授業科目名 年度 学期 開講曜日・時限 学部・研究科 全担当教員 単位数
15935:[2025 春セメスター]スクールソーシャルワーク論(S) 2025 春セメスター 木2 産業社会学部 佐々木 千里、長澤 哲也 2

キャンパス

衣笠

授業施設

以学館IG301号教室

授業で利用する言語

日本語

授業の概要と方法

【授業の概要】
スクールソーシャルワークは、アメリカにおいてはソーシャルワークの草分け的分野のひとつです。日本においては、いくつかの地域でのスクールソーシャルワーカー活用の先行事例をふまえて、2008年に文部科学省が「スクールソーシャルワーカー活用事業」を開始したことから、全国でスクールソーシャルワーカーの活用が進みつつあります。
この授業では、子どもの抱える多様な課題、学校の役割や機能、それらをふまえたスクールソーシャルワークの理解と活用、応用などについて講義や演習等で学んでいきます。

なお、授業では、毎回異なるテーマを取り上げます。それらの理解と知識や思考の積み上げによって「スクールソーシャルワーク」の学びを深めるという構成です。


【授業の方法】
本科目は大学設置基準および立命館大学産業社会学部則において、区分を面接授業とする。詳細な実施方法については、manaba+Rのコースニュース、「授業スケジュール」および「授業実施形態」欄を確認のこと。

受講生の到達目標

①学校を基盤に子どもの最善の利益を追求する活動であるスクールソーシャルワークを理解する。
②スクールソーシャルワーカーとして活動するための理論とそれをふまえた実践のあり方を理解する。
③教員などの立場でスクールソーシャルワーカーを活用する場合のあり方を理解する。
④教員などの立場でスクールソーシャルワーク的な視点を身につけた教育活動のあり方を理解する。
⑤子ども支援や子ども理解のための知識や考え方を身につける。
⑥テーマに即した論述、記述ができる。

事前に履修しておくことが望まれる科目

授業スケジュール

授業回数/
担当教員(複数担当の場合)
テーマ
キーワード・文献・補足事項等
1回 4/10 対面授業

受講についての説明、スクールソーシャルワーカー活用の状況

①受講について
②スクールソーシャルワークの歴史
③学校の現状

2回 4/17 対面授業

日本の学校の特性

①歴史・法・制度
②学校の組織
③教育委員会
④教職員の役割

3回 4/24 対面授業

学校の役割

①「児童虐待」をめぐる学校の課題
②「児童虐待」への理解と対応

  ※「要保護児童地域地域協議会」についての20分のオンデマンド視聴あり

4回 5/1 対面授業

学校の役割

①「発達上の特徴」への理解と対応(特別支援教育)
②多様性をふまえた教育保障等

5回 5/8 対面授業

学校の役割

①「「いじめ」や「不登校」をめぐる学校の役割と課題
②「チーム学校」のあり方
③「学校プラットフォーム」等で求められていること

6回 5/15 対面授業

スクールソーシャルワークとは

①ソーシャルワークの理論
②理論をふまえたスクールソーシャルワークの必要性

7回 5/22 対面授業

スクールソーシャルワークの支援プロセス

①ソーシャルワークの支援プロセス
②スクールソーシャルワークのアセスメントの対象

8回 5/29 対面授業

スクールソーシャルワークの支援プロセス

①アセスメントのあり方
②プランニングのあり方
③モニタリング等のあり方

9回 6/ 5 対面授業

スクールソーシャルワーカーの支援のあり方

①ケース会議の意義
②ケース会議のあり方

10回 6/12 対面授業

スクールソーシャルワーカーの支援のあり方

スクールソーシャルワーカーの活動の実際

11回 6/19 対面授業

スクールソーシャルワーカーの活用

①スクールソーシャルワーカーと学校
②スクールソーシャルワーカーと地域

12回 6/26 対面授業

演習

模擬事例のアセスメント・プランニング

13回 7/ 3 対面授業

スクールソーシャルワーク実践の課題

①スクールソーシャルワーカーの人材確保、質の担保
②教育委員会等のビジョン
③学校の理解
④スーパーバイザーの役割

14回 7/10 対面授業

学習のまとめ

①学習理解度テスト「60分」
②講義(事後説明・解説を含む)「35分」

授業実施形態

全て対面授業にて実施します。【+R授業】は第3回授業で実施します。詳細については、manaba+Rにて周知します。

授業外学習の指示

テキストやレジュメの活用、参考図書の閲覧等によって、予習や復習をしておいてください。スクールソーシャルワーク、学校教育、児童虐待、発達障がい等の研究会に参加したり、社会情勢と子どもの状況についての関係性等について意識を高くもって、知識や情報を得るよう心がけてください。積極的に新聞を読むなどして、自分の興味関心事以外のことも含めて社会全体の状況を把握しておくことをおすすめします。

成績評価方法

種別 割合(%) 評価基準等
定期試験(筆記) 0

レポート試験
(統一締切日を締切とするレポート)

上記以外の試験・レポート、平常点評価
(日常的な授業における取組状況の評価)
100

授業の最終日に学習理解度テストを実施します。第1回~13回までに8回以上の出席または5回以下の欠席が確認できた受講者が評価の対象となります。テストは100点満点とし、問いに適切に応答していること、授業での学習内容をふまえていること、論理的であること、解答方法の指示にしたがっていること等の観点で評価します。

成績評価方法(備考)

この授業は「自ら考える」姿勢を重視します。受講者は、毎回異なるテーマを取り上げながら知識を積み上げ思考を重ね、総合的に学習を深めるという授業の組み立てです。
それをふまえて受講者には、全14回の授業のうち9回以上の出席を求めます。

注意事項:
①学習理解度テストについて
・第1回~第13回の学習内容が範囲となります。授業内容をふりかえり、また教科書や資料をよく読んで学習を深めておいてください。

②授業中のネット検索について 
自ら考えることを重視するため、原則として学習内容における授業中のネット検索は禁止します。

③「公欠届」の扱いについて 
事前に公欠届けが提出されている場合は欠席扱いとはせず、当該授業での配布物を保管します。

④「試合等参加証明書」の扱いについて 
事前に試合等参加証明書が提出されている場合は、当該授業での配布物を保管します。
※③④について、事前に提出できない理由がある場合は、個別に相談してください。

受講および研究に関するアドバイス

・毎回の授業で取り上げる内容は多様であり、毎回異なりますが、それらの積み上げによって全体の理解が深まるという構成です。それは、学習理解度テストにも反映されます。これらを踏まえて、地道かつ積極的な研究態度で受講してください。

・受講者は、必ずテキストを用意しておいてください。

教科書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
ジェネラリスト・ソーシャルワークを実践するためにースクールソーシャルワーカーの事例からー 高良麻子・佐々木千里 かもがわ出版 ①授業での活用 ②原則、毎回持参する ③資料活用以外は使用する

教科書(使用頻度、その他補足)

参考書

書名 著者 出版社 ISBNコード 備考
子どもが笑顔になるスクールソーシャルワーク 髙良麻子・佐々木千里・鈴木庸裕 かもがわ出版 ①教員がスクールソーシャルワークを実践するため、またはスクールソーシャルワーカーを効果的に活用するためのテキスト②予習・復習
子どもへの気づきがつなぐ「チーム学校」 鈴木庸裕・佐々木千里・住友剛 かもがわ出版 ①チーム学校のあり方 ②予習・復習
子どもの貧困に向きあえる学校づくり 鈴木庸裕・佐々木千里・他 かもがわ出版 ①子どもの貧困に向き合う学校の理解 ②予習・復習
地域共生社会に向けたソーシャルワーク 日本社会福祉士会 中央法規 ①求められているソーシャルワークのあり方 ②予習・復習
多文化社会を生きる子どもとスクールソーシャルワーク 鈴木庸裕・荒井英靖・佐々木千里 かもがわ出版 ①多様な背景を持つ子どもたちへと学校ソーシャルワーク ②予習・復習
スクールソーシャルワーカーの学校理解 鈴木庸裕 ミネルヴァ書房 ①学校を多様な角度で理解する ②予習・復習

参考書(使用頻度、その他補足)

参考になるwwwページ

http://www.mext.go.jp/ 文部科学省 キーワード「スクールソーシャルワーカー」
http://www.jacsw.or.jp/ 日本社会福祉士会 キーワード「スクールソーシャルワーカー」 
http://www.japsw.or.jp/ 日本精神保健福祉士協会 キーワード「スクールソーシャルワーカー」
http://jssssw.com/ 日本学校ソーシャルワーク学会

授業内外における学生・教員間のコミュニケーションの方法

学生との直接対話,その他(教員より別途指示)

備考

担当者の実務経験について
本講義の担当者は、中学校の教員およびスクールソーシャルワーカーとしての実務経験を有しており、現在は複数の自治体でスクールソーシャルワーカー・スーパーバイザーとして活動している。
本科目では、そこから得られた知見を授業内容に反映させている。
【科目ナンバリング・カリキュラムマップはこちらから/Click here to see the Curriculum-Map and Course-Numbering】
URL:https://secure.ritsumei.ac.jp/students/pathways-future/course/curriculum.html/