ポリシー・ミックス、炭素国境調整措置

9

デポジット制度の理論と実際

デポジット制度、リサイクル、リユース

10

循環経済実現のための経済政策:拡大生産者責任

3R、拡大生産者責任(EPR)

11

容器包装リサイクル政策:拡大生産者責任の適用例1

容器包装リサイクル法、レジ袋有料化

12

家電リサイクル政策:拡大生産者責任の適用例2

家電リサイクル法、リサイクル料金

13

食品廃棄物リサイクルと食品ロス削減

食品リサイクル法、食品ロス削減推進法

14

再生可能エネルギー普及促進のための経済政策

再生可能エネルギー、RPS、FIT、FIP

15

地方環境税:産業廃棄物税と森林環境税、まとめ

産業廃棄物、産業廃棄物税、森林の公益的機能、森林環境税

授業実施形態

初回のみメディア授業(オンデマンド配信予定。授業動画の接続情報は授業開始時刻までにコースニュースで通知)で、2回目以降は対面授業を基本とする。

授業外学習の指示

・授業で出されるレスポンス課題や小テスト・レポート課題に取り組むこと。
・講義の大部分は積み上げ式の内容なので、適宜、講義レジュメに挙げた参考文献を参照するなどして、講義内容の復習に努めること。
・各種メディアを利用して、常に具体的な環境問題に関心を向けるよう心がけてほしい。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)
0

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業期間内に課される小テストとレポート課題(60-70%)、レスポンス(30-40%)による評価

成績評価方法(備考)

成績評価は上記の方法に従って行い,それ以外の代替措置は行いません。特に卒業年次の学生は注意してください。

受講および研究に関するアドバイス

教科書

教科書(使用頻度、その他補足)

教科書は指定しない。manaba+Rを通じて講義レジュメを配付する。

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
環境経済学の第一歩 大沼あゆみ・柘植隆宏 有斐閣 9784641150898 特に前半部分が授業前半で有用
環境経済学をつかむ(第4版) 栗山浩一・馬奈木俊介 有斐閣 9784641177291 特に前半部分が授業前半で有用
循環経済入門ー廃棄物から考える新しい経済 笹尾俊明 岩波書店(岩波新書) 9784004319870 特に後半部分が授業後半で有用
環境経済学入門 バリー・C・フィールド 日本評論社 9784535551343

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

講義内で随時紹介する。

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

manaba+R,学生との直接対話

備考

【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:http://www.ritsumei.ac.jp//students/pathways-future/course/curriculum.html